青年たちは謎を解く
実は生きてました。
一年ぶりです。ごめんなさい。
個人的な事情がたくさんありまして、書く時間がなかったのです。
これから改めて書き始めますので、よろしくお願いします。
「……準備はいいがじゃ?」
「えぇ、完璧よ。心配してくれてありがとう……」
「……危なくなったら逃げるじゃよ。。生きて帰ってこその、冒険者だからな」
「分かってるわよ。本当に危なくなったら……そうするしかないし
「そうそう、気楽に行けよ姉ちゃん。俺のように、案内終わったらすぐ逃げるってのを徹底すればいいんだぜ!」
「お前が言うセリフじゃないんじゃい!」
ここは宿屋の入り口である。オークの集落へと向かう三人を、見送る冒険者たちの姿があった。屈強な冒険者たちが、金髪少女の手を握り締めてそう告げる。娘に親が健闘を祈るような、そんな感じがした。心の底から頑張れと祈っているかのような、そんな感情。
冒険者にとって、一番大事なものは命。それは自分のものも、仲間のものも変わらない。当たり前だ。昨日まで生きていた仲間が急にいなくなったら悲しいものだ。一緒にいる冒険者の絆は、他の何よりも強い。少なくとも、彼らはそう思っている。この中でも新参者に入る琥太郎であっても、その絆の深さは理解していた。その渦中にいるから。
「……でもどうするの」
「どうした、青葉?」
見送りをじっと見ていると、隣にいた青葉が口を開いた。その言葉の感情は、不穏。
「私もこの場所に来て、そこまで長くない。けれど、色々な話は聞いた。色々な話を聞いて……。オークというモンスターの強さは知ってる。あの人たちの表情がこわばるだけで異常。あそこの女神を名乗る馬鹿はいいけれど……」
シエテを指差す。いまだに冒険者たちに言葉をかけられているまま。その表情に恐怖はない。
「……アレはいいけど、こたろーがオークに嬲り殺しにあう。それだけは私嫌」
そういって青葉はギュッと服の袖をつかむ。
鎧越しにでも伝わる、幼馴染の震え。目の前で自分が死んで、絶望して飛び降りようとして雷に打たれて。その先でようやく会えたのだから、手放したくないのは当然なんだろうと思った。
「……俺も死ぬのは嫌さ」
だから琥太郎はそう答えた。死ぬことの辛さは、一度経験している。痛みもそうだ、心の喪失もそうだ。それら全てが重なって、死というものが生まれる。
死んでしまえば、それは何も残らないのと同義だ。ここにおいては、命が最も大事だと。そう言われているのならば猶更。
「……一度死んでしまった人間。いやでもわかるさ。死なんてものは、二度経験していいものじゃない」
「……だけれど」
「あぁ、だけれど。だけれど……それでも行かざるを得ないんだな」
そう言って、琥太郎は目線を移した。
目線の先に映ったのは……一緒に迷い込んだ……女神のこと。シエテ。あの女神と一緒にいる。関わりはまだそこまでではないけれど、一緒にこの世界へと飛び込んだ。人と神、一蓮托生の結果として、琥太郎はここにいる。そう、だからこそ……。
「結局、あいつが行く場所へ俺も向かう必要があるってことだ。俺がシエテに切られれば話は別だけどな。アイツもアイツで。そういうわけにはいかないらしい」
「……そっか。それじゃあ仕方ないかな」
琥太郎の言葉に、青葉は表情を少し和らげた。その言葉で、少しばかし救われたのだろう。
「それに私、アレが一人で生きていけるとは思ってない」
「それには全力で同意しようと思う」
いつまでも手を握っているシエテを見ながら、青葉と琥太郎はそう言い放つのであった。
「俺の故郷はなぁここから北にある山々に囲まれた土地でなぁ! ヒツジを丸々一頭焼いて食べるっつうのが名物って奴なんだ!」
