ノワールの月の海
気がつけば虚空に浮いたのは…ノワールの月の海。黒い翳りの返景のなか。想いは辿る。それは辿り着く運命はどこに。それに至る場所は…? 現実のなか…シンクロニシティ。偶発的…それは偶然にも思うような運命に翻弄されていく二人の男女。そこにある物語。小夜莉(こより)という女性…仕事に生きている日々。不思議な書店…ノワール書店という建物。そこにいる奏(かなで)という一人の男性。出会うはずの無かった二人は…どこに向かうのか。物語も…それはどこか降り止む事は無い霖雨のような愛情の紡ぐ物語に…
Ⅰ.プロローグ[月の海]
2017/07/19 00:12