11、家族
これからは、主人公視線で行きます。
いままで、迷惑かけてすいません。
今現在、此処にいるのは、魔王、イヴァルツ、そして、俺の妹兼魔王の実娘が、そろっていた。
「説明を、求めても問題ないよな?」
あくまで、俺は、冷静で、此処現在の問題の説明を魔王トイヴァルツに求めた。
「ああ、いいぞ・・・まずは、焼く5日まえお前を、私の息子として、迎え入れたな?」
「ん?・・ああ、娘がいるなら、教えてくれても、良かっただろ・・」
と、驚きながらも、言った。
「ああ、すまないな。その時は、行きぬきがてらに、従者とともに、旅行に行っていたからなんだ。」
「・・・・・」
「兄様!父様!けんかは、めっ!です」
「「・・・・」」
俺より、幼い義妹には、父と俺が、喧嘩していると、受け取ったんだろうな。思わず。なま暖かい目線をプレゼントしてあげた。かわいいな。顔がニヤつけてくる。抑えながら魔王に目を向けた。
「にゃ、にゃんですか~」
その行動、おかしく見えたのだろうか。なにかあったのか、と、涙目で、訴えてきた。とてつもなく、かわいいんだが、どうしてくれようか。
「・・・・・いや、真顔でいわれてもなぁ・・リューハルト」
「・・・は?」
「口に出ておられましたぞ。リューハルト様」
「・・・・・」
まじか、ごめんなさい。
≪閑話終了≫
「というわけで、よろしく。」
「いや、ちょっと待て」
急に、この話を終わらせようとするから、とっさに、言ってしてまった。ていうか、何かあるな、顔が引きつっているぞ、魔王!
「・・・・・さては、俺を引き取ったあの日・・」
「・・?兄さま?」
「このかわ・・ゴフン・・子に俺の紹介を、忘れていたんじゃないだろうな・・」
「・・・っ!」
図星だ。まじかよ、はったりだよ。まじだったんかよ、この人本当に、魔王なのか。それいぜんに、人じゃねぇし・・・てか
「い、いや、その・・悪かった!」
「?なんで、父様が、謝るの・・?どうしたの?」
と、上目使いで、此方を見た。
「「いや、大丈夫!!」」
「そう?」
「「うん!そう!」」
「そう!兄さま、はやくいきましょ!」
何この子、可愛いぞ、このやろー・・・って、
「どこに?」
「なにいってるの?兄さま。風呂でございましょう?」
「・・・へぇ・・・うん!?」
驚いた。ていうか、それを通り越してあきれた、俺は、思わず魔王で義父に、顔を傾けたら、最初と戻って、ニヤニヤしていた。おもわず、その顔に一発かましたかった。(かますんじゃなかったのか)って、危な!
「わかったから、いそぐな!」
「うん♪」
「・・・・うん」
したがなく、妹のシャリルの手に引かれながら、後に続こうとした。っと。
今度は、魔王に引きとめられた。
『明日、此処に来い』
「は?」
唐突なことに、振り返ろうとしたけど、次の瞬間、背中を、押された。
「ぅおわ!?、ちち・・・・」
慌てて、いいそうになったが、やめた。
「・・・・・・フッ・・まだ遠いか」
魔王が、そう呟いたのに、気づかずに、扉を閉じた。
風呂・・・
「兄さま。背中をあらったげる!」
「あ、姫様。はしらないでくださいまし!」
またはた、現在、俺の妹となったシャリルとその世話役と、一緒にはいっています。一緒にですよ。・・・・なんか大事なことと思ったから、二度言いました。
「あぶないから、はしらない」
ピタッ
「わかったー」
「おう。」
「すみません。ぼっちゃま」
「・・いや」
「兄さま、きもちい?」
・・・・・・・・・・・。
「風呂、はいろ、兄さま。早く」
「急がせるなよ」
風呂のお湯のせいのはずなのに、前より、身体が暖かいな・・なんか前が滲んで見えるな。誤魔化すように笑った。
「どうなさられました。ぼっちゃま?」
「いや、大丈夫だ」
家族ってのは、いいなぁ・・・・
風呂を出た後は、ちょっと、じゃれあいながら、俺の体と妹の体を拭いた。そして、じゃれあいながら、部屋に送ったあと、自分の部屋に戻った。意外と近かった。
今日は、暖かい日になったなぁ・・・だから、なのか・・・
夢を見た――
――幼稚園のころ・・・幼い私が、父のじゃれ合っている。
刑事だった父の背中に、憧れて、純粋に正義を信じていたころ・・
――小学校のころ・・・少し大きくなった私が、父の正義を、周りの友達に自慢していた。
父の正義を信じて、その背中を追っかけて、楽しかったころ・・
――中学校のころ・・・背丈が大きくなった私は、正義を少し疑い始めた。
それでも、父の事が好きだった。
だけど、
――中学3年生のころ・・・帰ったら、父と母が、殺されていた。
私の中の大切なものが崩れて行った音がした。
正義とは、なんだろうと、初めて疑い、そして、信じ切られなかったあの頃・・・
父と母を殺したのは、父が昔捕まえた極悪人だった。そして、そのひとが・・・
引っ越してきたあのお兄さんだった。
―――――嗚呼、ホント二正義トハ何ダロウカ・・・
――高校生・・このころ幼馴染と一緒に帰っていた。
正義について、まだ疑い続けていたあのころ・・・
そのころの誠の言葉が、印象的だった。
『それでも、諦めないから、待っててよ、燐ちゃん』
―――そして、目が覚めた・・・
「・・・・・・っ」
懐かしかった夢をみた。見たくはなかったこともあった。ふと、窓を見たら、窓の外は、明るかった。
「・・・朝か・・・」
夢を見たせいで、眠ったきがしない。なんだか、頬がぬれていたような気がしたけど、無視をした。
本当に、何がしたかったんだろうか・・あの頃は・・
うん、なにを書きたかったのが、まったく分からないんだが、どうしてくれようか・・・