「何それ! ずいぶんと派手派手じゃない! こーたろー! あおばー! この任務終わったら肉食べましょ肉!」
砂だらけの土地を、四人の旅人が往く。先導する者が二つと、ついていく者が二つ。四人の距離は、だんだん離れていくものの。まるで透明なひもがついているかのように引っ張られて、一定の距離から離れることはない。
「俺達は稼ぐ手段があんまりないからな、こうやって遠くにまで稼ぎに行くってやつよ。稼いで稼いで、稼ぎ切ってやる。そうやって生きていってんだ!」
「なんというかアンタも苦労してんのね……。能天気なだけかと思うじゃない」
「脳天気っていうのは好きじゃねえ。ただな……そう、ロマンだ! 稼ぎの中にロマンを求めてる! だから苦労ってのは考えちゃいねえのさ!」
「……それが能天気と言わずして何が能天気なの」
力説する男。その言葉を遠目に聞くと、青葉はそう告げる。琥太郎も心の中でそう思うしかなかった。能天気というか、この男は向こう見ずだ。周りを思い切り振りまわすタイプだ。そういう人材だ。多分いつか、災いになるかもしれない。そう琥太郎は思った。
(そういった人物とも直ぐに仲良くなる。ある意味これもつながる才能ということか)
琥太郎は心の中で考えた。そういえば、シエテとかかわって、心を開く。ないし喋り合う仲になっていない人物は、琥太郎が知る限りいない。自分の関わりが薄いだけであって、本当はいるかもしれないけど。正反対で最初は険悪だった青葉とだって、それなりの仲を築いてはいる。
青葉自身はそう思っていないかもしれないが。だが青葉がそれなりに毒を吐いて、しゃべる相手というだけでも、仲をちゃんと築いているといえるのだ。
(本当に相手に嫌悪感を抱いた時は全く喋らなくなるからな。話し合いに、掛け合いに応じるというだけでで相当なもんだ)
それと同時に、何かが脳裏によぎる。
シエテと青葉の掛け合いを見ると、とある人物を思い出すことを。
「こたろー」
「……青葉さん?」
そう考えていると声をかけられた。明らかに不機嫌な表情をしている。
「アレの話はだめ」
「は───」
「私も似ているとは思ってしまったけど。アレの話は今しちゃだめ」
「……はい」
黙るしかなかった。心読みだ。悟り妖怪だ。彼女は……なんというか。そういう能力を持っているんじゃないかと錯覚する。
「……ツーカー。あるいは幼馴染の勘」
むふー。と笑みを浮かべて、そう告げる幼馴染に、琥太郎は心の中で頷かざるをえなかった。この幼馴染は、自分の心を簡単に呼んでくる節がある。長くいれば当然、とは思うのだけれど、それでも見透かされているのはなんというか、むず痒いというか。少々辛いというか。
だからだったのか、だからここにやってきたのだろうな。と思った。神に呼び止められ、ここにやってきた。琥太郎もそうだし、青葉もそう。偶然も偶然だろうし、自分たちは女神も状況も異なるけど。青葉の女神、聞いた限りだとすごい女神様だったみたいだし。
「俺たちの山々には、でかい怪物が棲んでるという伝説があってなぁ……その怪物を見たものは一週間以内に死ぬと言われてんだ! 見た奴が実際にいないというのは怖えよなあ! でも俺はいつかそいつを見てみてえってわけさ!」
前方を往く琥太郎の女神と男は、まだしゃべっている。めちゃくちゃなオーバーリアクションで。
よく話題が尽きないな。そう思いながら、ついていく。幸いにも大きすぎる声と動きで、その姿を見失うことはない。声とその姿が、はっきりとした道しるべだ。そんなに大きな声でしゃべったら、外敵が来そうなものではあるが。
「……そういえば、一匹も見てない」
青葉がぽつりとつぶやいた。その言葉を琥太郎は咀嚼する。
一匹も見てない。
そう、一匹も見てないのだ。襲ってきそうな獣や外敵を、一匹も。
