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幼なじみが最強です☆  作者: 鴉神
3/3

3話 デジャブ

ある日の昼休み、屋上で…。

「す、好きです!付き合ってください!!」

ーん〜、なんというか…デジャブ

そんな風に思いながら聴き流す…わけないじゃん!は?モテ期か?モテ期なのか?

「えっと、悪いんだが、俺にはもう付き合ってる人が居て、だな」

「知っています、ですが、ですが!好きなものはしょうがないじゃないですか。」

少しふてくされたように彼女、百瀬 香織16歳はそう言った。

ー叶わぬ恋をしちゃいました〜的なあれですか。なにそれ健気…。

「いや、でも、そうは言ってもだな。」

「私は諦めませんよ先輩!絶対に惚れさせてみせます」

「お、おう…?」

半ば押されるような感じで会話は終了した。

ーいや、百瀬さんも可愛いと思うよ?けどな、俺には小雪がっ小雪がッ!!いや、それよりなぜ後輩ばかりにモテるッ…。

誰にも聞こえない心の中で何かと葛藤していた。

そんなことはつゆ知らず、

「ここに来る時百瀬さんとすれ違ったけど何かあったの?」

そう言い小雪が屋上へやってきた。

「いや、なんて言うか。す、好きだって言われてさ、しかも小雪の時と同じセリフで」

「え!?百瀬さんが?」

「うん、断りはしたけど…」

「したけど?」

「あきらめませんからーって言われた」

「トールは私のだもん…」

と、小雪はいじけたような怒ったような感じで言った。

「分かってるって、俺は小雪のもん、小雪は俺のもんだ」

「〜///」

小雪の顔がかぁっと赤くなるのがわかった。

ー何この子可愛い

恥ずかしいセリフを自分で言ってることに自覚がない透であった。

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