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プロローグ

 

『龍神様の花嫁』

 著・亜傘栗子 絵・榊原空美子

 昼出版 ルンルン文庫 2012年1月初版発行


 あらすじ

 時は大正時代。辺鄙な田舎村・火因村は飢饉と疫病に苦しんでいた。

 神の怒りを鎮める為、神社に棲むといわれる龍神様に村の娘・千汐が生贄ととして捧げられる事になった。家族に虐げられていた千汐は、村人の役に立てるならと生贄になる事をむしろ誇りに思っていた。

 花嫁衣装を着込み一人で神社に向かう千汐だったが、突然銀髪の美男子に攫われる。気づくと海底の世界にいた。まるで竜宮城のような夢溢れる異世界に飛ばされたが、銀髪の美男子は自分こそが龍神だと言い…?

 生贄に捧げられた少女と不器用で孤独な龍神の和風溺愛シンデレラストーリー!




 これは十年前に発売された栗子の少女小説である。当時の少女小説界隈は個性的なヒロインのハイテンションラブコメディが大流行中。このような和風シンデレラストーリーは人気がでず、一巻で打ち切りの憂目(うきめ)にあった。


 しかし十年後、和風シンデレラストーリーが流行し始め、当時の在庫も全部売り切れてしまった。それでも昔の作品だったので重版には至らなかったが、栗子の担当編集者である亜弓は「あと十年遅かったら売れてたかもしれないですね〜」と笑っていた。


 この作品が火因町(かいんちょう)で起きた生贄誘拐事件に関係する事など、栗子も亜弓も夢にも思わなかった。

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