「オークがそんなに恐ろしいのか?」
「……予想は立ててる。恐らく。強者が来ると、生態系は崩れる」
「本来ここにくるわけじゃないっていうものな」
そう、みな逃げた。この場所を投げ出して、オークに恐れをなして逃げた。そんな可能性まで出てくる。今の今まで他の獣が出てこないのだから、猶更。
「戦いは、避けられないかもしれないが。最悪……逃げだして助けを呼ぶか」
「もしそうなら……国に頼むしかなくなる、と思う。あの人たちが言ってたでしょう。オーク討伐は依頼ではなく、任務になるって」
「……言ってたな」
任務と依頼の違いは、単純だ。国が直接関わるか、関わらないか。そして国が関わるものになった場合、それはもはや脅威に数えられる。
そう、よく考えたら。本来、自分たちがここにいるのが。オークの集落に行くのが、異常。
「……咎められるかもしれないな」
そう思った。何してるんだと、思い切り指摘されるかもしれない。
「怒られるかも。私は小中高と怒られたことないから、もしそうなったら怒られるのは初めて」
「怒られること、楽しみにしてないか?」
「全然?」
「だったらなんだその表情」
琥太郎は思わずツッコんだ。だって、目の前の幼馴染は。まんざらでもなさそうな、そんな表情をしていたからだ。
「……未体験だからそうなるのは分かるが。怒られたことない優等生だもんな、青葉。俺はそう思うことはできない」
よく怒られてきたからな……。と付け加えた。色々怒られてきた人生だ。優等生には、どうしてもなれない。それを簡単にしてしまう青葉という少女が、やっぱりすごくて、少しだけおかしいのだけれど。
そうやって、二人だけの世界が二つ。作り出されてきた。そんな中で。
前にいた男が叫んだ。
「そろそろだなあ! 逃げる準備は出来てるぜ!」
「自分が怖いからって逃げるなっ!」
シエテが突っ込む中、二人歩みを進める。次の瞬間……。
ゆらり。視界が少し、歪んだ気がした。
「蜃気楼だっ!」
琥太郎は言った。何でもない、ただの光の屈折による現象だ。視界の先で、何かが浮き上がってくる。
果たして。砂丘の先に何が浮かんできたのか。
それは……。邸宅だった。なんてことはない簡易なモノ、の筈だ。あまりにもでかすぎる規模なのを除けば。
「……で……っ。でっか!?」
その脅威はそれを目の当たりにして驚愕した、シエテの叫び声が、すべてを物語っていた。
「でっか……いやでっか!! 何これっ、女神が作ったオーパーツ!?」
「落ち着け落ち着け。俺たちは外から見ただけだ」
シエテは錯乱している。ただ叫ぶしかなくなっていた。だから琥太郎は手を頭に当て、強引に黙らせる。だけれど、琥太郎も正直びっくりしている。
皆が言ったオークの特徴からして。ここまでおっき食て立派なものを作るような種族だとは想定していなかったゆえに。
「だから怖えんだよ! 俺たちゃ恐ろしいものを見たんだって言ったのはそれさ! オークが集団でこんなでかいモンを作っている! それ自体が恐怖の象徴ってやつだ! 正直言う! 無理だ! 俺の案内は……ここまでだ!」
男が後ずさりながらそう告げる。逃げる気満々なのは確かだった。その震える声音からしてみても、彼がもうこれ以上役立つことはないのだというのがはっきりと伝わってくる。
「俺は先に帰る……。お前たちが死なないように、祈ってるぜ! あばよ!」
「あっ、待て待て待て! まちなさいってのーーー!」
そのまま彼は捨て台詞を吐いて逃げ去っていった。シエテの呼び止める声に耳を貸さずに。
「ったく、酷いったらありゃしないわね。帰る途中で落とし穴にでも落ちればいいわ!」
シエテは怒り心頭だ。無理もない。目の前で勝手に逃げ去っていくやつを見れば。そう思わざるを得ない。
「……最低」
