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63. フサワシのこと

 「ふー。」


 家の中に入ってすぐにクウ村長が壺から出てきた。とても綺麗な人だった。身長は私たちより頭1つ分ぐらい高く、女性としては少し低いくらいである。肌は少し日焼けしており、綺麗な黒髪は後ろで束ねている。


 「そこに座っておくれ。」


 クウ村長が指した方向には、家の中央に囲炉裏があり、そこに座布団が置いてあった。私たちは囲炉裏を囲むようにして座った。


 「じゃあ、何があったか話しておくれ。」

 「昨日の朝から……。」


 昨日の話をクウ村長にゆっくり2人で話す。


 「なるほどな。それは、カラが近隣の村や首都に使いを送るはずじゃ。虹色の尾羽も凄いが、卵については私も初めて聞く。う~ん、人が集まって何か良からぬことが起きなければいいが……。最近は……。」

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