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猫の目にさえ恋風が〜ルミの気まぐれ  作者: セドケン
猫の夢、私の願い
6/20

その6

再び眠りに落ちた私が目を覚ますと、ふかふかの猫用ベッドで丸くなっていた。


自分で入ったのか、お兄さんが運んでくれたのかはわからないがここは私の寝床ではない。


猫の私は素早く廊下を駆けて、自分の部屋に飛び込んだ。


午前2時。

いつもならベッドで寝息を立てているはずの自分の姿はない。


(やっぱり。私はルミになったんだ)


ところで本物のルミはどこにいったんだろう?


(もしかして私がルミに変わったんじゃなくて、私の意識がルミのなかにはいっちゃったとか?)


だったら、私自身の体はどこにあるの? 


部屋中をくるくると回りながら考えたが、「わけわかんない」という結論以外出てこない。


(……寂しい)


急に心細さを感じた私はお兄さんの部屋にむかった。


(お兄さんに抱っこして貰おう。そうしたら元気が出るはず)


キャットドアをくぐって部屋に入った途端、私は目の前の光景を見て思わず声をあげた。


「フニャッ!!」

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