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第28話 閉じ込められた

ソウジ「どうかしましたか?」

ジェイミー「タカと連絡がつかないの。俺が来るからとどこかに隠れてるはず。」

ソウジ「なるほど!とりあえず私たちが手分けして高嗣さんを探します!ですからジェイミーさんは仕事に」

ジェイミー「俺はタカに会ってからじゃないと帰らない!」

ソウジ「ジェイミーさん!」


-その頃のボク-


はー。落ち着く。静かだし誰もいないし。緊張しなくてすむ。


プルプルプル


ボクのスマートフォンの着信音が鳴る。

相手は城田さんだった。

ボクはヒロじゃないことに安心して電話に出る。


高嗣「も、もしもし。」

恭佑「佐藤!今どこにいるんや?」

高嗣「どこかのサークルの物置小屋です。」

恭佑「は?何でそんなとこにおるねん!そんなことより今ジェームズ・バーナードが学校に来てるねん!俺また写真撮ってもらったで〜!お前知り合いなんやからはよそんなことおらんで出てこいや〜。」

高嗣「いや、ボクはここにいます。行きたくありません。」

恭佑「何でやねん!友達が来てるゆうのに。」

高嗣「外では会いたくないんです。彼とは秘密の友達関係です。」

恭佑「はぁ?意味わからん。…もしかしてお前会うのが怖いんか?緊張してるん?」

高嗣「…そ、そうですけど。皆の前でボクが友達だって知られたくないんです。」

恭佑「…気持ちはわかるけど、とりあえずそこから出てこい。鍵かけられても知らねえぞ。」

高嗣「まだ明るいし大丈夫じゃないですかね?」


ボクは一応鍵がかかっていないか確認する。


ガチャガチャ


高嗣「あ、開かない!何で?城田さん。ぼ、ボク閉じ込められました…。」

恭佑「はぁ?!だから言うたやろ。今そこで待ってろ。助けに行くから。」


何分か経過し、部屋の鍵が空いた。


ガチャガチャ


管理人「…まさかここに人がいたなんて。」

恭佑「佐藤。お前はアホか。二度とこういうことするんやない!」

高嗣「ご、ごめんなさい。」

恭佑「…まあお前がまだスマホ持ってるだけ良かったけどな。スマホ持ってなかったら一晩ここで過ごすことになるかもしれなかったで。ホンマに良かった。」

高嗣「ご心配をおかけしました。」

恭佑「とりあえずジェイミーは帰ったから何事もなかったかのように過ごせや。ほな。」


城田さんはどこかへ消えていった。

 とりあえずヒロが帰って良かった。ボクは何事もなかったかのようにバイトへ行った。

帰ったらヒロに何て説明しよう。



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