第14話 楽しい時間
時間がいくらか経ちボクの釣り竿の糸が動き始めた。
城田さん「今だ!リールのハンドルを回せ。」
たかし「こうですか？」
バシャバシャ
城田さんが急に立ち上がりボクの竿を一緒掴む。
城田さん「こうだ！」
ぐるぐるぐるぐる
城田さんがハンドルを回すとバスが釣れた。
たかし「わぁ!」
城田さん「バケツに入れろ。」
たかし「はい！」
ボクは城田さんに言われるままに釣れたバスをバケツに入れる。
城田さん「よし！一匹釣れたな。」
たかし「ありがとうございます！」
次からはなかなか釣れなかったが初めての釣りは楽しかった。
城田さんとならまた釣りに行きたいと思った。
たかし「今日は楽しかったです！ありがとうございました!また誘って下さい。」
城田さん「おう！楽しみにしてる！お前の作った料理もおいしかったしな。また作ってなー。」
たかし「料理には自信があります！任せて下さい!」
城田さん「ハハハ！そういうお前好き！もっと自分に自信持てよ。」
城田さんと別れ、帰路した。
たかし「ただいまー。」
ジェイミー「おかえりなさい。釣りに行ってきたの？」
たかし「うん！城田さんと！楽しかったよ！一匹釣れたし夕飯に使おうかな。」
ジェイミー「良かったね！タカの楽しそうな顔が見れてボクは嬉しい！ハッピー！」
次の日。
ジェイミーは試合があるからとフロリダへ帰って行った。
ボクはまた一人暮らしに戻った。
ボクは学校の図書館へ寄った後、講義に出席し授業を受けた。
講義を終え、ジェイミーから連絡が来ていた。
ジェイミー「タカ。そろそろアルバイトでもしたら？今のままだとコミュニケーション取れなくて就活大変になるよ。」
たかし「バイト？！ボクが？無理だよ。」
ジェイミー「就活大変になるって言ってるんじゃん。この大学の受験の面接の時みたいにがんばってよ。」
バイトかぁ…。ボクに向くバイトなんてあるんだろうか。…あ！本屋さん？…でも本屋さんは接客業務あるし向いてないな。
たかし「ジェイミー！ボクに向いてるバイトなんてないよ！」
ソウジ「たかしさん。急に私で失礼致します。アルバイトはした方が確実にいいですよ。そうですね…図書館はどうでしょうか。たかしさん司書になりたいのでしょう。片っ端から受けてみることです。もし、受かる場所がないのでしたらその時は浦嶋家の力を使わせて働いてもらいます。よろしいでしょうか？」
たかし「…わかりました。探してみます。」
ボクはジェイミーやソウジさんの言う通りバイト先を探した。
