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欠陥と超能力者  作者: 神蔵 悠介
~協高祭編 上 ~
27/32

二十七話 協高祭編 Ⅷ

お久しぶりです。今月は上手くいけば後二回は行けそうですね。更新が


さて、協高祭です。相手の喉仏を食いちぎってくれみんな。

 賢次は俊から殲滅の報告を受け、次の指示を出そうとする。

「彰吾」

『――どうした?』

「俊が一チームを壊滅させたぞ」

『流石』

「お前もある程度はやるんだろ?」

『あぁ、そのつもりだ』

「分かった。援護しよう」

『了解』

 通信を終え、賢次は彰吾のいる方へ銃を向ける。

 マガジンを入れ替えて狙撃準備を行う。

 彰吾はマップを表示して、近くに相手とビーコンがあるのを把握する。

「ある程度荒らすか……」

 サブマシンガンのベクターを持って向かう。

 ある程度走ると相手ビーコンエリアに侵入した所で、ハッキングを開始する。

 ハッキングは非常に簡単で、エリア内に入りハッキングボタンを押すだけでハッキングが開始される。

 しかし、ハッキングをする場合相手から攻撃を受けてはいけない。

 エリア内に相手が多ければ多い程、ハッキングの時間も掛かる。

 それだけで無く、ハッキングが開始された瞬間、

『ハッキングされてます。ハッキングされてます』

 と警報装置が作動する仕掛けになっている。

 相手は周囲を警戒すると、すぐに彰吾を見つける。

「いたぞ!!」

 アタッカーが彰吾に近づく、彰吾は岩陰に隠れるがハッカーとビーコン、ガンナーによる威嚇射撃により、そこから動けない。

 しかし、彰吾は動けないのでは無く、動かなかった。

 殆ど近くまで来たアタッカーは剣を取り出して、彰吾を倒そうとするが、

「え? あ、動かない……!?」

 数秒遅れてから銃声が聴こえる。

 そして、彰吾は岩陰から出てアタッカーに近づく。

「な、何で普通に出てこれる!? 後ろには――」

 その数秒後には三回銃声が聴こえた。

 彰吾は剣を取り出して、アタッカーを突き刺す。

 突き刺してから捻り、電力を全て使い切らせリタイアさせた後に歩いて、他のメンバーを倒す。

 全員倒すとそのチームの設置ビーコン全てが自軍の物になり、ハッキングの必要がなくなった。

 彰吾は耳に手を当ててインカムを起動させる。

「ナイス狙撃」

『この距離なら簡単だ』

「心強いな」

『だが、悲報だ。麻痺弾を今ので殆ど使って後一発だ』

「了解」

 そういうと彰吾は相手が来ない内にその場を離れる。

 賢次は彰吾がその場から離脱を開始したのを見ていると、連絡が入る。

「どうした?」

『もう一チーム潰した。どうする? 控えるか?』

「いや、やるだけやってきてくれ」

『了解』

 通信を終了してから賢次はスコープを覗き、長崎と杏華のいるポイントを見る。

 M2000を構えて毒弾(電力を減らし続ける弾)を装填。

 装填後、相手を狙撃して全弾命中させる。

 着弾の威力と毒で相手は多少驚きを隠せないでいると、側面から俊が表れて相手に強襲を掛ける。

 俊に強襲を受け、相手チームは全滅。全滅を確認し、賢次はマップを表示させる。

「残りチームは二チームか。まぁ、もう終わりだな」

 賢次が言うと、試合終了のブザーが鳴り響く。

『試合終了! 第4女学院の勝利!!』

 アナウンスと同時に歓声が巻き起こる。

 モニターで戦いを見ていた沙由莉は立ち上がる。

「どこいくの?」

 深月は少し笑いながら沙由莉に問うと、

「……、控え室に」

「いってらっしゃい」

