第87話 ご招待します
紫帆「どうしたの?遠慮しないで乗って。」
高嗣「でも、大丈夫です!お気持ちだけは受け取っておきますね。」
紫帆「でもその荷物じゃ大変でしょう?」
高嗣「でも…ごめんなさい!」
ボクは後ろに振り向くとヒロがソウジさんと鷹島さんと一緒に立っていた。
佳宏「タカ。迎えにきたよ。帰ろう?」
高嗣「え!?どうして?」
紫帆「ジェイミー。何で鷹島くんまで一緒にいるのよ。」
清水「…誰?」
紫帆「貴方知らないの?あのテニスのジェイミーよ。」
清水「テニスのジェイミーって?いや冗談だろ?」
紫帆「冗談じゃないわよ。夢みたいな展開かもしれないけど、佐藤くんはジェイミーと友達なのよ。」
清水「えー!?マジなの?佐藤?」
高嗣「…あ、えーと、その。」
佳宏「はじめまして。ジェイミー・バーナードと申します。たかしはフレンドであり、またファミリーでもあります。ボクたちは一緒に住んでいます。」
紫帆「一緒って。えー!?」
清水「えー!?佐藤。マジかよ?」
佳宏「本当です。信じられないのであれば今すぐその証拠として家へご招待しますが。たかしの友達でしょう?」
紫帆「ええ。」
清水「ああ。」
佳宏「では、こちらの車にお乗り下さい。」
ヒロが指差すとそこにはもう1台の同じ超高級車が停まっていた。
清水「同じ超高級車が2台。マジかよ!?」
高嗣「…あの。」
佳宏「何?たか。」
高嗣「…ボクたちの家に彼らを招待してしまっても大丈夫ですか?この前も城田さんに教えちゃいましたし。」
佳宏「黙って隠してる方が良くないだろう?ボクはたかしの友達だから伝えてるだけだよ。」
高嗣「そうですか。ヒロの友達じゃないのにいいんですか?ヒロが良ければボクはいいんですけど。」
佳宏「たかのフレンドはボクは大歓迎だよ。ボクも仲良くなりたいし。」
ボクたちは車に乗り込むとボクたちの自宅へ向かった。




