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4. 言葉が通じない
びっくりしたけれど、少年はこちらを見ていて危害をくわえるつもりはないようだ。とりあえず状況を確認するため、少年に向かってどいてもらえるようにジェスチャーをしてみる。
「そ、こ、を、どいて、ください。」
少年はこちらの意図を理解してくれたのか、ポットの上からどいてくれた。
「コード!010132!」
ポットが少しずつ開く。辺りを見るが、どうやらクレーターの中にいるようだ。ポットから出て、少年に話しかけてみる。
「はじめまして、こんにちは。」
少年は首をかしげてこちらを見ている。
「ことば、わかる?」
「コタウバァ、ワァカアール?」
同じことばを繰り返してくれたが、どうやら『ことば』は通じていないようだ。うーん。どうしましょうか……。




