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電脳シティ  作者: GO
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プロローグ

電脳シティ。



というサイトをご存知だろうか。

それは都市伝説として流れているのだけれど、

どうやらそのサイトに入ると、パソコンの中のプログラムを

繋げた新しい世界に行けるとのことである。



高2だった俺は勉強もスポーツもこなせる所謂勝ち組人間で、

調子に乗った俺は世界は自分の思い通りだと思い込んでいた。

だから、俺は今の世界に退屈していた。

だから、軽い気持ちでそのサイトに入った。



その瞬間、俺の身体は異世界にムーヴした。

ふわふわとした感覚の後、突如襲い掛かる衝撃。

そして俺は無数の数字が描かれたビルに覆われる意味不明な世界に迷い込んだ。



「とどのつまりこういうことであって、

 俺はそんな訳で今こんな所にいるんだ。わかる?」



「わかんない」



俺は目の前にいた幼い少女を不覚にも殴りたくなった。

俺がこの電脳シティに来た時、なぜか俺が居た場所の横に、

この12歳くらいの少女が座っていた。



そして俺に問いかけるのだ。

あなたはどうしてここにいるの?と。



だから今こうして説明しているんだけど、

如何せんこの少女は物分りが悪いらしい。何も分かってくれない。



その時、誰かが俺達に向かって声をかけた。



「新しい参加者の方ですか?」



この参加という言葉を聴いたとき俺は思った。

電脳シティにある、参加型の競技。



それってまるで「ゲーム」をするようじゃないかって――。



俺は振り向いた。

その瞬間、周りから何百人という人間が現れた。

そして地面から数字の壁が生えて来てドームのような形になった。



「アタラシイゲームノオシラセデス。」



電子音がドーム内に鳴り響いた。

予想は的中してしまった。

ゲーム。どうやら俺は巻き込まれたみたいだ。



意味の分からない世界に。

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