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24. バンさん
「リーン、広場に捕ってきた肉を持っていくからついてきて。」
「わかったわ。」
キョウに連れられて、村の広場に向かう。向かう途中形状、色が違う様々な壺が浮いていた。中には人が入っている壺も。昨日家々の前に置いていた壺だと思われる。
広場に着くと、子どもたちが壺で遊んでおり、横には少し大きめな建物があった。
「ここが倉庫だよ。バンさーんいる?」
「ハイハイ、おぉキョウか。肉を捕ってきたのか?」
中から出てきたのは、少し白髪交じりの壮年のおじさんだった。
「そうだよ。数日分はあると思う。」
そう言って、キョウは背負い袋から肉を出していく。
「ん?今日は外皮は無いのか?」
「うん、こっちのリーンが必要だから、渡したんだ。」
「そうか、じゃあ今日も肉をありがとな。」
「うん。」