 沙由莉は走って特別席から彰吾達が使っている控え室に向かう。

 それを見送る二人。

「いいもの見れましたね」

「ええ」

 沙由莉の後ろ姿を見ながら言う真と深月であった。

 そんな沙由莉は彰吾に会うために廊下を走る。

「彰吾さん……!」

 走りながら小さく呟く。




 競技場通路。

「えぇーお兄ちゃん、ご飯食べに行くの~?」

「あぁ、楓とな」

「楓さんかぁー、まぁ、楓さんなら良いかな」

「何でお前にそんな事を言われなきゃいけないんだよ……。はぁ、とりあえずお金渡すからどっか食べて来い。友達誘ってな、じゃあな」

 そういうと輝幸は紗奈江とは逆方向の通路を歩いていった。

「む~~面倒だなぁ……」

 しかしお腹が鳴り、ため息を付いて歩き出す。

「友達って言っても、今この競技場にいないもん。はぁ……」

 呟きながら歩いて通路を曲がろうとすると、

「「キャッ!!」」

 誰かとぶつかり、互いに後ろに下がる。

「いたたた……」

「ご、ごめんなさい!! って、サナ?」

「あ、沙由莉ちゃん」

「ごめんなさい、大丈夫?」

 沙由莉は紗奈江に駆け寄り、手を差しのべる。

 紗奈江は沙由莉の手を取り、立ち上がりお尻を軽く叩く。

「大丈夫、でも気を付けないとダメだよ?」

「ごめんなさい。ちょっと急いでいたので……」

「そう、じゃあまたね」

「はい! では、失礼します!」

 そういうと沙由莉はまた駆け出す。

 それをみた紗奈江は少し笑いながら沙由莉を見送った。

「……、近くのファミレスでお昼すませよーっと」

 ちょっとだけ一人で食べるのが寂しくなった紗奈江であった。




 彰吾達は試合が終了して控え室で休憩をしていた。

「さて、ここからが問題だ。相手はこっちの警戒レベルがMAXだ」

 賢次は控え室にいる全員に言う。

「確かに」

「警戒されて間違いないだろうな」

 彰吾と俊が言うと、賢次は鼻で笑うと、

「いや、一番警戒されるのは俊だけなんだけどな」

「は? 何で?」

「お前は一人で二チームを全滅にしているんだぞ。そりゃあ、相手からしたら一番警戒するのはお前だ」

「うわぁ……だりぃ、けど――」

 そう言ってから俊は彰吾の方を見る。

「これも計算の内か? 彰吾」

 控え室に置いてあるお茶入りポットでコップに注いでいる彰吾に言う。

「俺は今リーダーじゃないから、俺に聞くんじゃなく、賢次に聞くのが正解だと思うぞ?」

 コップに注ぎながら言う彰吾に俊は笑う。

「ハハハ、確かにな。けど、まぁお前と賢次の作戦なら負ける気がしないからな」

「そうか――あ、これ美味しい」

「って、事で今日の試合は後一回の午後だ。各自、昼飯と休憩をしてくれ。解散」

 賢次がまとめると、それぞれが動き出す。

 とりあえず、彰吾はお茶を飲んで一服。俊と杏華は彰吾に近付く。

「彰吾、飯行かないか?」

「ああ、いいよ。杏華ちゃん、何か食べたい物でもある?」

「彰吾さんとなら、何でも良いですよ」

「そっか、ならどこにしようか」

 と、彰吾が言った瞬間に扉からノック音が聞こえた。

 すぐに彰吾が動き、それを見ていると、

「はい」

「あ! しょ、彰吾さん!」

「さ、沙由莉。どうした?」

「じ、実はその……」

 扉の前で沙由莉は顔を赤らめてモジモジとしながら何か言いたそうな顔をしている。

 どうしたんだろう? と彰吾が思っていると、

「ごめんなさい!!」

「え?」

「あの時ひっぱだいたり、その蔑む様な事をしてしまい。本当にごめんなさい……!」

「あー、あの時か」

「本当にごめんなさい」

 沙由莉は頭を下げながら深々と謝罪する。

