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第53話 久しぶりの東京

 合格発表当日。

ボクは無事2年生に進級することができた。でも、鷹島さんは残念ながら留年になってしまった。


太陽「俺、日本に帰るわ。英語やっぱり難しい。」

悟「でも、お前がここまでこれたことは凄いわ。これからどうするの?お前の進路。」

倫子「寂しくなりますね。」

太陽「とりあえず大学退学して働く。就職先探すわ。」

高嗣「た、鷹島さん!だ、大学にいるあいだ、仲良くしてくれてありがとうございました。向こうに行ってもと、友達でいてくれますか?」

太陽「もちろんだぜ!高嗣!お前とは一生友達だ!」

高嗣「ありがとうございます!嬉しいです!」

紫帆「元気でね!」


鷹島さんは皆に見送られると寮へ戻り、日本へ帰る支度をした。そして、アメリカを後にして日本へ帰っていった。


 あれから数日後。ボクたちは長い夏休みへ入った。ボクはバイトで大忙し。今日はヒロと二人で日本へ向かう約束をしていた。ボクはニューヨークから、ヒロはフロリダから日本へ向かい、新東京空港のロビーで落ち合う。ボクは支度を済ませ、自宅を後にし、空港へ向かう。

 あれから夜が明け、朝日が見えた。ボクは何年かぶりに富士山を目にした。


高嗣「富士山だ…。綺麗だな…。」


 新東京空港に到着し、ボクはロビーの椅子に腰掛け、電子書籍を読みながらヒロの到着を待った。

 しばらく時間が経ち、全身真っ黒な物を身に着けたヒロと再会した。


ジェイミー「タカー!」

高嗣「ヒロ!」

ジェイミー「待たせてごめんね!」

高嗣「大丈夫だよ!それよりまずボクの実家に行かない?」

ジェイミー「そうだね!時間は限られるが久しぶりにタカの両親の顔を見に行こうかな!」

ソウジ「支度が整いました。お車にどうぞ。」

ジェイミー「OK!」


 車内で久しぶりの東京の景色を眺めていた。


ジェイミー「それにしてもタカ。よく日本に来る勇気が出たね!ボクは感心したよ!」

高嗣「ヒロこそよく日本に来る勇気出たね!」

ジェイミー「あの事件をキッカケに行こうと思ったんだ。おデブちゃんとの約束があるからね!約束を果たさなくちゃ!ソウジ!パーティはいつあるんだっけ?」

ソウジ「日本大会が終わった翌日にございます。」

ジェイミー「OK!とりあえずまずはタカと思いっきり遊んでその後、試合の練習して、姉さん達とじいちゃんとばあちゃん家に行って、大会に出て、その後パーティか!予定がビチビチ詰まってるなぁ!どこか空かないかな?空いたらタカとまた遊べるのに〜。」

高嗣「アハハ。そうだね!ボク、ヒロと遊園地行きたいです!」

ジェイミー「遊園地?」

高嗣「観覧車乗りたいなー!」

ジェイミー「絶叫マシンじゃないんだ。」

高嗣「絶叫マシンは絶対無理です!やめてください!」

ジェイミー「あれが楽しいんじゃないの?乗ったことないけど、調べてみたら楽しそうだった!」

高嗣「ヒロって遊園地行ったことないの?」

ジェイミー「ない。」

高嗣「お父さんに連れて行ってもらったことないの?」

ジェイミー「家の家族の休日の日課はテニスだからさ、思い出せばスポーツばかりやらせてもらった記憶しかない。」

高嗣「そうなんだ。実はボクも遊園地行ったことないんだ。」

ジェイミー「じゃあ何で遊園地行きたいの?」

高嗣「人生一度は行ってみたくて。彼女はいないし。」

ジェイミー「じゃあ作ればいいじゃん。」

高嗣「それがねー、好きな子はいるんだけど、なかなか告白できないのよねー。」


ボクは森野さんの顔を浮かべた。

そうしてるうちにボクの実家に着いた。

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