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揺れる思い・・・

男のロマンです・・・

火曜日の1限目・・・



俺と森永は他の平日では遅刻をしたりする時もあるが、

この授業だけは遅刻することはない。


というか、30分前には教室にスタンバっている。

しかも・・・


一番前の席にだ!!!


別に席を決められるわけではないが、俺と森永は一番前の席に座る。


この教室は階段状になっており、入り口はなぜか一番後ろ、

一番高い位置にあり、そこから机に向かうために下りて来なければならないのだ。


俺と森永が座る一番前の席というのは、

その入り口から真っ直ぐのびた先にある一番前の席である。



俺達が来てしばらくすると続々と男子が登校してくる。

そして・・・


この通路を挟んでみんなが座っていくのである。


通路を挟んだ席は大変人気があるため

俺達の姿を見て、舌打ちをする者までいる。


・・・彼らは、俺達が30分前に登校する前まではこの席に座っていた者達だ。


奴らのことだ、俺達が今回30分前に来たことを理解して、

次は30分以上前に来るだろう・・・

ならば俺と森永は更に早く来るだけだ・・・



8時45分


授業が始まる15分前だと言うのに、ほとんどの男子生徒が登校している。

3、4組の二組が合同の授業であるため席は結構埋まっている。

それも通路傍の席にはどこにも空きがないほどだ!!

他のエリアは結構空いてはいる・・・



8時50分


男子の気配がソワソワしだす。



8時53分


この時間になると通路を挟んで座っている友人と話しだす男性陣。



8時55分


その時、後ろの扉が開かれる!!!


男性陣は話してはいるものの、その視線は

全身全霊を込めて後ろへと注がれるのであった。


ただし!!


相手に悟られないようにしてだ!!!


今、教室へ入ってきたのは山田さんと呼ばれる4組の生徒。


一歩、また一歩と入り口から階段通路へと近づいてくる。

そして!!


一歩階段へ踏み出すと!!


「「「おおぉぉぉ~!!」」」


と男性陣は


心の中で感嘆する!!


何にって?


そんなの決まっているじゃないか!!


揺れる・・・


巨乳に対してだ!!!


というか、話しかけないでくれ!!

この時は絶対に全身全霊を込めて集中しなくてはならないんだ!!


あの前後左右に揺れる胸を!!


・・・


・・・


今日も良い物を拝ましていただきありがとうございました・・・



このためになら俺は早起き出来る!!


来年の授業もこの教室で山田さんと一緒に受けれることを切に願っているのであった・・・




後日談


それはお昼の食堂のことであった。

俺と森永、他数名で食べていると、

となりのテーブルに俺達の拝む対象である山田さんとそのグループが座ったのである。


その時に、


「山田、あんた・・・


 階段で胸が暴れてるの男子がガン見してるの分かってる?」


思わずその言葉を聞いて、食べていたものが吹き出しそうになる。

ただ、何とか平静を装うことに成功したのだが・・


「わかってわよ~。」


・・・ええぇぇ!!!!


驚きの発言が俺達に聞こえてきたのである。



「わかってないんだよね、男子って・・・


 見られていることに気づいているって。」


・・・マジですか?



「いやじゃないの山田は?」


「え、だって・・・


 アリに見られたからって気にする?」


・・・あ、アリですか僕たち・・・



「それにうちらの男子ほとんど興味ないしね~。」


「そりゃそうだね~。」


そう言って大笑いをしている山田さん達のグループであった・・・


・・・


俺達だってお前たちに興味なんかないし!!


お前らだけじゃないんだぞ!!!


っと、心の中で叫ぶのであった。


今日もご馳走様でした!!!

来週も是非とも宜しくお願いします!!!



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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