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人殺の姫  作者: バショウ
9/9

第八話‐暗転

影待雪見;主人公・秋人の彼女。能力は“身体強化”、“感応”。しかし、他の能力者とは違い、能力の上達は無い。

車で八戸市に戻り、事務所に着いた俺を待っていたのは、アリシァに介抱され、正気に戻った雪見だった。

 大丈夫か、と問い掛けた俺に対し、静かに微笑む雪見を見て、やっと終わったのか、と安心したのを覚えている。

数日後、黙々とテストをこなす俺に、アリシァから連絡があった。

「何かあったのか?」


「ええ。何ていったらいいかな。……実はあなたも能力者なの」

何だって?

「俺が……?」

「“予知”か何かだと思うけど、心当たり、ない?」

「そんなもの、あるわけが……」

いや、いつか見た夢で、雪見に襲われたことがある、ような……。

「夢? ああ、“予知夢”なのね」

思考を読んだのか。話が早くて助かるが、やはり気分は悪い。

「で? 俺も事務所に誘うのか?」

「……誘うのは――影待さんのためなの」


「雪見……?」

「今の彼女は特異な能力者で、奴の力が“固定された”状態になっているの。だから今以上の成長は無いし、研究対象とみなす輩もいる」


「……つまり、俺に雪見のサポートをしろ、ということ?」

「そう。能力者同士のコンビは普通作らないんだけどね。彼女を守ってほしいの」

奴を殺したことで、終わったと思ったが……。どこまでも、ついてまわるか。

「――俺の方は、はなから入社するつもりだったから、かまわないよ」

まさか能力者として入るなんて思ってもいなかったが、まぁ些細な問題か。


いいだろう。


俺のモットーは、他人にできない事をやる、だ。

何でもきやがれ。



――こうして、俺の平和な高校生生活は終わり、探偵事務所での人生が始まった。

とりあえず終わりました。つきあってくれてありがとうゴザイマス。読者数や感想によっては続編を書きます。少しでもいいからなんか書いてくれると嬉しいです!

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