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参戦

80話 参戦


 邪魔なトビネズミは避け、前に進むと。

 上空にコウモリのバケモノが見えた。


 ヤツが、トビネズミを操ってるのか。

 ん、よく見ると尻尾が不自然に動いてる。あれで……。


 空にいたんでは、なにも出来ない。なら、あの羽を。 

 石を数個拾い、ヤツのハネめがけて投げた。

石は分かれて飛ぶように投げたのでヤツのコウモリみたいな翼に両手を突き破った。


「なにっ!」


 うまくあたったぞ。ヤツめ、うまく飛べなくて降りてきた。


「貴様か、石を投げたのは……。う、おまえはツァンレンか! なんで俺を。華中の味方をしてるのか?」


「そうだ、ヤツは人間の味方をしている。まえのツァンレンではない、またあったな小僧」


「コレは時代錯誤な武将さん。その目でよく戦ってるな」


「この愛馬はヨンガンが、わしの目になってくれてる」


「なら、馬を大事にしな!」


 ボクは馬の前に走り馬を殴りつけた。


「ヒヒーッ」


 馬が倒れて武将は転げ落ちた。


「ナニをした!」


「安心しな……馬は気絶させただけだ。あんたはもう闘えない。俺の邪魔をしないでくれ」


 コウモリ野郎を見ると、穴の空いた翼で飛ぼうとしてる。


「逃がすか!」


 ヤツの尻尾を掴んだ。


「離せ、ツァンレン!」


 と、するどいカギ爪のついた手のように動く足で腕を掴んだ。爪が腕にくい込む。


「ガアッ」


 何処からか飛んできた石が、ヤツの後頭部に連打した。


 石は次々に飛んでくる。


「なんだ貴様は……」


 石つぶては、ブタの鼻から何発してた。


 ウーサイのブタだ。


「おーいアロン。ラン・ミーレンの連射砲見てやってみた。ブタでも出来たぞ」


 多分、ウーサイのブタだからだろ。じゃなきゃランの立場がない。


 コウモリ野郎は、地上に降りると翼に付いたカギ爪で攻撃してきた。

 それを避けると足で攻撃を。

 しかし、足がとどくまえに尻尾を離さなかっボクは、ヤツをを振り回した。 そして、地面にたたきつけると、背に足を置き。思いっきり尻尾を引っ張ると切れた。


「ひいっ」


「さて、次はコウモリ腕の骨を……」


「やめんか!」


 カキーン


 目を負傷した武将の大刀が。

 それを防いだのはグッピーさんの槍だ。


「仲間か!?」


「あんたの相手は俺だよ! 目が見えないからって手加減はしないぜ、あんた魔人だろ」


「おっと、待った。あたいもだ大河花和尚拳を。見よ!  あ、あんた見えないのか」


「チヤオ、こいつは俺の相手だ。あんたは後方の雑魚どもを!」


「あ、ちょっとばかし人数が多くないか……なら、剣を使い。大河三娘双剣!」


「チャオ、ソレはあたしの剣と似てないか?」


 しっかり、そのかまえはあたしの技が入ってるじゃないか。


「イヤ、ぜんぜん違うよリー。見てな!」




 クーハイ砦。


「おや、ハネネズミどもが砦の攻撃をやめたぞ!」


「あの小僧。奴らを操るバケモノを……アロンとかいったなレアン」


「しかし、小僧は我らが戦ってる魔天の魔人の仲間のハズ。これはなにかの罠では」


「どうかな、あの小僧がデカい魔人を倒す一撃を見たぞ。なぁマン・チュエン」


「あの蹴りがなければ……」


「見ろ、獣どもが戦場から離れてく。ヤン殿。ここは出ましょうぞ。敵の魔将はひとりは討ち取りもうひとりは両目を負傷している! 今ならハイサイを取り戻せる」


「よし行くぞ! あのヒゲ魔将を倒すぞ!」


              つづく

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