ある一日
今回短めです、ごめんなさい
「は、はぁ!?え、え、え、SSだとぉー!?!?」
「うん」
「だ、誰と一緒に行ったんだ!?けが人は何人出た!?死人は!?」
「え、1人で行ったけど。疲れたけど怪我はなし。てか死んでないし。死んでたらここにいないじゃん」
「……(ヤバいこの人怖いなんて言う化け物なんだ)」
「で、なんケセン?」
Sが8匹、SSが4匹。
これがどう出るか
「……S8匹で40億。SS4匹で50億」
よんじゅーおく。ごじゅーおく。
よん。じゅう。おく。ごじゅう。おく。
おく?おくってなんだっけー?
よんじゅうとごじゅうを合わせてきゅーじゅー
きゅーじゅーおく。
……90億!?
「は、はあ!?……ごめんなさい、つい口使いが荒くなりました」
「これは国レベルじゃ。多分国からも注目される。いや、国を超えて世界で注目を浴びるだろう」
「え、嫌苦」
「……お金は後日になる。その時にもう一度ここに持ってきてもらうということでどうかね?」
「あ、はい、分かりました。」
……今あるお金は、色々使って25億くらい。それに、90億。
90億。90億。
なんだそれ
そんな高いの!?
私は興奮していた。そして動揺もすごい。
ごいりょく大丈夫か
語彙力。うん。だめだ。
誰でもこんな高額目にしたらこうなると思う。
90億。きゅーじゅーおく。
私、結乃。
何故か異世界に転移して高額のお金を持ったお金持ちになっちゃいました。
……そういえば、なんで転移したんだろう
原因は99%あの、ショッピングモール。
あそこで何かきっかけがあったんだろう。
そして異世界転移することになった。
その時にきっかけの記憶を何らかの方法で消した……と考えるのが一般論だろう。
気になるのはその消された記憶の内容と、消し方だよね……
この世界で生活してたら、いつか分かるのかな。
ここでの目標
・記憶を取り戻す
・元の世界に戻る
・この世界を堪能する
「うん、いいね」
これを達成する事を最優先にしよう。
「ピーンポーン」
チャイムが鳴る。
「こんにちはー!ペンタスですっ」
「ん、ペンタス、どしたの」
「……寂しいので、一緒に寝ていいですか……?」
照れながら聞いてくる。
その動作も可愛いな、この子はほんと、可愛い
「どーぞ」
私はペンタスを中に入れて寝室へ向かう。
途中、スズランの部屋に寄った。
「……スズラン、大丈夫?」
「ご主人様。私何かやる事ありますか?」
「いえ、今日はご苦労様。明日はスズランの部屋の家具を買いましょうか」
「……でも、私の部屋の家具なんて、普通買わないです」
「私は普通じゃないからいいの。それに、あなたは奴隷なんかじゃない。立派な人間。分かった?」
「……はい。ありがとうございます。」
そういったスズランの目は輝いていた。
私はスズランの手を握った
「これからもよろしくね」
「はい、ご主人様。これからもよろしくお願いします」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
私は部屋に着くとカーテンの奥に行き着替えを済ませる。
「お待たせ」
ふわふわの黒のパジャマ。
さくらんぼ模様が可愛い。
手にはお気に入りのぬいぐるみの「くろろん」を抱いている。「くろろん」はアニメ「魔法魔術師くろろん」のヒーロー。黒髪の魔術師である女子のくろろんは大人気キャラで、私もくろろん推し。
「ユノちゃん……っか、可愛いっ!しゃ、写真おーけー?」
「NGだよ」
私達はそんな会話をしたあと、大きなベッドに入る。
1人用だけど大きすぎるので2人でも大丈夫だった。
2人で色々な話をした。
ペンタスは昔から親が忙しくて、ある日死んじゃって、その後管理人の人に引き取られ、無理矢理管理人として働かされていたらしい。
私も自分のことを話すものの、異世界転移とは流石に言えなかったので最近のことを話した。
親とかのことは向こうから聞いてこなかった。
ペンタスも事情があったからなんだろうけど。
そういう優しさもやっぱり嬉しくて。
こんな人に出会えて良かったな。
明日も頑張ってもっと強くなろう。
世界最強で、歴史にもないような最強剣士になってやる。だって私は、最強剣士族なんだから。
次回までの投稿、早めにしますね!頑張ります!