街へ行くと誘拐されました
街へ繰り出した、春は目に入るもの全てが新鮮に移り、侍女と一緒に、街を散策するのだが少し離れた瞬間に、春は誘拐されてしまうのだった。
翌朝、春が目が覚めると、アラームが鳴ってないことに、ベッドから飛び起きると視界がぼやけていて、周りがよく見えない。
「メガネ、メガネは…」
薄暗い部屋から陽の光が少し照らされて、周りを見渡すと、推しの世界のままだった。
「聖女様、おはようございます。まあ!そのようなお召し物でお休みになられたのですか?」
春は、自分の体を見てみると、薄いレースの肌着一枚で肌が透けてる姿にハッとしてブランケットで自分の肌を隠した。
「食堂にて朝食をご用意しております」
侍女が、声をかけに来てくれて食堂に行くと、昨日の晩餐会の料理も凄かったけど、朝食メニューも、豪華な品々に、食べれることに感謝をしながら、舌鼓をしている姿を食堂の扉の隙間から除くメルが、舌打ちをして、春を睨んでいた。
「朝食も豪華すぎて、朝からお腹いっぱい」
ゴロンと、ベッドメイキングされたベッドに横になると、春は考えた。
「食べて寝て、食べて寝てたら豚になるじゃん!」
起き上がると、何をするでもなくやることもない。静かな部屋に一人で、何をしたらいいのか分からないまま座ってると、部屋の扉がノックされた。
「あの聖女様、僭越ながら街へ散策するのはどうでしょうか?」
「んー。そうね、暇だし街に出てみようかな?」
侍女の一人が、春に声をかけてきて早速行ってみようと侍女の手を春が引っ張った。街の中は賑やかで活気に満ちていて、子供たちが広場や商店の間を走り回っていた。
「ねぇ、この食べ物なんて言うのかな?あれは何かな?」
春はウキウキで街を散策していた。侍女が、少しあのお店で買うものがあると言われ、お店の外で春は、待つことにした。
「遅くなり申し訳ございません。そろそろ城へお戻りに…聖女様?」
侍女が店の外で待ってるはずの、春の姿がなく、街中を探し回ったが見つからなかった。アルト王子にすぐさま報告しに帰った。身売りで金儲けをしている盗賊が増えてることを、侍女に話すと、地面に頭を擦り付けて、侍女がアルト王子に何度も謝罪を繰り返していた。
「全兵に告ぐ、聖女を探せっ!彼女に傷ひとつつけることは許さない!わかったな!」
『『 はっ!』』
松明を持った近衛騎士や、街に滞在する兵士が、春を見つけるため街中を探し回っていた。
────☆
「兄貴!兄貴!」
古びた小屋のドアをバタンと弟分が、乱暴に空けて中に入ってきた。
「静かに入れ!馬鹿やろう!」
頭を叩かれ、痛がる弟分よそに私は、地下の薄汚い部屋に監禁されていた。口に布が当てられ手足は麻のロープでガチガチに、しめあげられていて、逃げれない。
……気付いたらまさかの、誘拐に監禁付きとか、クマったわ。
でっかい大きな太った猫がノシノシと、地下の部屋の鍵を開けると、鼻息荒く顔を近づけてきて寝たフリをかましたが、我慢の限界に達した私は、急所を狙って蹴りを入れた。
「ミギャオウ!!」
……おー。猫みたいな叫び声だ
と、春が感心してると、親分らしき猫耳の男が私の髪を鷲掴みにし宙ぶらりんに、軽々と持ち上げた。
「このくそったれ!人間の癖に俺の大事な所を!」
次の瞬間、私の頬に痛みと血の味がすると、石畳に叩きつけるように投げ飛ばされ、倒れ込んだ私はそのまま意識が飛んだのだった。
…馬鹿力にも程があるだろ!一応人間のか弱い女子ですよ!




