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第51話 ジェイミーありがとう

ジェイミー「つまりキミは俺にどうしてほしいわけ?じいちゃんの後を継げと言いたいのかな?悪いけど、それは断る。俺は今、会社よりテニスが大事なんだ。テニスで俺はもっと活躍したい。約束されたレールを敷かれた世界なんかよりも自分で道を切り開いて成功させていきたいんだ。」

九条「そんなに会社よりテニス大事なら、その会社ボクちゃんにちょうだいよ。会社いらないんでしょ?ボクちゃんが佳宏の代わりに社長になってあげるよ。どうかな?」

ジェイミー「それは断る。キミが俺の代わりだなんて無理だ。それは俺が許可しない。」

九条「はぁ?意味わからないんだけど!パーティに顔出さないヤツが!言われる筋合いない!」

ジェイミー「今まで俺は、ばあちゃんが嫌で日本に行くことを避けてきた。だが、これからはたまに顔を出すよ。それだけは約束する。浦嶋家を会社をきょうだい以外に取られることを俺は許さない。」

九条「身勝手なヤツ。次来なかったらまたお友達を身代わりにいじめちゃうよ〜!わかったかな〜?」

ジェイミー「いじめるのはやめろ。俺は必ず行く!次の日本大会に出た後、パーティ会場へ向かう。約束しよう。」

九条「約束だぞ〜。じゃあねー。」


 おデブちゃんはボクたちの前から姿を消した。


ジェイミー「皆。ごめんなさい。俺のせいで皆が身代わりとして攻撃されてしまった。本当にごめんなさい。」


ヒロはボクたちに頭を下げた。


高嗣「ヒロ。ボクたちは大丈夫だよ。頭を上げて。」

ジェイミー「え。」

高嗣「助けに来てくれてありがとう!助かったよ。」

太陽「ジェイミー!あざーす!」

倫子「ジェイミー!ありがとうございます!」

悟「ジェイミー!助かったよ!」

高嗣「み、皆もヒロが来てくれて助かったんだよ。ありがとう!」

ジェイミー「皆…。あ!ソウジ!次の日本大会にエントリーするのはまだ間に合う?」

ソウジ「はい!まだ間に合います!」

ジェイミー「じゃあエントリーする!」

ソウジ「了解しました!申し込んでおきますね!」

ジェイミー「タカ。ボクは次の日本大会を機に日本へ行ってみることにしたよ。今まで避けてきたけど、これを機にばあちゃん家に顔を出してみようと思う。チャレンジしてみたいんだ。トラウマを乗り越えたいんだ。」

高嗣「その時はボクも日本についていってもいいですか?久しぶりに家族とも会いたいし。」

ジェイミー「じゃあ決まりだね!じゃあボクはとりあえずフロリダに帰るよ!またね!」


ヒロは皆に約束のサインを渡すと学校を後にした。


太陽「てか高嗣とジェイミーって友達だったのか?」

高嗣「は、はい、そうなんです。小さい頃からの長い付き合いになるんですけど。」

太陽「お前ら仲良い親友なんだな!いいな〜!羨ましい!俺の幼馴染はクズだし。」

悟「もも杏華ちゃんか。彼女はさすがにクズ確定だよね。太陽のストーカーだし。」

太陽「そういえば、アイツあの後どうなったんだろ?」

倫子「きっとジェイミーがうまく逃してくれたのよ。」

太陽「そうだよ!俺らが学校に向かっている最中アイツジェイミーと二人きりになったんだ。あの後どうなったんだろう…。」

倫子「だからきっとジェイミーがうまく逃してくれたんですよ!そう思っておきましょう!」

太陽「そうだな!」


問題は解決したが、ボクたちは授業をサボってしまった。ボクたちは松山さんから飽きられてしまったが、ノートを貸してくれた為全員で彼女のノートの大事なところをメモした。




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