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17. 岩を叩く
「しばらく歩くと砂漠地帯になってるから、そこまで行こう。」
「砂漠にいるの?」
「ああ。そこにある岩を叩くと出てくるんだ。出てくると、皆大きさにビックリするから、伝えておくね。」
「へー。何だろう?」
「出てきてからのおたのしみってこと。」
歩いていくと、草が少なくなっていった。しばらくすると、地面も砂に変化した。さらに歩くと、大きめな岩もポツポツとだが見えてきた。
「あの岩にしようか。」
キョウが示す方向を見ると、高さ2メートル程の岩が見えた。2人と1匹で岩に近づいていく。10mぐらいまで近づくと、ギンガから警告が聞こえた。
『リーン様!地中に大きな生命反応があります。もう少し離れてください!』
「わかったわ。」
ギンガに言われて一緒に岩から離れた。離れたことを確認したキョウからはじめる合図が伝えられた。
「じゃあ、いくよー!」
キョウは背に背負っていた斧を上段に振りかぶるり、目に見えない速度で振り下ろす。砂煙で見えなくなるが、風によって散らされた後に見えたのは……割れた岩がだった。