 それを見た彰吾はあることを思いつく。

「そうだ。なら、これで許すよ」

「なんでしょうか」

「お昼」

「え?」

 彰吾の発言に驚き顔を上げて彰吾の表情を伺う沙由莉。

「お昼ご飯食べに行くんだけど、ここらへんで美味しいお店紹介してよ。そしたら、チャラって事で」

 笑顔で言う彰吾に沙由莉はまた頭を下げて涙を少しだけ流す。

「私のバカ……、彰吾さんはこういう人だから好きになったんじゃないですか……」

 小声で呟く様に言う。

「ん? 何か言った?」

 彰吾が言った後に直ぐに顔を上げて、

「いえ、何でも無いです!」

 笑顔で言う沙由莉であった。

 その笑顔を見た彰吾は安堵し、部屋にいる俊と杏華を呼んでお昼ご飯を食べに行くことにした。

 競技場は横浜スタジアムを新しくし作られている。

 元町・中華街か、みなとみらいからのアクセスが可能。

 近くにお店が多く建てられており、激戦区みたいな事になっている。

 そこへ向かう彰吾、俊、沙由莉と杏華であった。

「オススメ店あるのか? 沙由莉」

「はい、シェフとお知り合い何ですよ」

「ほほう、ここら辺に店あるんだ」

「そうです。あ、ここです」

 激戦区は商店街の様に店が構えている中、沙由莉のオススメのお店の前に止まったが、

「うわ、すげぇ列んでるじゃん……」

「何て書いてあるんだ? ヴィ……ドゥ、グッド……ティスト?」

「はぁ……Vivid De Good Taste ですよ、俊兄」

「鮮やかさと美味しさって意味ですね。では、ちょっとお話を通して来ます」

 そう言うと沙由莉は裏口の方へ向かい走っていった。

 彰吾と俊と杏華は近くのベンチに座る。

 ふと彰吾は空を見上げると、

「……、俺疲れてるのか?」

「は?」

 突然の一言に驚く俊は彰吾を見る。

「いや、女の子が空を歩いてる」

「は?」

「え?」

 杏華にも聴こえたのか同時に答える兄妹。

「そんなまさか」

「まぁ、この世の中別に驚く事でもないですからね」

 と言いながら兄妹は同時に空を見上げると、

「「うそぉおおおおおおおお!?」」

 二人の反応を見た彰吾は本当に仲が良いんだなぁ……と心の中で思っていた。

 彰吾はまた、空に視線を向けてどうやって空を歩いているのか考えてみる。

 何で浮いてる? 風系の超能力? もしくは俺と同じ重力? もしくはベクトル操作? 何にせよ、空中歩行はすごいなぁ。と思う彰吾であった。

 空中歩行してる人物は突然足を踏み外したかの様に前から落ちる。

「嘘だろ!?」

「マジで!?」

「うそぉ!?」

 周りの人達も騒ぎ始める。彰吾は能力を使い、自身に反重力を掛けた。

 反重力を使い彰吾は空へ飛び上がる。

 近付いて行くと空中歩行していた人物が女性と言うことに気付く。

 そして彰吾は落ちてくるスピードにある程度合わせて女性をお姫様抱っこの様に受け止める。

「大丈夫か?」

「え、あ、はい……ありがとうございます」

 ミルクティー色の髪で顔立ちが良く、スタイルのいい女性であった。

 女性は彰吾にじっと見られて顔を横に外らす。

 それに気付いた彰吾は慌て始める。

「あ、ご、ごめん」

「う、ううん……別に、大丈夫……」

 彰吾はゆっくりと降下して俊達の元へ行く。

「あ、あの……」

「ん?」

「わ、私重く無いですか?」

「いや、全然?」

「そ、そう……?」

 そのままゆっくり降下していき、地面に着地した所で彰吾が空中歩行していた女性を下ろす。

 下ろしてからその女性をよく見ると、

「あれ、その制服は3校の生徒?」

「あ、はい。そうです」

