7.今の気持
「・・・・それにしても、広いな・・」
侍女たちに、服を脱がされた後は、まじで抵抗した。ていうか、しまくった。
この年になって、洗われるのは、恥ずかしい。
(それにしたも、魔王城だろ。イメージ違いすぎる。見かけはすごいけど、中身綺麗だし!)
風呂につかりながら、そんなことを思っていた。どういうイメージの魔王城なのは、考え辛い。
「でようかな・・・・・!?だいじょうぶだから、自分で着替えるから!!」
大浴場の入り口付近で、待機していただろう。リューハルトの声に反応した侍女に、リューハルトは、慌てて、声を挙げる。が
「だめです。先ほどは、譲りましたが、今回は、譲りません。おとなしく私たちにまかしてください!!」
「うっ、・・わかった。わかったから、扉をたたくのやめて、壊れる!」
という彼女は、大浴場の扉を、壊れるほどの力で、叩いて。。いるのか?殴っていないか。てか、何者だ?そもそもなんで人が来ないのか。
「どうなされました!?」
「・・っ!!」
不安がるも、人がきた。
「~~^^」
「そうですか。では・・・」
彼女がなんか言った後、後から来た人は、立ち去って行った。
「まじかよ・・あきらめるか・・・」
そう、決意して、立ちあがって、風呂がら出たのであった。
・・・・少々お待ちください。
「・・・・かっけぇな、俺の新しい服。」
「そうでしょう。その服は、魔の国一の職人が作ったもので、魔法耐久の保護もあるんですよ」
・・・・・・
リューハルトは、驚きすぎて、固まって、声を失ってしまった。
「いくらしました?」
「さあ、仕入れたのは、魔王様ですので・・分かりません☆」
星が飛んできそうな勢いでウィンクした。
(いて)
飛んできた模様。そして、頭に当たった模様。
「・・・・なにやってんだ。魔王は!」
「・・・・あの、申しにくいのですか。」
「ん?」
と叫んでいたら、後ろに控えていた彼女に、声をかけられた。
「リューハルト様は、陛下の御子息になられたはずですよね?」
「・・・一応」
「その曖昧な答えも含めて聞きますが、なぜ、”父上"と呼ばないのですか?」
「!・・・・それは・・わかんねぇよ・・・急にさ、今日から、此処が俺ん家とか、きょうから、魔王が父上だなんて・・わからねぇよ・」
「・・・・」
「それに・・・おれは、そっちと違って、まだ人族だから・・」
「それは、私たちには、分かりませんね・・人族ではないんですから・・・」
リューハルトは、正直に彼女に、今の気持を話した。でも、彼女は、表情をかえずに、それに答えた。
「・・・そりゃそうだろうな・・じゃあ、そろそろいこうぜ?」
「・・はい」
リューハルトは、前を向いて、ちょっと早足で歩いた。
(・・・あなたも、そのうち、分かりますわ・・だって、もうじきこっち側になるのですから・・)
(そのときは、本当に魔王の子になる・・)
・・・侍女が、謎ふかいわ・・
良く分からない。←自分で書いといて・・