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紅線  作者: 物怖じ
5/11

監禁?・・・っは(嘲笑)

目が覚めました。家に帰りたいです。

てか、寝たら大分頭がスッキリしたんですけど、今思えばマジで私結婚したの?!あんな短時間で婚姻届って出せれるものなのっ?!!経験ないからわかんねー。泣きたい。

ん、何か足首が重たいって・・・ええええええっ?!!まさかの赤い縄から光輝く足枷になってんですけどー!?!まじっすかっ!!まじでっ!!何かグレードアップしてんじゃないですかっ!!おいおいおい、ちょっと待てよ、え、この足枷つけたのあの子だよね。てかあの子しかいないよね。何で?何故に?おかしくね?何で今日会った・・・いや今日じゃないけど、私達ほぼ初対面じゃん。これが赤い縄マジカル?切っても切れないよ!みたいなっ?!!お母さんとお父さんは全然大丈夫だったよ?赤い糸切っちゃったけどこんな事起こらなかったよっ?!縄だから?!縄だったから?!!だからどんだけ束縛したいんだよっ!!こえーよ!!しかも何で元赤い縄があった方の足?普通に恐いから。何故あえてこっちの足にした。これも運命って?いやいや、笑えないからねっ!!



「あ、おはようございます」

「・・・・・・・・・・・」



おはようございます。とっても素敵な笑顔ですね。とても私の足に足枷つけた人とは思えませんよ、てか気付いたけどこれ監禁だよね?はは、は・・・。



「あの、この足の・・・なんですか?」

「?足枷だけど」

「・・・・・・・・・・・」



何でそんなに不思議そうにしてるんだ!!このやろー。しかも、あえて濁して聞いたのに普通に足枷って言いやがったよ。

うん。尚太くん爽やかすぎ、爽やかな顔に足枷って言葉は似合わんよ。



「これって、監禁ですよね?」

「ええ、そうなりますね」

「犯罪ですよね?」

「はい、犯罪ですね」

「・・・・・・・・・・・」



だから何故そんなに爽やかに微笑んでるんですかっ?!!しかも、犯罪ってみとめたよっ!!



「い、家に帰るのは・・・」

「ダメです」

「家に帰りたい・・・」

「ダメです」

「・・・何でですか?」

「一緒にいたいからですが、それ以外に理由なんてありますか?」

「・・・・・・・・・・・」



ないですよねっ!!そうですねっ!!じゃないとこんな意味もなく足枷&監禁しませんよねっ!!

やっべ、頬が引きつりすぎて攣りそう、てか人気俳優がこんな一般人と電撃結婚していいの!?しかもまだ20歳だよ!?事務所の人とか・・・。



「あの・・・」

「何ですか?」



うわっ、イケメンスマイルっ!!あまりにもかっこよすぎて凝視できねー。



「何で私と結婚したんですか・・・っ、!」

「・・・・・何でそんな事、聞くんですか?」



あっれー、この空気、超デジャブ・・・。え、また首絞められるパターンっ?!!嫌だよ、私っ!!てかマジで家帰りたい。



「貴女は、私と結婚するの、嫌でしたか?」

「え、い・・嫌、そういうわけじゃあ・・・」

「私は貴方を見て確信したんです。この人が私の運命の人なんじゃないかと」



はい、当たってるー!!そうですよ、私は貴方の赤い縄の人ですよっ!!てか、さっきまでの爽やか笑顔どこいった。笑ってるけど目がギラギラしてんですけどー!!獲物目の前にした獣のようだよっ!!心の何かがえぐれそう何ですけど。え?泣いていいの?泣くよ?私本当に泣くよ?



「貴女と初めて会ったのは10年ほど前です。貴女は気づいていなかったかもしれませんが」



ん?10年前?え、何で覚えてんの?記憶力パネー、あんな人ごみのなか、私を見つけたとか。こっわ!!

そんなに強いものなの?!私と尚太くんの縄はっ!!ちらっと、尚太くんの腕を見る。私がのこぎりで切ったから、途中で縄が途切れてしまっている。うん、普通にこ・わ・い☆



「人目惚れでした。一瞬で私は確信しました」

「・・・・・・・・」

「貴女はすぐにどこかへ行ってしまったので結局分からずじまいでしたが、昨日・・・ついに、貴女を見つけました。とても嬉しかったんですよ?私」

「・・・・・・・・」

「それに、事務所には小さい頃からいたため、息子のように接して頂いているので特に恋愛や結婚などの規制などはありませんし、ふふ。とても幸せです。出会えただけでも嬉しいのに、まさか結婚出来るなんて、幸せにしますね」

「・・・・・・・・」



重たい重たい。物凄く重たい。私には荷が重すぎな気がします。離婚したい。したら、殺されそうだけど。てか、結婚あんたが無理やりしたんでしょーがっ!!私に拒否権なんてなかった、人権プリーズっ!!出会えただけで幸せだったんならそこで止めとけよっ!!



「日世子さん、愛してます」



重たいって、愛って、愛って!!



「あと、言い忘れてましたが・・・日世子さんの住んでいたマンションは解約しておきましたから、今週中には荷物がこちらに届くと思います」



私は決めました。

ここから絶対に出ていく!!

そして誰も知らないような所で優しそうな、まともな、男性と結婚して幸せになるっ!!

もうこいつやばいよ、いっちゃってるよ。パッカーンだよ。危険だよ。

私は今までの積み上げてきた何かをすべて犠牲にしてでもここから逃げてやるっ!!

そう心に決めた一日でした、まる・・・作文だね!!あはっ。






5話完結にしようと思っていたんですが、終わりませんでした(・・;)


小説書くのは難しいですね。

10話以内に完結出来るように頑張りたいです。


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