6.魔王城
「・・・・・」
よし、現状を整理しよう。まず、自分はどこにいるか・・・隣の魔王とその側近?と一緒に、最初いたあの森を歩いて・・途中から抱え込まれて、急に飛んだけど・・・あの森よりも、さらに禍々しい雰囲気の森に囲まれて堂々と、でっかく、立っている。城があった。
「・・どうした?ここが、魔王城だぞ?」
「!・・・おう」
ちなみに、これから、ここが俺ん家だ。
「・・と、リューハルト様・・魔王城におはいりなられたら、直ぐに、その身なりを、お直しいたしますので・・御覚悟を・・・」
「・・お、おう?」
イヴァルツの気迫に、押された。と、その次に・・
「・・くく」
隣の魔王・・義理の父になるんだから、変えた方がいいのか?・・の含み笑いが聞こえた。
「息子よ・・イヴァルツは、こういうところに、気が張って、徹底的にやられるぞ。よほど覚悟がないと、倒れるぞ」
「はい・・・って、息子って!!///」
何気もなく言われたことに、俺は、動揺した・・・
「照れるな!!照れるな!息子よ!!」
「わざとか!///」
「で、じゃれあっていないで、はいりましょう。魔王様。リューハルト様」
「はいはい、行くぞ、リューハルト!」
10分後
「はい、失礼しますね・・まずは、おからだを綺麗にしなければなりませんので、大浴場ですね」
「はい」
「さあ、行きますよ・」
「おあわわわわ!!!ちょ!!」
「お願いしますー」
イヴァルツの指示により、侍女に、半端引きずられながら、つれて行かれた。俺が・・・
この場に、リューハルトが、居なくなってから、しばらくたってから、魔王が、口を開いた。
「・・・イヴァルツ・・あの子は、たしか・・11歳のはずだが・・?」
「はい、私の部下の情報によると・・歳にしては、しっかりしすぎですね・・すぐ、私たちのことを受け入れましたので・・」
「精神年齢が高い・・・か・・」
先ほどの雰囲気などはなく、魔王の威厳のある凛々しい表情だ。
「あの子は、後にやらかすかもしれんな・・・」
そういう魔王の口元は、笑っていた。
「・・・しまった。つい素を出しちまった。大丈夫かな・・・」
義父の期待を、知らず、のんきに湯につかっていた。
いろいろ、書き方がかわっているので、読みにくかったら、すいません。