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第十一話 逆らうべき人物は考えよう(確信)

 さて・・・一応だがメアの契約は終わった。

 次はトルクの番であった。

 ちなみに関西人風の先輩はと言うと・・・


「なんや・・・今回の1年はやたら最上位系列ばっか引きよるなぁ・・・わいなんて中級やぞ・・・?どないなっとんねん今年は・・・」


 一人で遠い所を見るような目でぼやいていた。

 うん・・・なんか本当にすいません。

 たぶんこの調子でいくとトルクも最上位系列のフラグがたってます。

 そんな風に考えながら佑は遠い目をしている先輩に本日二回目、心の中で謝った。

 

「じゃあ次は私の番ね!何が出るかな?」


 ライ○ンの提供でお送りしました。

 じゃなくて!俺はいったい何を考えてるんだ・・・


「馬鹿なことじゃないかしら?」

「人の心サラッと読むな」

「何よぅ。間違ってないでしょうが」

「・・・結局さ。俺は先輩をなんて呼べばいいんだ?」


 ・・・先輩は一応神様だ。

 学校での先輩として呼べばいいのか神として呼べばいいのか微妙に困ったりしてる。

 

「あー私?一応こっちだとコルネだから・・・コルネ様とかでいいわよ?(ケラケラ)」

「・・・了解コルネ様?」

「(ゾゾゾゾゾ・・・!!!)なんで本当にそのまま言うのよ!?」

「えー?だってそう呼べっていったしー(棒)」

「仲いいね二人とも」

「「どこが!?」」

「ほら」


 苦笑されながらメアにそう言われ俺と先輩は顔をムッとさせた。

 

「それよりもほら、トルクが召喚するよ?」


 まあ、今はいい。どうせ後で別のことで言い合うであろうから。

 ・・・日数的には余りたってないけど、このやりとりは懐かしいな。

 ここにあいつがいたらもっと楽しいのだろうけど・・・

 ここにはいない友人、いや悪友に対して心の中でそうぼやく佑であった。

 

「魔力を送り込む・・・・・・」


 そうこう考えている間にトルクが魔方陣を起動させたみたいだ。

 魔方陣が光だしている。

 そして現れたのは・・・・・・


「わうっ!」


 小さいな子犬であった。

 いや・・・狼か?

 そしてそれを見ていたコルネとカンナは物凄く動揺していた。


「おい・・・あれはまさかだと思うが・・・」

「ええ・・・信じたくはないけどそうでしょうね」

「「二人ともどうかしたの(か)?」」

「ええ・・・あの狼」

「うむ。主よあれは我らにとって天敵なのだ」

「・・・・・・天敵?」

「そうよ。たぶん佑君も聞いた事あるわよ?だって北欧神話では結構有名だから」

「・・・ああ!!?もしかして!?」

「そうだ。あたりだ我が主よ」

「そうあの子は・・・・・・」

「「フェンリル」」


 結構有名なのがきたな。

 しかも普通の北欧神話と違って多少アニメやら漫画の設定も受けているみたいだが・・・

 まあ、カンナが女性として出てきている段階で色々と普通じゃないのはよくわかるけど。

 フェンリルは初めの方は普通の狼と違いがなかった。

 ただそこにテュールという神が餌をあげ始めたのがきっかけだたはずだ。

 それからは日に日に力が大きくなり体もそれに合わせ大きくなった。

 力が強くなりすぎたフェンリルはその後、封印された。


「でもあの子小さすぎるわ。まるで生まれたみたいに」

「うむ。あれは力をつける前の状態だな。トルクという者、面白いもの引いたな」

「話から察するにつまるところ、フローズヴィトニル《悪評高き狼の意》になるかはトルクしだいってことか?」

「・・・そうね。聖獣として扱われるかはあの子の成長しだいということになるわね」


 ふむ・・・ここでトルク般若を浮かべてみよう。

 ・・・・・・・・・・・・・・うん、トルクの言う事を聞く忠実な番犬が目に浮かんだ。

 強く生きろよフェンリル・・・

 結論。


「うんトルクなら大丈夫だな」

「・・・?どうしてかしら?」

「いや、だって・・・」

「ああ・・・うん。そうだね」


 察してくれたか、メアよ・・・

 

「そうなのか主よ?」

「間違いなくトルクなら平気だ」

「主がそう言うならそうなのだろう」


 うんうんと納得してくれるカンナ。

 なんだろうか・・・この中で一番カンナが癒しの相手になっているような気がしてならない。


「ハハハハハ!!あいつ。あんな小さな犬っころかよ!!」


 中には馬鹿な奴もいるみたいだが・・・

 てかあいつさっきまでいたか?

