〔番外編〕スピの過去《スイートピー視点》
皆さんこんにちワン!美羽です!
今回、残酷な表現多めです。
苦手な人は見なくても本編と繋がるようになってます。
でも、私の伝えたいこともあるので。
見ていただけると嬉しいです。
再度注意しますが、
残酷な表現多めです。
見ないのなら今のうちです。
……止めましたからね?
血……とか……いじめ系出てきちゃいますからね?
前置き長くてごめんなさい。
それでは本編どぞ。
「……スピ様、朝ですよっ!おはようございます!」
「ん、んー……?フリージア……?」
「そうですっ!皆さんもうリビングで御食事をとっていますよ」
フリージアに起こされて眠い体を起こす。
鏡を見ると、ボサボサの赤髪が目立つ。
黒のキュロットと白のTシャツの上からパーカーを着る。
あくびをしてフリージアと共にリビングへ向かう。
「あ、スピ、おはよ」
「おはよー」
とユノとヒカが言う。
「あ、おくれてごっめーん!おっはよー!」
「スピは何故朝から元気なのか」
「ユノ!冷静にそんな分析しないでw」
「ダンジョン攻略に行くってんのにさぁ……」
「ユノ!大事なのは楽しむことだ!」
「ダンジョン攻略って楽しみより危険の方が多くない?」
冷静でクールなユノと元気過ぎる私、スイートピーとの会話。
最初こそぎこちなかったものの、今は楽しんでいる。
いや、私がそう思っているだけかもしれない。
もしかしたらそう信じたいのかも。
「なんで、こんなことするの?」
「お前のそーゆー事が気に入らねーんだよっ!!!」
バシッ
「いた……い……叩かないでよ……っ!センセーに言うよ!」
「なんもわかんねーんだなぁ……」
バシッバシッ
「……グハッ……ハァ……ハァ……」
「このこと話すんじゃねーぞ」
そう言ってアイツはどこかに行った。
―……たす、けて……―
誰にも聞こえない、声になっているかも分からないような薄い声でそう呟いた。
☆
私の元気過ぎてうるさい性格はむかしっから。
「やっほーっ!」
と入学式から知らない人に挨拶していた。
……学校で抜け出せない地獄にハマるとは知らずに。
私は……波丘学校の……その時は1年生だった。
私のクラスは4組で35人いる。
私は元気すぎる性格で、知らないうちに隣の席のイケメン系男子を虜にしていたみたい。
「付き合って下さい」
私は告白など来たことがなかったから、
「喜んでっ……!」
そう答えた。
本気で嬉しかった。
別にその人のことは好きって言うほどでもなかったけど、その告白から仲良くなって、楽しく、青春だなって思いながら遊んでいた。
でも。
これがあんなことになるなんて。
この告白を受けなければ。
この人と会わなければ。
この人に話しかけなかったら。
あんな出来事にならなかったのに……
と今では思う……
さて、青春真っ只中で、デートをしていた。
その時に同クラの友達に会い、付き合っていることを告白した。
それが……イケナカッタンダ……
私と付き合った男子は結構な人気者で、目をつけられた。
入学して9ヶ月17日が経ったあの日。
「スイートピーちゃーん♡放課後、体育館裏に来て欲しいんだけどぉ♡お話したいんだぁ♡」
ゑ……
嫌な予感がするけれど、この子……確か名前は振子……は1番多くの男子から慕われている。
断ったらヤバそう。
「いいよぉっ!」
いつもと変わんない感じで元気に答える。
☆
私の予感は4分の3の確率で当たる。
今回も。
「なぁ、なんで呼ばれたんかわかってるんだろーなぁ……?」
ゾクッ
そこに居たのは、振子とヤンキー男子2人だった。
「私はあなたじゃないから、わかんないっ」
「五月蝿い!黙ってなさい!私の怒りなんかあんたにはわかんないのよ!」
私には何を言っているのか分からなかった。
「お前ら、やっていいよ」
「「おう!」」
振子が男子2人に何かを指示する。
バシッ
「痛っ……!……叩かないでよ……!」
「うるせぇ……!黙ってろっ!お前のせいでふりこ様がお怒りだ……!」
バシッバシッ
「グハッ……ハァ……ハァ……」
「このこと話すんじゃねーぞ」
あちこちが痛くて。
もう疲れた。
助けて。
「……誰か……助けて……」
泣きそうで、震えて、聞こえないような、声に出しているかも分からないようなそんな声で。
そう、呟いた……
☆
でも。
あの後何とか誰にも見つからないように怪我を自分で手当して、こんな目に遭うのならと、男子と別れ、陰キャの引きこもりを始めた。
そんなある日。
たまたまイベントで近くの公園に行き、1人で少し休んでた。
でも、ご飯を食べてなくてやせ細っていた私は、今にも倒れそうな貧血状態だった。
そんな時、あの子がいた。
名前は分からない。
髪の短い女子だった。
僕っ子だったから、最初は男子かと思ったほど。
「ご飯、食べたら?」
私よりも幼そうな声と性格だけど、見た目的に少し上くらいで、よくわかんない不思議な子だった。
とにかく可愛いい子だった。
その時にいつもの元気キャラが出ちゃって。
そしたら、
「そっちの方が、僕は好き」
その時に分かった。
あぁ……私はこのまま、自分でいればいいって。
他の人に何か言われても気にせず、生き抜くんだって。
もっと強くなって、この子を守りたい。
私みたいな、落ち込んでる人達、事情で深刻な課題がある人達を、守ってあげたい。
そして自分自身で、この笑顔を守っていこう。
それが私の生き方。
もっと、生きる。
そのために、強くなった。
それ以来、私はあの子と会っていない。
もしかしたら、会っているけど気づいていないだけかもしれない。
あの子は男の子なのか、女の子なのか、
今でも分からなくなる。
だけど、
あの子から大切なことを教わったって言う事実が物語っている。
あの子と会って、
大事な事、大事な物を教えてもらった。
―ありがとう。いつかまた会おう―
最後に交したこと言葉が。
耳に焼き付いていて。
向こうは忘れているかもしれないけど。
私は忘れないよ。
ありがとう。
☆
「おーい、スピ、きーてる??」
「んえっ!?あ、ごめん、考え事してたw」
「ふーん……あ、ねぇ、スピって……好きな人とか居るの?」
えっ!?
これは……もしかしなくてもユノもヒカのこと……
両思いじゃん!?
「ゆっユノっ!?こ、恋バナ……」
「スピうるさい」
「ユノの好きな人はっ!?」
「んー、今んとこなし」
_:( _ ́ཫ`):_グハァ
「もぉーー!!!ユノ鈍感すぎっ!」
「え?何が?」
「天然×鈍感かよっ!はーぁー!ヒカも、それを応援する私も大変だなこりゃ」
「えっ、ヒカ好きな人いんの?」
ユノの瞳は失望も悲しみもなかった。
……単に興味津々の瞳。
ヒカ……ユノは君の気持ちに全く気付いてないよ……乙。
「あーぁ……まあ、私の……好きな人……は……」
私の好きな人は。
もう会える確率なんかほとんどない
あの子。
どうでしたか!?
スピ視点で書いてみました!
スピはこんな過去を抱えているんですよね……
(速攻で考えたやつ)
それから、事情があって、投稿頻度がさらに落ちます。
ほんとにすみません。
その代わり書き貯めは少し用意しておくので!
それではおつみう!