「言うな。俺も言いそうになる」
青葉もぽつりと毒を吐く。こみあげてくる感情を、琥太郎は抑えた。ここで何を言っても、意味など無し。
「……で、どうするの」
「どうするのも何も!」
青葉の言葉に、シエテが叫ぶ。怒りを込めて、持っていた旗の柄で地面を叩きながら。
「進むしかないでしょ! 私は逃げないわ! あんな弱虫なんか知るもんですか!」
「仲良くしていたのは……」
「気の迷いよ! いーい!?」
「……あっはい」
あっさりと流す。そんな感じにすることにした。だって当の本人が言ってるんだもの。
「さて、改めて考えましょう」
シエテの表情が変わる。目の前のオークの家。それをじっと眺める。
「……日干し煉瓦」
青葉がそう言う。歴史の授業で習ったような、習わなかったような。
「砂漠気候の家でよく使われる、粘土を干して作った煉瓦。数日でできるから便利」
「つまりこういった場所ではぴったりなもんってことね」
「そういうこと。私たちの世界でも、当然ながら現役なんだけど」
「それをオークが作った……というわけか」
「でもそれじゃあゴウスとか、あの酒場の人たちとか。あの人たちの言葉が変にならないかしら?」
シエテが指摘する。確かに、そうだ。彼らが考えるオークと、イメージが合わない。彼らの言葉を借りれば。オークというのは怪物であるはずなのに。
「つまり……誰かがいる?」
「それって誰よ」
「知らない。でも、イメージの剥離を考えれば。オークの支配者あるいは、指導者がいてもおかしくはない」
「それどころじゃなく……。囚われてつかまってる可能性さえあるな」
「とらわっ……!?」
青葉と琥太郎の言葉。その言葉にシエテは驚愕し……押し黙った。あくまで可能性ではあるんだろうけど。いつでも最悪を、考えておく。
「……そうだったら助けるわよ! 琥太郎、アオバ!」
「いやまだそうとはきまったわけじゃ……」
琥太郎の言葉を、彼女は聞かなかった。家の方へと、走り出す。
目の前には、橋が見えた。橋の下には、濁った水。その間を渡すようにかかる橋を、少女は進もうとする。
「待てこれは……っ」
琥太郎がそう告げた。それは橋の前に置かれた看板。
『このはし わたるべからず』
「このはしわたるべからず……。わたるべからずって何?」
「渡っちゃいけないということ。ただ、『はし』がひらがなになっているのが引っかかる」
「はし、か。俺や青葉が知っているのは、そういうことだが」
「こたろーとおなじ意見。はしを渡ってはいけないのなら……」
青葉と琥太郎がそう話し合う中で、しかし。シエテだけは、違う動きをしていた。
「橋を渡っちゃいけないんだったら……」
「おい……それはちょっとまて!!」
シエテのしようとしていたことに琥太郎は驚いて。制止しようとする。何故なら。彼女は。
橋の横を通り抜けようとしたのだ。飛び降りようとしたのだから。それはまさに……濁った泉に自らからだを叩きつけるような行為。明らかな自殺行為だ。
「青葉と俺が答えを出しかけて……話を!」
「橋を渡らず!! そのまま跳べばいいのよ!」
その言葉を宣言して……彼女は橋の横を、おもいっきり跳ぶのであった。
「!!」
琥太郎も青葉も、驚いて声が出ない。恐らく、あの後起きることを、二人は想定していた。
だけれど、その想定していたこと……水音は聞こえてこない。
だとしたらなんだ。そう思う中で。箸の横から聞こえてくるのは。
「やっぱりこうだと思ったのよ。はしを渡るなっていうことはそういうことでしょ。ほーらっ、二人もこっち来なさいよ!」
靴底ぐらいしかつかないような、そんな水たまりとも言えない何かに足を入れて、手を振っているシエテだった。
「……騙された」
