第33話 偶然の出会い
ボクたちはハンバーガーショップへ入るとそれぞれハンバーガーを一つとフライドポテトを注文する。
倫子「ここのハンバーガーはアメリカ人にはヘルシーだと人気だそうですよ!実は私、秋に入学してからずっとここのハンバーガー気になっていたんです!だから今回念願が叶いました!お二人のおかげです。ありがとうございます。」
高嗣「いえいえ。も、森野さんの念願が叶ってボクは嬉しいです。」
紫帆「私はここに何回か来てるわよ。息子を連れてね。結構おいしいわよ。」
倫子「本当ですか!それは楽しみです〜!」
ボクたちは頼んだハンバーガーが手元に届くと早速ハンバーガーにかぶり付く。
一同「おいしい!」
ボクたちは目を輝かせる。
倫子「私、来て良かったです!今日は一緒に来てくれてありがとうございます!また一緒に来て頂けませんか?」
高嗣「あ、は、はい!もちろんです!ま、また一緒に来ましょう!」
紫帆「いいわよ。忙しくなかったらだけどね。」
倫子「ありがとうございます!嬉しい!私、アメリカ来て良かった!」
ボクたちはハンバーガーショップを後にして道を歩いていた。
ジェイミー「ハーイ!タカシ〜!」
ボクたちの横に急に白塗りの高級車が止まり、後部座席からヒロが顔を出す。
高嗣「ヒロ!」
ボクは思いがけない偶然の出会いにドキドキした。
ジェイミー「今何してたの?」
高嗣「と、友達とそこのチキン使ったハンバーガーショップ行っていました!」
ジェイミー「オー!ボクもたまに利用するよ!ヘルシーだしおいしいから!」
高嗣「え?ヒロも利用するの?意外!有名人だからてっきり高いお店に行ってるのだとばかり考えていました。」
ジェイミー「ノー、ノー。高いお店ばかり利用しないよ。節約しないとね!ところで彼女たちは?」
高嗣「あ、えーと…紹介します!こちらが森野倫子さん。同じ大学の文学部でひ、ヒロの大ファンなんだよ。」
倫子「…は、初めまして!森野倫子って言います!まさか佐藤さんとジェイミーが友達だったなんてビックリです!…もしかしてこの前探していた友達って…。」
ジェイミー「そう!彼なの!ボクの愛する大事な友達の一人で同居人だよ〜!」
倫子「え?!佐藤さんとジェイミーが同居人なんですか?!ビックリです!なるほど!だからマンションで生活出来るんですねー!凄い!凄い!」
森野さんは感動した表情をする。
高嗣「で、こちらが松山紫帆さん。学校で同じ文学部でバイト先の先輩でもあります。」
倫子「松山さんもサイン頂きませんか?」
紫帆「私は遠慮するわ。」
倫子「そんな〜!せっかくジェイミーが目の前にいるのに〜!」
紫帆「テレビで見るより実物の方が綺麗ね。」
倫子「松山さんもジェイミーのこと興味持ちましたか?」
紫帆「別に。」
倫子「そんな〜!」
ジェイミー「タカ。良いお友達がいて良かったね!」




