街へ
最近2000文字超が多くなってきた!よし!もっと頑張る!
森は広く、なかなか出口が見つからなかった。
街へ出るのに1時間くらいかかった。
その間は森の出口を探しつつモンスターを狩っていた。
ランクAを5匹、ランクBを6匹、ランクCを25匹倒した。どれも1発。
これを街で売ろう。
街はたくさんの人がいた。
人が少ないところを探す。人混みは嫌い。
人の少なさそうな「ロールビー買取店」という所へ来た。「なんでも高額で買い取ります」という看板も付いていたから。
カランカランという鈴の音。ドアの上に鈴が付いていた。
「おお、お客さんがこの時間に来るのは珍しい。何を買取って欲しいんですかい?」
カウンターからおじさんが話しかける。
「えーと、じゃあ、これとこれと……」さっき狩ったモンスターを出す。
「お、お客様!?!?ど、どうやってこんな強いやつをこんなに沢山……!?!?」
「ただ狩って来ただけです。」
「えーと……計算するので少々お待ちを……」
10分くらい待っていると、おじさんが大きな袋を持ってきた。
「計算したところ、12億ケセンということが分かりました……」
流石に頭がくらくらする値段だった。
私は今とても動揺していると思う。
なぜなら。
ケセンは金貨で日本円で1枚100円くらいだ。つまり……
日本だと、1200億……
銀貨は日本円で1枚10円、銅貨は1枚1円だ。
大きな袋は持ちにくい。すぐにインベントリに入れた。
「お客様のランクはいくつですか?」
「……え?私のランク?」
「ご、ご存知ないのですか……!?それなのにこれだけのモンスターを……」
「その、ランクって言うのはなんですか」
「……ワタシより、ギルドへ行った方がいい。戦闘ギルドだ。」
「分かりました。」
私はここを後にする。
そういえば、と、ふと思う。
私の名前は同じなのだろうか。
日本の、結乃と。
そういうのを含め、ギルドへ行く。と言っても場所を聞いていないので、探していた。
その時、情報ギルドという看板を見つけた。
お金を引き換えに色々な情報を教えてくれるらしい。
幸い、お金は沢山あった。
中へはいる。
入ってすぐ、ロビーのような所があった。
「あの、教えて欲しいことがあるんですけど。」
「分かりました。内容に関わらず、お金は金貨5枚です。」
「分かりました」
私はインベントリから金貨5枚を取り出し、受付の人に渡した。
「ご要件はなんでしょう?」
「この地域の地図はありますか?欲しいんですけど……」
「分かりました。只今お持ちします。」
30秒ほどで地図を貰えた。
ギルドを後にする。
戦闘ギルドに行くつもり。
5分位でギルドに着く。
今更だけど、足も早い。走ればすぐだ。
一応さっきのところから2キロくらいだったけれど五分で着いた。
ガチャ
中には人が沢山居た。
受付へ行く。
「こんにちは。私は戦闘ギルドの受付係のルルです。」
「私のランクを調べて欲しいんです。あと、戦闘メンバーカードを作って欲しいです。」
「分かりました。質問に何個かお答えください。」
「はい。」
「今までモンスターを倒しましたか?」
「はい」
「そのモンスターのランクと何匹かを教えてください。」
「えーと、ランクAが5匹、ランクBが6匹、ランクCが25匹です
」
「…………え!?!?じょ、冗談ではなく、本当の事を……」
「本当ですけど。ほら、これがそれを売って貰ったお金です」
「じゅ、12億ケセン……!?!?ま、まあ、貴方のデータを見ると分かりますよ……えー!?!?本当なの!?」
「さっきから言ってますよ……」
「え、えっと……これは、ランクSですね……」
「最高ランクは?」
「SSです。Sの上がSSなので……あなたならすぐに昇格できそうですね……今のデータを元に、戦闘メンバーカードを作るので、五分ほどお待ち下さい。」
コク、と頷く。
五分後、さっきの受付の人が戻ってきた。
「あの、ちなみに、この世界で実際にSSになった人は2500年の歴史で1人だけだそうです。Sもその長い歴史で9人なんですよ。あなたは10番目にSになった人です。」
へえ。
「あ、じゃあ、カードをお渡し致しますね」
クレジットカードのようなカード。
そこには、
ユノ(13)
種族 最強剣士族
ランク S
出身地 ソクナミア国 ユウミナ街
登録場所 ソクナミア国ユウミナ街ユウミナ戦闘ギルド
犯罪履歴 なし
戦闘レベル 6000
身体能力レベル 0
と、書かれていた。
「この、身体能力レベルとはなんですか」
「えーと、インベントリを出して、右から左にスライドさせて下さい。」
インベントリをスライドさせると、「身体能力」と書かれたページを見つけた。
身体能力 0
(25)
力強さ 体力 飛行(2) 透明 狙撃 剣技 素早さ 殺傷能力
と書いてあった。
説明を受け、それぞれ最大10まであげることが出来ること、飛行のとなりの(2)は1レベルあげるのに2ポイント必要なこと、身体能力の下の(25)はポイントだということ、ポイントを稼ぐにはモンスターを倒すことなどを教わった。
私は
素早さをレベル5に、透明をレベル3に、剣技をレベル10に、殺傷能力をレベル7にした。
すると、
身体能力(25)
(0)
剣技……10
殺傷能力……7
素早さ……5
透明……3
力強さ……0
体力……0
飛行(2)……0
狙撃……0
なんか、すごいって感じがする。
でも、体力も取っておくべきだったな。
いや、またモンスターを狩ればいい。
「ありがとうございました」
ペコ、と頭を下げて出ていった。
「まずは……もうちょっと服とか揃えたいな。あと、拠点とか……家が欲しいな。お金は沢山あるわけだし。」
私は地図を見て空いている家を探す。
あった。この大きい2階建ての家。1年間で2億ケセンらしい。よし、買おう。
早速買った。
中には家具はなかったけれど、とても広くて豪華だった。シャンデリアが残っていた。
二階の窓から街を見渡してみる。
「すご……」
この世界で生きるのも、案外楽しそう
いつも見て下さりありがとうございます!
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