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神への祈りは0と1とで出来ている-追放悪役令嬢は修道院から世界を書き換える-  作者: さいべり屋
5: ′ 祈り′

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24/33

███

*本編は(超短いので)1日2話投稿の2話目となっておりますので、ご注意ください。


転がるように夜道を走り続けた。

生まれてから一度も全力疾走したことがない令嬢の身体で。

肺が悲鳴を上げ、燃えるように痛かったが、足を止めることはできなかった。


こんな夜更けに。

シスターが。

ひとりきりで。


そんなことは構っていられなかった。


不審がられる。

はしたない。

危険だ。



そんなことはどうでもよかった。

ただもう、ひとりでは抱えきれなかった。



「──どうした」


最近はアンヌのおかげで小綺麗になった、しかし結局無愛想な男に迎えられ、わたしはついに決壊した。


とめどなく涙を流し続けながら、わたしは吐き出した。


「拓人。──拓人。この世界は、仮想現実(嘘っぱち)だ」



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