天と地
人生。私は「人生バラ色」という人生を一度でいい、生きてみたいものだ。
さて、この時期の私は人生の中できっと素晴らしい時期にいたのだろう。心から見習いたい人と出会いもちろん、LINEのやり取りも叶った。身が軽い。まるで羽毛になったようにしばらく謳歌していた。
彼女のことをもっと知りたいという欲の種が芽吹いて花開いていった。LINEの回数も増えていった。
その頃の生活習慣も不規則になり、また彼女に対する不安と心配が根強く伸びた。しかもその時期に私はもう一つの大失敗を犯してしまう。
交差点での脇見運転による交通事故を起こしてしまう。大事故を起こす気などさらさらなかった私は原因を思い出そうとしたら、彼女からの着信で前方から目を反らし前方不注意になってしまい交差点の信号を見落していた。私はこの2つの失敗に対し初めて心の底から反省と改善しなければいけないと悟った。
精神科医院へ行ったらADHD(注意欠如、多動症)と診断された。思い起こせばそう診断されても納得がいく。健康であると思い込んでいた私は初めて発達障害の診断を受けて、ショックが大きかった。
何より、交通事故と恋の苦しみというものが2重奏で心に重くのしかかった。
私は衝動的にそして、本能的に彼女のそばにいたい。それと同時にこんな何の取り柄もない私が彼女を幸せにできるのだろうか?という願いと疑念の2つが頭の中を渦巻いていた。彼女のそばにいたいという理由から疑心暗鬼になっていくのが肌で感じ、私はどんどんと空から地上果てには奈落のそこへ落ちていくようだった。これも運命なのだから、過去であるからもう仕方のないことだったが、私はここから何か学び取らなければいけない。そう強く思った。そう強く思ったのだが、何度強く思ったことだったろう。
その間に彼女との間で行ったり来たりを繰り返して、また内心も歓喜と絶望を繰り返すのであった。




