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第52話 進級前の試験勉強

 あれからボクたちは夏休み前に進級が関わる試験を受けるため、皆勉学に励んでいた。ただ、約一名を除いて…。


太陽「なぁ。今日学校終わったら映画でも皆で見に行かねー?」

倫子「鷹島さん!今一番大事な物はなんだと考えていますか?」

悟「太陽。試験落第したら2年生に進級できないんだよ!今までは何とかなってきたかもしれないけど、今回はちゃんと気合入れてよ。まず、英語苦手でしょ。英語できない時点で点数に響くよ。日本語で授業やる学科はうちの学校にはないんだから。ほら、英和辞書貸すからこれで英語勉強し直しなよ。」

太陽「はぁー。芸能界引退しなかったら母ちゃんからアメリカ行き勧められなかったのかな?」

紫帆「あんた、芸能人だったの?」

太陽「知らないんスカ。俺のこと。子役の水城蓮ッス。」

倫子「あー!水城蓮くん!カッコイイよね!まさか水城蓮くんと今一緒にいるとは…。ビックリですね。」

紫帆「あんた。何で芸能界辞めたの?」

太陽「実は、ストーカーが酷くて。ファンからもストーカーはあったけど、ファンより芸能人の一人から酷いストーカーに遭ってて。耐えられなくて辞めました。」

紫帆「その人って誰なの?」

太陽「フルーツ娘っていう女性アイドルグループのもも杏華。」

紫帆「知らないわね。私があんまりテレビ見ないからかしら。その子何でストーカーしていたのかしら?」

太陽「元々俺ら幼馴染なんっすよね。で、幼稚園時代にお互い好きでデートしたりしてて、ある日陰で女の子をいじめている姿を見て彼女に覚めてしまったんす。でも、彼女は、いや、アイツは未だに未練タラタラの状態みたいで。それで諦めきれず俺を頻繁にストーカー行為していたんっす。」

紫帆「あんた何だか可哀想ね。」

太陽「俺の周りにいた女の子は皆アイツのいじめに遭ってて、今アイツがいるグループもメンバー全員アイツがいじめてるっすよ。」

倫子「私にも意地悪してきたのでありえますね!許せません!」

悟「そういえば、もも杏華ちゃん。芸能界引退したみたいだよ。ジェイミーとキスしたんだって。しかも、俺らが去った直後。」

倫子「そうらしいですよね!私も聞きました!最低ですよね!もも杏華の一方的なキスだったみたいで許せません!水城蓮くんに対するストーカーやメンバー全員に対するいじめ、今回のいきなりのキス、これらを含めて事務所は解雇したらしいですね!」

太陽「当たり前だよ。あんな身勝手なヤツ。事務所も面倒見たくないって。」

悟「そういえば、ももちゃんはジェイミーに告白したらしいね。でも、ジェイミーに振られたみたいだよ。」

太陽「アイツが?!俺とジェイミーどっちが好きなんだよ。意味不明。軽い女に見える。」

倫子「軽い人なんですよ!多分!そうじゃなかったらいきなりキスしませんよ。」

高嗣「あ、あの。皆さん。勉強しないんですか?」

紫帆「すっかり忘れてたわ!勉強再開しなくちゃ!」

悟「太陽。頑張れよー!」

太陽「おう…。」

倫子「鷹島さんファイトです!」

太陽「おぉ…ありがとう。」


こうしてボクたちは試験勉強に励んだ。

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