1.退屈とは残酷でありそれはよりいっそう未知への興味ともなる。
気まぐれで投稿します。
私の名はロメルド•ラストまぁ気軽にローラと呼んでくれ、女っぽいと思っただろう、実際よく間違われたさ呼ぶ時もローラと呼ばれるもんだから
えっこの人女なの!?
みたいにな…
私は今日転生しようと思う。
退屈の残酷なもので、この地を憎いと思い、留まり続けると誓った私も今や退屈に犯された。
まぁ転生の名ばかりもので、実際は魂の入れ替えらしいが変わらない、別の地に行けるならそれでいい。
それならお前の世界の別の地に行けばいいだろうって、はぁこんな技術がある時点で、この世界を渡り歩いたなんてわかると思ったがまぁわからないかぁ。
さて、あれこれ言っているうちに着いたようだ。
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ドアを開けるとそこにいたのは、辛さとも悲しみとも喜びとも言えない陰浅葱色の目をした16歳ほどに見える小さな少女だった。
「久しぶりだな賢者」
「あらあら、これは15分42秒の遅刻をした聖魔剣士様ではありませんか」
少女は少し怒ったような声で言った。
「まぁそんな怒んなこんなって例の魔方陣用意できてるか」
「もうその顔見たくないので早く行ってください」
「はいはいわかりましたよ。やり方わかるからまたな」
「えぇ、また異世界に行っても、たまには帰ってくるんですよ。」
あたりが青白い色の何かに包まれ、それと同時にローラな身体がポトリと倒れた。
泣かなくてよかったですよ。そう思いながら賢者と呼ばれた女は部屋を出て行った。
〈聖魔剣士〉
聖魔剣士とは聖術や魔術等を使いながら、剣で補助する戦い方である。
〈魂の入れ替え〉
生まれてくるときに、流産などで死んだ人間を体だけ無理矢理蘇生、そして魂は復活していないので、その中に無理矢理ローラの魂を入れ込むということである。
だが、これはその人の魂の強さや相性などが考慮されるため成功する確率は変動する。余談として、ローラはとてもこういう非人道的な事は嫌いである。