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翌朝インアルの町

38話 翌朝インアルの町


 ミーレン家。


「またにぎやかになったなぁ亜人が二人増えている」


 夕食時に寝間着姿。もう寝るのか? お嬢さん。


「あ、こんな姿でゴメンゴメン。さっきまで寝ていたんだ。夜明けに爆睡してさ」


「じゃ朝から戦があったのは……」


「戦……アロンくん。戦とは、あの気づかなかった。でも、こうしてみんなとディナーが出来るのだから、戦は勝ったんだろ」


「ハイ。お嬢さま。家も襲われまして。たいへんでしたが、リューさんたちのおかげで助かりました」


「そうだったのか、で、戦とその亜人二人はどういう関係で」


「それよ、わたしも気になって。とう、いや師匠とアロンが遊郭にいって帰ってきたらふたりが」


 リァン、ナニを言い出す。


「アレは町を救った礼にと招待されての。話を聞けば、可哀想な……。でね見受けしてきた。なぁアロン、マンケイ」


「どんだけお金使ったのよ!」


「すみません、リューさまは一金もお支払わずに私達を」


「それ、ホントだよ、リァン。あのとき荷物をみんな置いていっただろ。手持ちのカネで見受けは無理だろう」


「たしかに……チャオ言うとうりだけど戦の礼だけで娼婦を二人も見受けって、気前良すぎない」


「わかったリァンファ。ここだけの話だぞ。じつわな、今回の戦で門を開けたのはあそこの主人なんだ。怪しいんで確かめにな。そしたら……というわけだ。ワケアリの亜人二人を。主人をおどして二人を自由にした」


「なんだか、わからない話ね」

「リァン、後でもっと詳しく教えて上げるから」


 はじめは、まよった。このままこの町を出て言ってだ大丈夫だろうかと。


 ソレは翌日に起きた。


 昨日の大砲の置き方のあやまちで。 

 今日は大砲を門の前に置いて撃つときだけ開いた。

 敵兵が近づく前に数発撃った。


 師匠とボクは、高塀に上り敵兵を見た。


「時代錯誤な昨日の将軍は居ないようだな」

「昨日の敗北で叱られたんですかね」



 一日戻る。

 華中から独立したトウメン国では。


「辺境のただの町を落とせず戻った……? 何があったグァン」


「あの町にヤツが居ました」


「猛将グァンを負かせる者が人間の中に入るとは思えんが」


「人間でも一人居ました。が、私が負けたのは人間でなくツァンレンで」


「ツァンレンが、あの町に居たのか……」


「彼は旅をしてます明日にでも発ってしまうかも。ラゴウよ明日はタハの兵でやってみては」


「ルファ、もしツァンレンがいたらタハの兵では」

「あいつらは使い捨て、べつに全滅してもこちらは痛くもかゆくもない」



 翌日インアルの町


「昨日は礼を申し遅れましたリュー先生」


 なんか口ひげをはやした偉そうな軍人が師匠の横に来て頭を下げた。


 そしてボクにも。


「私は見られずに残念だった。君が昨日敵将を倒したお弟子さん」

「たまたま知人の家を守ろうと。けっか、町も守れた……」


 また、師匠の方に。


「私は中央から辺境を守るために飛ばされ、いや、派遣された軍隊の隊長ロウというもので。私は若い頃、天林寺で修行してたことがありリュー先生の名は何度も」


「そうなのか。天林寺の修行はつらかっただろう。今は軍人だね、耐えられずやめたの?」

「いえいえ私はあそこの武術に興味がありまして、ある程度学んだら寺から出ました」


 え、あのおっさんは軍隊長。偉そうなわけだ。   若い頃天林寺に。


 おっさんが老けてるのか、師匠が若いのか。

 見た目は師匠の方が若い。


「アロン近い内に雨がふるぞ屋敷に戻ろう」


              つづく

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