表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅線  作者: 物怖じ
1/11

私、どんマイケル的な

赤い糸が私には見えます。

きっと、あなたは「はぁ?!!んなことあるわけねぇだろーが、アホけぇなボケっ!!」と位思ったかもしれませんが、事実なんです。事実なんです!!←重要なことなので2回言いました。

ええ、私も最初ビックリしました。てか心臓口から飛び出すかと思いました。はい、すみません嘘です。普通に驚きました。

でも、普通赤い糸とか不思議な力的なのって小さい時から見えるもんなんじゃないんですか?生まれた時からの能力っ!!って感じですよね。あっれー、あたし、ピチピチではないにしても女子高校生なんですけど。華って程ではないけどJKなんですけど。

ちょっ、どこで間違えた。

てか、今気付いたんですけどこれありえないですよね。超ファンタジーなんですけど。どこの少女漫画?間違えてません?私じゃなくても、ほら、もっと美少女的な、私のクラスの唯佳ちゃんとか、あ、あの子彼氏いるんだった。ちくしょう、リア充め。

ついでに言うと、私の小指には・・・・・赤い糸はありません。ちくしょうって嘆いてるどころの問題じゃないよ。ちょっ、え、マジですか!?!!私は彼氏どころか運命じたいないのかよっ!!ちくしょうっ!!・・・・と思っていましたが、ありました。足首に、真っ赤な“縄”が。え、おかしくないですか?普通小指に赤い糸ってゆうのが定番ですよね?ねっ?可愛くないよ。どんだけ独占欲強いんですか、運命の人。軽く怖いんですけど。ちなみに、他の人は赤い“糸”でした。私のマミーとパピーにもありました。“小指”に“赤い糸”が!!

一言言います。私、こんな能力いりません。残酷ですよ。ちょっと人間不信になりそうですよ。私のお母さんにもお父さんにも赤い糸があります。ええ、もちろん繋がっていますよ。別の人とねっ!!そりゃ、まあ、うん、仲はそこまで良くないけど・・・どっちかって言ったら離婚寸前だけど、うん。運命じゃなかったってことかよっ!!!ちくしょう!!私は愛の結晶じゃないんですね!!ちくしょう!!こんな糸なんざ切ってやるっ!!くそー、あ、・・・切れた。ええええええ!!これハサミで切れるのっ?!!お父さんのも試しに・・・切 れ た。あはっ。

・・・・・・・私は無言でお母さんの赤い糸と、お父さんの赤い糸を結んでみた。あ、繋がった。・・・私このために見えたとか?お母さんとお父さんが離婚しないように?わーい。じゃあ、これで見えなくなるんだね!!やったー!!

一石二鳥じゃまいかっ!!お母さんとお父さんは離婚しないし、私は人間不信にもならない!!きゃっほーう!!!

まぁ、そんなに甘くないよねー現実は・・・。











「おはよーって、ちょっ、何でそんなに泣きそうなのっ?!!」

「ううー、なほー」



寝て起きてみたらありました真っ赤な縄が私の足首に、ね!!ちっくしょっ!!結局あるんじゃんっ!!

でも、お母さんとお父さんは昨日まで離婚寸前、秒読み状態っ!!って雰囲気だったのに朝みたら砂が口から出そうなくらいラブラブでした。くっそうっ!!

まぁいいさ、私にはなほがいるからなっ!!ふらりとよろめきつつなほの胸にダイブっ!!うへへへ、いい感じの大きさ、ってそうじゃなくて、いやそうだけど、ってかなほの小指はっ!!ちょーーーー!!え、これ何処まで伸びてんの?てか何処いってんの?なんか物凄い動いてんだけど!!誰?てか人間??これ人間っ?!!車乗ってるのかな・・・いや電車・・・飛行機、だったら赤い糸が空の方に伸びてるよね・・・え、マジで誰?



「・・・・・・・・・」

「何故無言、こっこー?聞こえてるー?」

「・・・・・・・・・」

「うわ、こいつ目の焦点あってないし」



誰だこいつは。私のなほの運命の人間はこんなに俊敏に動くのか。どんな生活してんだよっ!!って、あ、今度は縮んでっ・・・て、え!?!!じゃあ、なほの運命の人こっちに近づいてんの?!!待てよっ!!まだ心の準備出来てないんですっ!!



「おっ、伊沢と木下じゃねーか」

「先生ーおはよー」

「伊沢、おはよーじゃなくて、おはようございます、だろーが」

「おはよー」

「・・・・・・・・・」



・・・・・・・・・なんで先生。

なほー!!なんで先生なの!?!!先生もう30間近だよっ!!いや、まだ若いけどさっ!!なんで先生、どうして先生!!生徒と先生って何処のラブコメっ??!



「てか、木下どうした、目どっかイってねーか?」

「あー、先生は気にしないで。これ私が会ってからずっとだから」

「・・・?そうか、じゃーな。俺は先に行くから」

「はーい。また後でー、さよならー」



いやいやいや、うん。なほ前から先生のことイケメンとかテライケメンとか・・・全部イケメンじゃんっ!!前から、なほ先生好きじゃんっ!!何これっ!!ほんとに決まってんの?!!運命って!!嫌あああああああ!!チョー怖いっ、この縄の人に会いたくないんですけどっ!!もしかして、ブスでデブでチビでずっと汗とか拭いてたり・・・ぎゃーすっ!!!!!!!!!いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、落ちつけ私、落ちつくんだっ!!すっすーはーすっすーはー、って落ちつけんわっ!!



「そろそろ、返事しろっ!!!」

「あうちっ!!」



なほのおかげで大分落ちつきました。ありがとう。一瞬意識失いかけたけど。

その後、無事学校に辿りつきました。

あと、ぶっちゃけ言いたかったんですが、赤い糸うじゃうじゃ過ぎてキモいです。てか怖いです。よく絡まないなーって思いました、まる、あれ?作文?



題名に騙された方はすみません。

基本ギャグです。


題名の紅線とは中国でいう赤い糸という意味らしいです^^

呼び方は謎なので私は普通に「こうせん」とか「赤い糸」と呼んでます。


“I am so happy.”の方を優先で書いているので更新は遅めです。

ご了承ください。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