ダンジョン攻略 Part1《ヒペリカム視点》
皆さんこんにちワン!美羽です!
最近遅くなって本当にごめんなさい。
明日も単元テストあるのに何してるんだろう……
ワークは諦めた!
今回もまた3000文字です。
本編どぞ。
きっかけは些細なことだった。
「ねぇ、せっかくだしダンジョン攻略にでも行かない?」
単なる思い付きだった。
それに……
この攻略で
ユノと距離を縮めたい……!
鈍感な君なら気づかないかもね。
でもアピールして、そして君と繋がれたらいいな
「……ちょっと強目のとこ行ってみる?まだ攻略されてないとこ……とか」
やっぱりユノは強いとこが好きなのかなぁ……
スピ「え、いいね!」
アイリス「……いつ行かれるのですか?……ユノ様がいないと寂しいです……」
おぉ……アイリスもユノに自分の気持ちを伝えられるようになった……良かった。
大丈夫そう。
この子達に何があったかは聞かない。
でも、何かあることくらいわかる。
その何かを包み込んであげる優しさ。
それがこの子達に必要だったんだ。
ユノがあげてくれたのなら安心。
……ユノの話してたら、顔赤くなっちゃうじゃん……
「おーい、ヒカさーん、顔赤いですよー」
スピがからかう。
するとユノが手をおでこにくっ付けてきた。
「///」
思わず赤くなってしまう。
「大丈夫?熱あるの?……休んだら?」
「だっ大丈夫大丈夫……」
これに気付かないとか……鈍感すぎでしょ。
そゆとこが可愛いんだけどね。
「そ、なら良かった」
素っ気ないとこもなんか可愛くて。
うん、好き。
「は、早くダンジョン攻略……行こ……っ」
と、言うとみんなも頷いてくれた。
インベントリに寝泊まりできるものを入れる。
後……食料、変えの武器2本、回復ポーション5本……とかでいーかな……
ピーンポーン
ユノの……なんだっけ……キボウ?の所のインターホンを鳴らす。
「んー、今準備中だからちょっとまっててー」
とユノの声が聞こえる。
ガチャ、とドアが開いた。
そこに立っていたのはアイリス。
「ユノ様……ヒペリカム様です。ヒペリカム様、こちらでお寛ぎ下さい」
「あ、いや大丈夫だよ。ここで待ってる」
それから10分ほどしてドアが再び開く。
そこには
黒のキュロットスカートから生足を出し、肩幅の大きい、ちょっとダボッとしたパーカーを着て、白のショルダーバッグを持ったユノが居た。
「……ユノ……可愛い」
「え?あ、可愛い?良かった」
うぉお……
こんなに鈍感なの……天然ってこんなにも鈍感だっけ(偏見)
「さ、行こ」
ユノは言う。
今思うと初めて会った時よりすごく距離が縮まっている気がする。
「ん」
それに応じてラインに戻った。
「もぉっ、遅いー!」
スピが怒り気味で言った。
「ごめんごめん、そんな怒んないでって」
と、僕が言う。
「ごめん」
続けてユノも言う
「早く行こっ」
そう言って、管理人に行ってきます、と言って走った。
でも、何かあったとき用にとアイリス(ユノ担)、フリージア(スピ担)、ゼラニウム(ヒカ担)を連れていくことにした。
警備担当2人をリーダーにすること、
何かあった時は警備担当の指示に従うこと、
それぞれ自分の1億ケセン(直前に渡した)を使って、何かあったらすぐに連絡し、安全な場所に待機することを約束した。
☆
遠く遠く離れた所にあるダンジョンは、恐怖の城とも呼ばれていてSSモンスターが沢山出るらしい。
しかも、ダンジョンにいるモンスター達があと一ヶ月もしないうちに攻めてきそうだということだ。
ここに来たのは単なる気まぐれで、たまたま見つけた情報だけど、もしほかのダンジョンにしていたらもうすぐ……とおもうと少しゾッとする。
「張り切ってくよっ!」
スピの元気な声。
今回、長距離ということで、最高級瞬足移動手段に乗る。
これは車のような物で、ダンジョン攻略に移動含め3週間かかることを想定しているので3週間レンタル。
ここには車なんて言うものはなくて、ここで車と言えば最高級瞬足移動手段しかない。
3週間レンタル料は……なんとお安いのでしょう。
10億ケセンっ!!!!!
