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猫の目にさえ恋風が〜ルミの気まぐれ  作者: セドケン
猫の夢、私の願い
1/20

その1

どうも、セドケンです。


この度、「小説家になろう」へ第二作目を投稿いたします。

化け猫、猫又をテーマにした作品です。

「エブリスタ」でシリーズ物としてすでに数作投稿していますが、今作は「小説家になろう」が初出しとなります。


どうぞお楽しみ下さい。

海外勤務。


この言葉が頭から離れない。





一時間ほど前の事。


久しぶりに実家に帰ってきたお兄さんを囲み家族四人で夕食を()っている時、お兄さん自身の口からこの言葉が出た。


私はデザートの洋梨を口に入れたまま絶句する。


パパに「いつからだ?」、「どこに行くんだ?」、「いつまでになる?」と続けざまに聞かれたお兄さんは、「来月初め」、「ベトナムへ」、「今のところ三年の予定」と淀みなく答えた。


「二十代でそういう話を貰えるという事はお前も出世コースに乗ったんだな」


「それはわからないよ。けど、職名も付くし期待に応えられるよう頑張るつもりだ」


なんとなく嬉しそうな父子の会話を聞き、一気に食欲を失った私は手を合わせてご馳走様をすると梨を(くわ)えたままぼう然と自分の部屋へ戻った。

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