9、城下町へ・・ ≪前≫☆
挿絵ありますよ
・・・
「つかれた。てかなんだよ。昨日の古記なんだろう。」
古記とは、昨日、ジェシールと勉強した最後らへんに、見せられた奴のことである。今、歩きながら、唸っていた。
「まず、“光と闇”これ、わかりやすい・・要は、勇者と魔王じゃね。それに次に、あるしね。”闇は魔の王、光は勇の騎士”ってあるし・・・ぶつぶつ」
「ていうか、書き方にしては、女神さまが書いたようには、みえない。」
なにか、これは、俺達に・・では、なくて、女神さまに・・
(ああもう、考えても終わらない・・・まてよ、なんであの古記が女神さまが書いたものと、おもったんだ?・・)
「・・これから、どうしよ。訳合って、勉強会は午前まで、だから、午後が暇だ。」
暇・・考えるのも疲れた、今、暇の一文字しかない。というリューハルトは、考える時よりも、頭を唸らせた・・・・
10分後
「てか、俺、ここの城下町みたことないな・・」
時間をかけて、考えた結果。城下町がでてきた。彼は、国だってこと忘れていた。
「あ、てか、どうやっていく・・」
あらかじめ、案内されていたけど・・
(・・・うん、聞こう。)
目の端に捕えた人物をみて、そう思った。その人物とは、あの案内してくれたメイドさん・・だった。
「なあ」
まあ、いいとして、話しかけると、なぜか、彼女は、驚いていた。
「リューハルト様!!なんでしょう!」
「・・・ああ、ちょっと、町に行きたいんだ。どうすればいい?」
「町ですか・そうですね。陛下が築いてきた町は、ありますよ!」
そういう彼女の声は弾んでいて、うれしそうなので、リューハルトは・・
「・・そこまでいうんだから、良いところなんだろうな」
「え・・あ、はい。そうなんですよ!(笑った)」
顔を和らげ、そういった。
「で、どこにいけばいい?」
と、また、本題に入った。
「ここから、右に行き、そのまま、まっすぐにいくと、城下町につながる扉に辿りつけます。では、私はこれで・・・」
彼女は、リューハルトに頭をさげ、早足に立ち去って行った。
「・・・あっちか・・」
さらに10分後・・
歩いたところ、リューハルトの眼の前には、彼の身長の2倍は上回る扉があった。
「これか・・・」
と、扉に手にあてたところ・・・
「どこにいくんだ?リューハルト」
「!!・・魔王・・」
突然、声をかけたのが、魔王ヴェルインだった。
「・・・・」
「言え」
無言の訴えに、容赦なく言いはなった。といいつつも、顔は、ニヤニヤしている。
「・・・ちょっと、町に、いきたいな。と思って・・」
「・・ほう」
なんかしらないけど、沈黙が走る。
「・・・・」
リューハルトの頬には、冷や汗・・・・
「おう、いってきていいぞ!」
と、今までの雰囲気をぶち破って、華やかな顔で、言った。
「あ、ありがと・・・じゃねぇよ!さっきの雰囲気はどこへ!?」
「まあ、気にするなって、気楽に行って来い!」
そして、リューハルトは、魔王に押されて、扉をぐぐった。
・・・To be continued
これからは、☆があるところは、挿絵がありますよ。