しゅんとした表情で、橋の下を歩く青葉。正直言ってしまえば。琥太郎も実際、同じ気持ちだった。まさか本当に、橋を渡るなという言葉通りになるとは、思っていない。自分が知っているとんちの答えに則すれば……。そう思っていた、自分たちの落ち度。
今回ばかりは、シエテの、この女神の思い切りの良さに助けられたというしかない。
「分からなくても仕方ないわよ。分からなくても。だってあんたたち、頭の中で考えすぎじゃない」
そうドヤ顔で言うシエテの姿は、本気でウザかったが。
「時には思いっきりが大事ってやつよ。私はね、どんな時も勢いを大事にしてるのよ。どんなに完璧なものでも、勢いがなきゃ墜落するだけでしょ……ってちょっと、聞いてる?」
「聞いてる」
「聞いてそうに見えないのは気のせい?」
ふふんと胸を張ってそう力説するシエテの言葉を軽く聞き流しながら、橋の下を渡り終わる。律儀に坂が掘られていた。その坂を、シエテを先頭に歩く。
坂を上り終えた途端、目の前に何かがあらわれた。
「どーせつぎもそこまでな罠でしょ? 私がしっかりぶっこわしてやるから───」
そういってドヤ顔で見るシエテだったが。
「なにこれ?」
一瞬で顔が変わった。新たな感情は、困惑。よくわからないといった表情。
何故ならそこには……四つの扉があって。四つの扉には、数字が書かれていた。
0、15、30、40。
その数字の上には……文字がきざまれている。
「『そこにある恋を証明しなさい』……? えーと……こたろーさん? あおばさん?」
困ったような顔をして、駄女神は二人を見た。汗がだらだらと流れ、表情も明らかに余裕なく、溶けている。
「えーと、そのね……。わかんないからおしえてもらいたいなーって……」
そういって上目遣い。問いかけるシエテ。
だが琥太郎と青葉の二人は、無言のままだった。無言のまま、何か二人で目線を交わす。
「な、なにそれこわいんだけど……煽ったこと? 煽ったことを怒ってるの? それなら謝る! ごめんなさいって謝るし……!!」
シエテの方へと、琥太郎と青葉は近づく。流れる冷や汗が恐ろしく冷たく……恐怖を煽る。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! 煽っちゃったのは謝るから何か言ってよ───」
完全にプライドを無くして、シエテが思いっきりへたり込んで叫ぶ中……二人は扉に手を触れた。
ごとん!
「!!」
その音にシエテが振り向けばそれは……。扉が倒れる音。倒れた扉を見れば……壁でもなく。穴が見えた。
何かを誘うような、そんな洞穴。
「……へ、え……正解にたどり着いたってわけ?」
ふるふるふるえながら、少女は立ち上がる。大丈夫。何か正解したと分かれば……勇気が出てくる。
「たどり着いた。正解は、今は言わないけど」
「なにそれ!? おしえてくれてもいいんじゃない!?」
青葉がさらっという。シエテが思いっきりツッコミを入れた。今は語るべきものじゃない、といわんばかりの態度だ。
「とはいいつつも!」
しかしそれを引きずっている場合じゃないことに、女神は思い立った。すぐに洞穴を見る。
「ようやく私達は……たどり着いたみたいね」
そう、これは恐らく……入り口。
目的地へと入りこむ、その入り口。
「何かおっかないことを起こしそうならすぐ止めてやるわ。今の私は……どんなことがあっても挫けはしないもの!」
きりっとした表情を浮かべ……歩を進める。
「たのもー! 女神シエテが来てやったわ! さっさと私を通しな───」
そして少女を先頭に、洞穴の入口へと向かいだした瞬間……。
「!!」
白刃が、おもいっきりきらめいた。
0、15、30、40。
少し考えれば、なんで二人が正解を導き出せたのかわかるかもしれません。
そして次は戦闘…ジーザス!




