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ウグイ

色白肌に焦茶の髪。目は黒い。やや小柄で環境の変化に強い。

社会人二年目で一人暮らしをしていた。家族は祖父母と母、弟が一人と妹が一人居る。父は居ない。

もちろん姉は居ないし兄も居ない、はずだった。


ある日の帰り道、大きな鷲に遭遇して、尾羽根を綺麗だと褒めたのが終わりの始まり。

鷲に尾羽根を手渡され、受け取ってしまった。それにどんな意味があるかも知らずに。

夜ごと夢の中で境界を侵食され、どんどん現世を忘れてしまい、ついに「ウグイ」と名付けられたことで帰れなくなった。

もちろんウグイなんて名前じゃなかった。


でも本人としては思い出せないから悲しくないし、オジロが家族になって一緒に居てくれるのでハッピーエンド。



オジロ

やや褐色の肌に黒髪、襟足の一部が灰色っぽい白。目は琥珀色。大柄で、強い。


コンプレックスだった尾羽根を見て無邪気に綺麗だと褒めた女に、気まぐれに尾羽根を渡したら喜んだので、唐突に欲しくなったので引き寄せた。

手順を踏み、切斑まで自分で歩かせないと会うこともできなかったので、渋々バスに乗せた。できるならヒョイと拾いたかった。


今代のヌシ。毛艶も良く体も大きくて、まさにヌシに相応しいが、尾羽根の模様がコンプレックスだった。真っ白ではなく灰色がかっているのがなぁ、と気にしてたけど、無邪気に綺麗と喜ぶ女を見てどうでも良くなった。

尾羽根を受け取ったんだから嫁に来るだろ? と持ち帰ってしまう。


ウグイをとても気に入ってる。人間の女について詳しくないため、身の回りの世話をさせるべく、姉や妹として女を召し上げようとしていた。

が、アマゴに邪魔されたので、始末した。まぁ最初くらい人間の暮らしに付き合っても良いかと人里へ下りることにした。


自分と一緒に居るんだからウグイは幸せだと信じて疑わない。そもそも人間とは感覚が違うので。

でもウグイと過ごすうちに、そのへんの価値観のすり合わせとかも追々していく、はず。たぶん。


鳥類の尾羽根を渡す=求愛行動。

受け取ったらね……(物理的に)貰われちゃうからね……。



アマゴ

姉。ウグイに付いてこないよう言う。

もちろん姉じゃない。だけど赤の他人でもなかった。

薄墨のような黒髪に焦茶の目。

実は祖父の姉だった人。

最後に残した言葉は

「オジロには気をつけなさい」


アユ、イワナ

妹たち。するすると坂道を登ってしまった。


ヤマメ

ばあちゃん。するすると坂道を登ってしまった。


本当の妹。姉が突然居なくなって困惑している。

ある日なんとも薄汚れた羽根らしきものを掲げ、綺麗な尾羽根を貰ったんだ、と喜ぶ姉にそれヤバいんじゃない? と思ったけど言えなかった。

姉が居なくなって部屋へ行くと、その羽根もなくなっていて気味が悪い。

祖父に話すと号泣された。

キリフへつれていかれた、としか言わない祖父の話を要約した祖母によると、祖父の姉もつれていかれた、らしい。

このご時世に、と思わなくもないけど、実際起こってしまって、しかもきっともう戻っては来なくて、だから自分の子どもや孫には変なもの拾わないように繰り返し諭した。



きりふ【切斑】

女たちが登る坂道。いくつか道が別れており、それぞれが登る道は決まっているらしい。

一度に登る女の数も決まっており、過不足があってはならない。

しかし、その数は女が登り切るまでわからない。


その正体は山神に捧げられる贄のためにある祭壇。

鷹や鷲の化身である男神のため、女しか登らないと決まっている。

捧げられる贄は主に兎や鳥、魚の化身たち。

贄たちは文字通り捕食されたり、花嫁になったりする。


岩場に立った瞬間、坂道の先に居る男神たちが食べたいものや嫁にほしいものを選び、それぞれの道に導き、捉える。

人間としてありえないスピードで登っていくのはこのため。

何人も登る道は捕食され、一人しか登らない道は花嫁になる。

道はそれぞれ大切斑、小切斑、薄切斑があるものの、それを知る者はほぼ居ない。

読んでくださりありがとうございました。

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