21/27
19. ハサミと尻尾から
「さぁ、来い!」
キョウはスコルブに向かって叫ぶと、スコルブはハサミによる連続攻撃を放った。
「はっ、はっ、てやっ!」
キョウはハサミを避けたり、斧で弾いたりしていた。時々、尾からの針があるが、余裕をもってかわしている。
スコルブもなかなか倒せないキョウに苛立ちを覚えたのか、だんだんとハサミによる攻撃が単調になり、少しずつ大振りになってきた。
「そこだー!」
キョウは大振りになった右のハサミの付け根を、斧で切り裂いた。次に尾の針による攻撃をハサミの無い右側から近づき、根本を断った。
「おわりだぁー!」
掛け声と共に、スコルブの背中に飛び乗り、斧を上段に構え振り下ろした。すごい地響きと共に、スコルブは砂に沈んだ。




