キルキルスキル
「クソが!女の体な上にこの人の似姿かよ!……まて落ち着け俺よまずは落ち着くんだ、クールなヘッドにホットなハートだ」
クールだクールになるだ俺、困った時は正当方まずは基本を大事にだ。
「仕事中だと思えば良いんだ、私はまだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ大丈夫まだ壊れない」
少し落ち着いてきたぞ
「ポジティブそうポジティブだ!女性の方が金を作りやすいぞ!女性の方が心理戦にも有利だ!女性の方が割引が多い!女性の方がウガーー!」
やはりダメだやり場の怒りをこの岩にぶつけよう!
近くにあった岩に怒りを乗せた拳をぶつけた、痛みなんか知るかクソがよー!
「……あ?なんだよこの岩」
殴った岩の方が凄い音して壊れたぞ?
「いや本当に今は落ち着け私よ」
仕事中の言葉使いに自然と戻す、こうする事に寄って多少理性的になるからな
「物理特化ってスキルです?それとも身体能力の性ですか?こちらのスタンダードな人間の地の力?
」
ますますわからないな、ゲームと同じでメニューからのステータスとかが欲しいところだ。
物理特化って具体的にはどういう効果なんだ?いまいち範囲が広い様な、狭い様な。
「とりあえず冷静になるのに安全を確保したい、どうせいるんだろモンスター?」
誰につぶやくでもなくそう言う。
ゴブリンとかこの身体が捕まったら過酷過ぎるし、興奮状態だといらんミスする可能性もある。
「拠点を探そう拠点、拠点拠点拠点拠点拠点拠点拠点拠点拠点拠点拠点ー!」
ダメだな冷静になれないな。
しばらく歩くと洞窟を発見した…そしてオークも、クソがよー!
「ガァアアアア!!」
明らかな咆哮、コミニュケーションを図れる自信がない。
「2メートル半ぐらい丈がありそうですね?何を食べたらそんな成長するの?」
こちらの言語が通じてくれ。
あ、それはお肉を食べるからだよ?とか言ってくれ、そうすれば知性あるから交渉できるという事になる。
「…あ?」
気付いたら木に叩きつけられていた、何があった?
良くみるとオークがゴルフのショットした後のポーズになってた、つまり棍棒で叩き飛ばされたのか。
「痛くはない…ですね、物理ダメージ耐性なんですかね?」
とりあえずこっちも攻撃してみるか。
「右ストレートとかで様子見で良いですよねオークさ?!」
加速を付けようと思っ切り縮めた足を広げた時、身体が浮いた。
力を入れすぎたね加速できたけど、スーパー魚雷飛び弾という必殺技にしよう……生きていれば。
オークは棍棒を野球のバットみたいに構えてやがる、こいつ打ち返す気満々じゃねーか。
しかもこいつイチロースタイルかよバッティングホーム
「ぶもぉ!?」
二つの砕ける音が聞こえた、一つは棍棒なのは分かった。
「私硬いな」
オークの顎が砕けていた。