 3校の制服は上の色が白で所々にラインが入っており、襟と襟端はライムグリーンの色が入っている。

 ズボンは灰色で、スカートは黒にスカートの端の近くには一本の黄色いラインが入って入る。

「って事は、協高祭の参加者?」

 気になった俊が3校女生徒に聞く。

「あ、そうです」

「なるほどなぁ」

 一瞬の沈黙が辺りの空気を悪くした。

 その瞬間に俊は「え!? 俺何かやった!?」と言わんばかりの素振りを見せる。

「で、名前を聞いて良いかな?」

 助け舟を出すように彰吾が話を切り出す。

 聞かれた3校女生徒は顔を赤らめながら何処か恥ずかしそうにしているが、

「わ、私は――」

「彰吾さぁーん、席取れましたーって、あれ」

「え?」

 突然沙由莉が3校の女生徒と見るなり立ち止まる。

 3校女生徒は沙由莉を見ると硬直した。

 その光景を見ていた彰吾は、

「え? 何? 知り合いなの?」

「し、知り合いも何もこの人は――」

「申し遅れましてごめんなさい。私は近藤紗奈江を言います」

「……え?」

 彰吾と俊、杏華は驚きを隠せない。

「Sランク、観測者アブゾヴァーの近藤紗奈江……」

「はいッ」

 笑顔で答える紗奈江に驚きを隠せない彰吾達であった。

 当然であった。世界でSランクは56人、日本に8人の中の一人のSランク。

 それだけでは無く、世界56人のSランクの中でも一番強い能力者で最強と言われている人物。

 今もなおその強さランクでは一位を取り続けている猛者である。

 そこであることに気付く彰吾。

「え、もしかして今回の協高祭には……参加、します?」

「あー、うん。参加する予定だよ?」

 その言葉を聞いた瞬間に彰吾、俊、沙由莉、杏華が地面に膝を着いた。

 終わった……!! と思う四人である。

「あ、でも。面倒くさいから出たくないってのが本心かなぁ……」

 エヘヘ……と言う感じで頭をかきながら言う紗奈江。

 その言葉を聞いた四人は一斉に立ち上がり、

「まぁねぇー痛いしねぇー」

「時間拘束されるしなぁー」

「怖いですしー」

「Sランクの人は一つしか出れませんから、楽しめませんしー」

「ですよねぇ……はぁ……」

 よし、このまま行けるぞ! っと思う四人。

「でも、出なきゃ兄に怒られるんですよねぇ……。だから、出る予定はかなりあります」

「「「「ですよねぇー」」」」

 四人口を揃えて言うのであった。

 そんな事をしていると彰吾のお腹から音が聞こえる。

「ごめん、お腹空いた」

「そうですね、では行きましょう」

「あ、わ、私もいい、かな?」

 沙由莉は一度彰吾の方を見ると、「なんで俺?」と言う視線を送る。

「まぁ、席は四人専用席では無いので大丈夫ですよ。サナ行きましょう」

「ありがとー! ご飯、どうしようかと思ったんだよね」

 五人は沙由莉のオススメするお店に入店する。

 沙由莉が入ると、女性ウエイトレスの人がこちらです。と言って案内をする。

 案内された場所は高級イタリアンの店にでも入ったのか? と惑わされる部屋であった。

 そこへ五人はテーブル席に着いて、メニュー表を貰う。

 彰吾、俊、杏華は高いんじゃないか? と思いながら、メニュー表を開く。

「あれ、比較的安い方だ」

「はい、安くて美味しくて。しかも! 大盛りはプラス110円何です!!」

 突然スイッチの入った沙由莉に驚く彰吾。

 だが、直ぐに冷静になった沙由莉は彰吾に謝罪をしてから、メニュー表に視線を戻す。

「俺はカルボナーラにしようかな」

 直ぐに決まった彰吾は四人に言う。

「あ、私はトマトクリームの大盛りで」

「んー、アラビアータでいいかなぁ」

「ボンゴレでお願いします」