一般庶民には一生縁がないんじゃないんかくらいのお金。
流石に僕らも少し躊躇いはしたものの、ほかの移動手段となると移動だけで2週間ほどもかかってしまうのでこれにした。
というわけでレッツゴー!
飾りの着いた馬車のようで、10人乗れるのを目安に作られているらしい。
更に中で寝泊まり出来るようなものや、5部屋の個室付き。
みんなテンション高かった。
「うわぁぁぁああ!?!?凄い……!!!一生ここに居たいっ!」
とスピが言うから、
「んじゃ、シェアハやめよ」
と僕が言うと
「やだぁー!!」
と拗ねるもんだから困った。
この中で1番年上とは思えない。
「ユノ、時間かかるし……個室に行っててもいーんだよ?」
と僕が言う
「んー、それ言うんだったらヒカも個室行きな?あ……ゼラニウムもヒカと一緒でいい?」
……優しい心遣い。
「ユノ様、お気遣いありがとうございます。ですが、ご主人様と御一緒の御部屋なd」
「ありがと、ユノ……ゼラニウム、一緒に寝よ」
僕はゼラニウムの言葉をさえぎって一緒に1番近くの個室に入った。
最低限のものは揃えてある。
ベッドにランタン、机……
その大きなベッドに横になる。
「ゼラニウム、ここに寝なよ」
「ご主人様、僕は奴隷です。そのようなものを……」
「……奴隷って、誰が決めたの?誰も言ってない……ゼラニウムは、同じ生き物なんだから。種族が沢山いて、その中でも一人一人個性があるように、管理人にも個性があって……全員、あるんだよ。だから、そんな事言ったらダメ……じゃあ、命令」
その言葉を聞くと、ゼラニウムがピシッとする。
「……なんでしょう、ご主人様」
「奴隷なんて、いない。みんなみんな人それぞれなのだから。奴隷なんて人も、言葉も、使ってはいけません」
「……分かりました」
「それなら、よし」
ぽん、とゼラニウムの頭を撫でる。
「ここで、一緒に寝れるよね?」
「……はい」
「おやすみ」
「……おやすみなさい」
「……ねたか」
声になってるか分からないほどの小さな声で呟く。
喉が渇いてしまった。
荷物は個室に移すのを忘れていたから、みんながいるであろうところだ。
(作者の声:今度からリビングと呼ばせて頂きます)
ガチャ
ドアを開ける。
「あ、ユノじゃん……アイリスは?」
「ヒカ。寝たと思ってた……アイリスここに居るよ?」
「あ、ごめん、気付かなかった。」
僕は荷物から水筒を取り出す。
「あれ……?中身空っぽ……」
やば、と思い出した。
中身の水を入れ忘れた。
今ここで足止めしてしまうと予定が狂ってしまう。
ダンジョンまでは水が汲めない。
さすがにその間ずっと飲めないのは死んでしまう。
まだ着くまでに1週間ほどかかるからだ。
どうしよ……
「……ヒカ、水ないの?私の飲む?」
「はへっ?……ごめん、変な声出た」
やば。
これって……
か、かん……せつ……き……キス……?
「ん、どーぞ」
そう言ってユノは水筒を僕の方に向ける。
流れに乗ってつい貰ってしまった……
向こうは気付いてないらしいから、大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせて……
ごくっ……
お、美味しい……
「あ、ユノ……ありがと、助かった」
「明日とかも貸すからね?ちゃんと言ってよ?」
そーゆー優しさの塊みたいなユノ……好きになるしかないじゃん
「じゃあ、部屋戻る……さっきのはまじありがと」
「気を付けてね」
お互い部屋に戻る。
まだゼラニウムがすぅすぅと寝息を立てていた。
実は少しダンジョン攻略に、不安があった。
前の時みたいにならないだろうか。
前は運良く生きのびただけで今は生き延びれないのではないかと……
「でも、そんなことで諦めてたら一生変われないよね」
前に進まなきゃ行けない。
もっと強くならなければ。
過去の悲しみを忘れるために
いつも見て下さりありがとうございます!
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おつみう!
〔2022年10月10日編集〕




