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第十話 えーーー?!

 ボクは城田さんとも友達になった。ここ何日かで二人も友達増えたな…。


城田「言っておくが、俺は兵庫県民や。大阪人やないで。」

たかし「そうなんですか。」

城田「あぁ。ところでお前はどこから来たん?」

たかし「ボクは東京出身です。」

城田「高校卒業してアメリカ来たんか?」

たかし「いえ、ボクは小さい頃にアメリカに来ました。小学生の頃。それからずっとアメリカで生活しています。」

城田「へー。そうなん。何かすごいなぁ!」

たかし「そうですかね?」

城田「凄いわ!何か小さい頃からずっと外国にいるってだけで何かすごいわ!俺なんか中学卒業してから東京出てきて、東京の学校通ってここに来たんやで?」

たかし「アナタも何だか色んな場所に行ってるんですね。ボクの友達と一緒です。」

城田「そうなん?友達も兵庫県民なん?」

たかし「いえ、友達は北海道出身なんですけど、中学卒業して東京の高校に通ってここに来たそうです。」

城田「偶然やなぁ。同い年?」

たかし「いえ、2つ上の先輩なんですけど。」

城田「先輩かぁ。ところでお隣さんは?」

たかし「あ。んーと、えーと…その。」


 ボクは悩み果てた。ジェイミーの正体がバレたらマズイ。どうしよう。


城田「あ!あ、あの。Can I ask you one?(一つ聞いてもええですか?)」

ジェイミー「OK.」

城田「Oh, are you Jamie Bernard?(あ、アナタはもしかしてジェイミーバーナードさんですか?)」


ば、バレてる。マズイ。


たかし「か、彼は。テニスのジェイミーバーナードさんではありま…。」

ジェイミー「ノー。タカ。Okay. That's right!(はい、そうです!)」

城田「あ、あの、あの。Actually, I'm a big fan of James Bernard!(実は俺、ジェイミーバーナードさんの大ファンなんです!)」


えーーー?城田さんが、城田さんがジェイミーの大ファン?しんじられない!


ジェイミー「Is that so? Thank you!(そうなの?ありがとう!)」

城田「あの。Excuse me, could you sign it? Would you please take a picture with me?(恐縮ですが、サイン頂けませんか?あと写真も一緒に撮って頂けませんか?)」

ジェイミー「OK!」


城田さんは早速急いでノートと黒いマジックペンをリュックサックから取り出す。

そして、ジェイミーにノートとマジックペンを渡す。


城田「Thank you for this cover!(この表紙に大きくお願いします!)」

ジェイミー「Oh!This is a notebook of my official goods. Can I really write it here?(おー!これはボクのオフィシャルグッズのノート。本当にここに書いちゃっていいの?)」

城田「OK!OK!」


ジェイミーは城田さんの大事なノートの表紙に言われるままにサインを書く。それから城田さんは今度はスマホを取り出し、ボクにスマホを渡す。


城田「お願い!お前、撮ってほしい。」

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