国から依頼が来ちゃった……(絶望)
更新遅くなって本当にごめんなさい!
今学校の行事が多くてですね、時間が取りづらいので、更新が遅くなってしまいます、本当にごめんなさい!
「ふわぁ……っと、ペンタスはまだ寝てるの」
朝6時。
ペンタスは寝息を立てながらすぅすぅと寝ている。
「ねむ……ペンタス、朝だよ。起きて」
「むにゃあ……」
寝起き悪いのね、この子
とりあえずご飯作ろうかな……
私はリビングに行く。
「……スズラン……早起きだね」
「ご主人様。おはようございますっ。今日の朝食はフレンチです。昨晩材料を買うのを忘れてしまっていて、申し訳ございません。」
「……いえ、大丈夫。スズランこそ、お腹空かない?」
「私はお気にならさず。ペンタス様はまだ睡眠中ですか?」
「そうだけど、あと30分で起きなかったら起こすよ」
「ペンタス様の御朝食は後ほどお持ちしますね。ご主人様の御朝食はどうしましょう?」
「……私も後にしてくれる?」
「承知しました」
私はペンタスとご飯を食べたかったのでペンタスが起きるまで待つ。
30分程後になってペンタスが起きた。
「ふわぁ……?」
「ペンタス、朝」
「んへ……ユノちゃんっ!お、おはよう!」
「おはよ、てかペンタスってこんなテンパるんだ」
「ゔ……ん」
「ふっ」
自然と口角が緩む。
「ご飯だよ」
「はぁーい」
二人でスズランのご飯を食べる。
「ん、美味しい」
「スズランさんっ、これ、すごく美味しい!」
「ありがとうございます。お褒め頂き光栄でございます。」
「もぉっ、スズランはそんな堅苦しくなくていーの!」
ちょっと前までペンタスも肩苦しかった。
でも、こんなにも。
……嬉しいな
「さて、今日は何するかな……」
そういえば、
――国からも注目される――
うん、絶対やだ。
めんどくさい事しかないじゃん。
……そういえば、ランクSになる条件はなんだろ
今日はそれを聞きに戦闘ギルドへ行こう。
☆☆☆☆☆☆☆
私は戦闘ギルドへ来ていた。
歩いて10分。距離1キロ程。
中2で1キロを歩いて10分ってのは身体能力があったから。
ガチャ
「いらっしゃいませ。本日の御用件はいかがでしょう?」
おばさんだ。獣族だろう。耳としっぽが着いている。
受付のカウンターでニコニコしている。
だいぶ歳のような気がした。
「私の今のランクを教えて欲しい」
「分かりました。特殊な能力でデータを覗かせてください」
「はい」
「お、お客様……こ、これは……」
「?」
「……」
沈黙が続く。
30秒。
「お、お客様は……ら、ランクSSです……」
「……は、はい!?」
え!?なんで!?
「お、お客様はランクSSを倒されましたよね、しかも1人で4匹も……それほどの人は見たことありません。歴史に残る人物です……!」
ランクSS……確かに結構強かったけど!
マジか……そんな強いのか……
てか
「あの、歴史上にランクSSは1人と聞いたんですが、なんて言う名前ですか?」
「あのお方は……スミレと言っていましたね……確か」
「今はもう実在しないのですか?」
「はい……もうあの世で……多分、あの人ですから元気ですよ」
「というと……あなたは会ったことあるのですか……?」
「とても小さい頃に……あの人は近所のお姉さんだったんですよ。お姉さんと呼んでいましたがもうその時は40をとっくに過ぎていました。その時、国、いや世界からの依頼で、ランクSSSとの戦いで命を落としました。それは、今から600年以上前ですね。」
「つまりあなたは……600歳……以上……長生きなんですね」
「獣種族でも色々あって、1番長生きできる毛獣族なんですよ。1000歳まで生きている人を見たことがあります。」
「凄いですね」
素直に感心する。
「……あ、つまり、ランクSSのスミレさんでも、ランクSSSは倒せなかった……んですね」
「はい」
「分かりました、ありがとうございました……」
「あの、少しお待ちください!」
「え……」
う、嘘……
もしかして、依頼とか……!?
やだ
どうしよう。
あ、そういえば。
身体能力(50)
(10)
剣技……10
殺傷能力……10
体力……10
素早さ……5
透明……5
飛行(2)……4
力強さ……2
狙撃……0
神攻撃(3)……0
修理……0
この、「透明」
今はオフにしているけど、オンにしたら。
私はONを押す。
すぅ……
「……」
わ
なにこれ
自分の手が見えてない……!
これなら……
でも。
せっかく言ってくれたんだよね
なら、私は……その責任を放棄するの?
せっかく国から仕事とかマジでやだけど。
せっかく「待ってて」って言ったのに、何も言わずに居なくなってしまうのはどこか違う……?
「……はぁ」
せっかく、「透明」に気付いたのにね
「ふっ」
ばーか
何やってんだろ、自分。
「あの、国から伝達が届いています!これを……っ」
それは封筒で、中に手紙が入っていた。
「ユノ様。大変厄介なランクSSモンスターが居ますので、倒して頂けないでしょうか。報酬は一体に付き1億ケセンでどうでしょう。ちなみに敵の数は数百体なので、邪魔にならない程度の人数を派遣致します。もし邪魔で要らないという場合は国戦闘ギルド本部まで伝達をお願い致します。それと最後になって申し訳ございません。ランクSSらを倒した報酬90億ケセンはインベントリに、今日の午後3時丁度に自動転送されるようにしています。インベントリをご確認ください。それと引き換えにそれらはどこかの買取店でお売り下さい。買取店ならどこでも良いようにしております。長くて申し訳ございませんでした。お返事、お待ちしております。」
「……あの、国戦闘ギルド本部に伝達をしたいのですが……」
「その伝達方法は高級です。1回に付き1億ケセンいただきますが、よろしいでしょうか?」
「はい」
私は1億ケセンを取り出す。
今は2時だ。あと1時間でお金は届く。
「国戦闘ギルド本部様。ご伝達ありがとうございます。ここを出たあとなので今日の2時半頃に売りに行けると思います。それとランクSSの件ですが、人数は回復ができる人1名だけで良いです。後は自分が倒します。日時は基本的にいつでも良いので決まったらご連絡ください。お願いします。失礼しました」
と伝達を書いた。後はギルドでどうにかしてくれる。
私は買取店へと行った。
☆☆☆☆☆☆
カランカラン
気持ちの良い鈴の音が鳴る。
「おお、来たのか。国から話は聞いておる。そういえば、名前を聞いていなかったな。名はなんと言う?」
別にここで名前を明かしても問題ないけど、やっぱり外だと個人情報からストーカーがいる可能性も今後出てくる。国からの依頼は相当なものだから。だから偽名にする必要も出て来るだろう。
えーと……
「私の名は……
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それではまた!
「おつみう」!