 あ、後からきたのか。

 そんな風に心の中で納得しているとその馬鹿はどんどんエスカレートしていく。


「そんな犬っころしか契約対象として選ばれないないんだ!どうせ模擬戦の時もなにかしらズルをしたんだろう!」


 あーあ。知らないぞ。

 今、確かにトルクが般若トルクに変わった。

 うん雰囲気がさっきの穏やかな感じと違ってトルク周辺が魔力でミシミシ言ってますもの。

 自分の契約しようとしたトルクを馬鹿にされて怒ったのかフェンリルの「グルルルル」と唸り馬鹿にした相手を威嚇していた。

 それをトルクが頭を撫でて止めた。

 その時一瞬フェンリルがビクっとした。

 そう、瞬間的に逆らってはいけない相手を認識したのだ。

 そしてフェンリルはトルクの言うことを聞くようにおとなしくなった。


「・・・さてと」


 そんな軽い言葉がトルクの口からでたが回りの雰囲気は重かった。

 そして次の瞬間。


「覚悟はできてるよね?(ニコリ)」


 その場にいる誰もが思ったであろう。

 あれは逆らってはいけない類のものだと。

 そして馬鹿はそんなことに気がつかなくそのままトルクの発言に対して答えていた。

 すげえな馬鹿。こんな雰囲気も察せないなんて。

 ・・・察せたら馬鹿じゃないか。


「ハハハ!お前水魔法使いだろう?回復しかできない水魔法が何を言って・・・(プシッ)え・・・?」


 馬鹿の発言に対して、トルクがした行動はひとつだった。

 片手を馬鹿に向けただけ。

 そうそれだけだ。だがそれだけで十分なのだ。

 距離的にも問題ない。

 トルクは圧縮した水を手から出しただけだ。

 原理は簡単。ウォータージェットという物を使っただけだ。

 よく水で硬いものを切るとかがあるがあれだ。

 そしてそれを機械ではなく魔法でやっただけだ。

 まあ、原理がわかってないとできないんだけどね。

 ちなみにあれを教えたのは俺です。


「はい。終わり。早く治療しないと耳に穴が開いたままになるわね」

「うぎゃあああああああああああああああ!!!!??!?」


 耳に穴が開いていることに気づいたのか痛みでのたうちまわっていた。

 その光景に誰もがいや、俺とメア、コルネ、カンナ以外は呆然として何が起こったのかわからないのか口を半開きにしながらトルクを見ていた。

 

「おーいトルク!終わったならこっちこいよー!」

「え?あ、うん今行く!」


 ちなみにフェンリルの契約はすでに終わっていたようだった。

 どうも般若トルクの時に逆らっては駄目だと思った時に契約が終わっていたようあった。

 さすがである。

 

「ふう、おまたせ。それでこの子いったい何者なのかしら・・・?」

「一応最上位系列みたいだぞ。まあ子供みたいだけど」

「え?そうなの?でも私試練とかしてないんだけど?」

「まあ、それは・・・」


 苦笑しながら俺はフェンリルの方を見た。

 その目がヤメテヤメテと言ってるように見えたので彼のプライドを守るためにもここは話をごまかしておこう。


「時々だけどそういうこともあるわ」

「うむ。あるな。ただ気に入ったとかで決めるやつらも多い」


 俺のごまかしに手を貸してくれたのかコルネとカンナはそう言った。


「そうなの?ありがとうね・・・えと名前は?」

「フェンリルだ」

「そう。じゃあフェンリルこんな私だけどよろしくね?」

「わうっ!」


 頑張れよフェンリル。

 トルクの上にもう一人いるからな・・・

 そんな風に将来彼が会うであろうトルクの母親との出会いを考え心から応援する佑であった。

 そして、トルクはできるだけ怒らせないようにしようと決心するのだった。

今回はちょっと少なめです。

ですがやっと契約の話が終わります。

次は・・・うん考えてません。

でも一週間周期でできるだけ書いて行きますのでよろしくお願いします。

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