 沙由莉、紗奈江、杏華はそれぞれ決めており、それを言う。

「で、決まったか俊?」

「待ってくれッ……ペペロンかイカスミ……、いや、ここはご飯物にしようか迷う」

 うーん、と悩んでいると隣に座っている杏華がはぁ……と溜め息を付いた。

「すみませーん、いいでですかー?」

「え、ちょ、おま!? まだ、決まって無いんですが!?」

「遅いです、女の子を待たせないで下さい。本当彰吾さんを見習って欲しいです」

「それは無いぜ……杏華……」

 と俊が言った所でウエイトレスの人が来る。

「ご注文をどうぞ」

「カルボナーラ一つ、トマトクリーム大盛り一つ、アラビアータにボンゴレ」

 彰吾が一つに纏めて言うと、ご注文は以上ですか? と聞かれる。

「え、と。ペペロンかドリア……。ペペロン大盛りで良いですか?」

「かしこまりました。ペペロンチーノ大盛りで、ご注文は以上ですか?」

 杏華がはい、と答え俊がはぁ……とため息を付いたのを見た彰吾は、

「あ、ごめんなさい。ドリアを一つ追加で良いですか?」

「かしこまりました、ドリア一つで以上でよろしいでしょうか?」

「はい」

 その後ウエイトレスが注文を復唱して間違いが無いことを確認した五人。

 間違いが無いのでウエイトレスはその場を去る。

「俊、ドリアは大半はお前が食って良いぞ?」

「え、マジで」

「二口分残してくれれば良いよ。金は俺が出すから」

「彰吾サンキュー!!」

 その光景をみた杏華はため息を付き、沙由莉と紗奈江は笑う。

「彰吾さん、俊兄に甘やかし過ぎです。俊兄にはビシッバシッ!! しないと付け上がりますから」

「まぁまぁ、俺もドリアは気になってたのもあるからさ」

「なら、俊兄何かに上げずに彰吾さんが食べても良いんですよ」

「うん、そうしたいけど。俺は大食いって程じゃ無いからさ。残すなら良いかなぁと」

「まぁ、彰吾さんが良いなら私は良いですけど。俊兄」

 彰吾と話していた杏華だが、突然俊の名前を呼んで睨む。

「今度はさっさと決めて下さいね?」

「は、はい……」

 一気に笑いに包まれる中、あることを思い出す彰吾。

「そういえば、近藤さんは何故空を歩いていたんですか?」

「え!? い、いやぁ……、空をあるいてみよーかなぁーと……」

 アハハハ……と笑顔を見せるが誤魔化しきれ無くなってきた紗奈江。

「ごめんなさい。ご迷惑をおかけしました」

 素直に謝る紗奈江に彰吾は焦る。

「い、いや、そんなつもりで言ったんじゃなく、ね? 何で、突然落ちたの? ってのが聞きたくて」

「そ、それはその……」

 何処か恥ずかしそうにしながら顔を横に少し外らす紗奈江。

「あまりに、気持ち良くて……かるーくですよ、かるーく……居眠りを……」

 紗奈江の発言に彰吾、俊、杏華の目が遠い目になる。

「立ってても眠たい時があるじゃないですか! あの、バスの吊り皮に捕まってて寝落ちして膝がガックン! いく、おじさんみたいなの!!」

 三人はこの子はドジっ子なのかな? と思うのであった。




「ちょっと寝不足もあっただけなんですーーーー!!!!」

 涙目になりながら弁解する紗奈江であった。




 つづく

窮鼠猫を噛む。と言いますかな。いや、違いますね。


本性を表した感じですね、怖いです。

いや、本当にお待たせして申し訳ないですよ。

そして、何かブクマと評価が少しだけ上がっているので本当にありがとうございます。

これからも執筆していきますので、よろしくお願いします。

ありがとうございました。

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