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幼少期

時は二十数年前に戻って、私は生まれた。祖父は小学校に上がる前にあの世へ行ってしまった。写真は残っていて、祖父があぐらを掻いていてその上にチョコンとのっているのが私である。離乳食になり祖父はよく納豆ご飯を食べさせてくれたようだ。

その頃は家の前の道路の舗装工事をしていたので外で遊ばせるには危険だという理由で隣町の保育園に預けられた。病弱なこともあり、よく入院をしていたこともあってか、保育園へ母から離れ預けられる時には今生の別れかのように泣いたものだ。

外の世界にはきっと興味深い何かがあるのではと目をキラキラさせていた。それは大人になっても変わらず持ち続けたのだから、思わず目をつぶってしまいそうだ。その反面、知るということに恐怖を抱いたこともあった。

石をひっくり返すと虫がウジャウジャと出てきたり。そういうのを想像すると別に見なくていいと思った。嫌なものは見ない。見たくない。それは一種のこだわりのようなものであった。

そうそう。祖父が家でショベルカーで何やら作業をしているらしかったのだが、その重機の音がうるさくて恐怖を感じたものだ。今となっては騒音被害である。その音はとても煩わしかった。

幼稚園へ進み、家にいる時は兄弟と外で毎日のように遊んでいた。日が暮れるまでよく一所懸命に遊んだものだ。

2コ違いの兄と妹、兄は遊びの天才で沢山の知識とアイディアを持っていた。妹は兄二人と一緒になって遊びについてきた。真ん中の私は自由奔放で先に記した通り、沢山外に出て実際に見てみたいという好奇心が体を動かしていた。動けば大抵のことはどうにでもなり、体も心もスッキリするという感覚を持った。



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