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第2話 きらめく瞳が映すものは

 第2話 きらめく瞳が映すものは


 私はミナ高校生の女子です。

私は恋をしています。

 ほのかな恋心を持った相手コウジ君に……。

 この前コウジ君の人形に黒魔術をかけて警戒されちゃったかな。

 コウジ君私の黒魔術を神社で祓ったみたいだし、

 でも私だと気づかれてはいないみたいね。

 クスクスクス

 

 男子高校生コウジは友人と学校で話していた。

「おう、ノゾムこの前アドバイスありがとうな」

「お前本当に顔色悪かったからな」

 ノゾムは男だがキラキラした瞳がきれいな少年だった。

「厄払いに行ったら呪いだって神主さん言っていたぞ」

「うわ、それヤバいじゃん」

「誰に呪いをかけられたんだろ」


 男子たちの会話を聞きながらミナは

 クスクス笑いながら

 コウジ君の前に周りの子たちからものにしようかしら、

 ノゾムって子は目がきれいでいいわね

 勉強しているふりをしてノゾムを見ているミナでした。



 ミナが家に帰り

「ノゾム君の人形は本人ほど目がきれいじゃないわね、どうやってノゾム君をものにしようかな~。周りの子たちがどんどんいなくなるとコウジ君はどんな顔をするかな~楽しみだな~」

 人形をいじりながら裁縫をして小さなノゾム君の人形を片手につぶやいたのでした。



 ノゾムサイト

なんか最近視線を感じるんだ。

 でも振り返っても誰もいない何でだろう……。

 部屋で宿題をしているときに不意に強い視線を感じて振り返ってもそこにあるのは部屋のタンスだけだ。

 でも視線を感じたのでタンスを開けてみると。

 ほつれた糸がたくさん入っていた。

 一瞬自分の服の繊維の糸かと思ったが、細い赤い糸僕の服は赤い服はないのでどこから赤い糸が混じったんだろうと思いながらゴミ箱に糸くずを捨てたのでした。

 

疲れているのかと思い僕は寝ることにした。

 次の日学校に行くために制服に着替えようとしてシャツと靴下を取り出すためにタンスを開けると。

 僕のシャツと靴下にに大量の糸くずが巻き付いていたのだ。

「うわー」

 僕が悲鳴をあげると一緒に住んでいる母さんが

「ノゾムどうしたの!」

 とドアを開けて部屋に確認に来たのでした。

「何か服に糸がたくさん巻き付いているんだ」

 ノゾムに言われてノゾムの母が着替えの服を見るけど

「どこにそんなものが付いているのよ?」

 母に言われて着替えの服を見ると糸くずはなかったかのように消えていたのでした。 

「あれ?糸くずがない」

「ノゾム疲れているの?」

 悲鳴をあげたことが恥ずかしくなり

「母さんちょっと寝ぼけていたみたいだよ」

 ノゾムは誤魔化したのでした。


 体育の時間の前の休み時間

 前の数学の時間で分からないことがあり先生に質問してから着替えに行くと

 時間が長引いたのかみんなは先に着替えて出ていくところだったのでした。

 僕は体育のために制服からジャージに着替えるのでした。

不意に強い視線を感じたのでした。

 とっさに僕は振り向いたのでしたが、教室には誰もいないのです。

 着替えの途中だったのでジャージの上を首の上から通そうとすると

 急にジャージの首が締まったのでした。

 慌ててノゾムは首を押さえるがジャージがほつれノゾムの首を締め始めたのです。


「ノゾム何やってんだ」

 体育の時間に来なかったのでノゾムの親友コウジが教室に様子を見に来ると。

 ジャージがノゾムの首に巻き付いて首を絞めいるのを見て一瞬唖然となったが、ノゾムを助けるためにジャージを引っ張るとジャージが破れバラバラになり沈黙したのでした。

 そこにはジャージの物ではない糸くずが散乱していたのでした。


 首を絞められていたためゴホゴホとしているノゾムが呼吸が落ち着いてきたのを見て

 コウジは保健室にノゾムを連れて行ったのでした。

 

 放課後になり

「ノゾム何があったんだ?」

「分からない、でも最近強い視線を感じるのとよくわからない糸くずが大量に見つかるんだ」

「お前も呪われているんじゃないか? この前俺が行った神社に行くか?」

「そうするよ」

 コウジはノゾムが心配だったのでノゾムと一緒に神社に行ったのでした。


 神社にて

 コウジとノゾムが神社の社務所に向かうと以前いた巫女さんが

「この前お祓いしてもらった男の子ね」

「もう一回お祓いお願いできないか?」

 巫女さんに神主さんを呼んでくるから待っていてねと言われて待っていると

 神主さんが姿を現したのでした。

「今度は違う子が来たみたいだね」

「友人が呪われているかもしれないんだ」

 コウジが神主さんに言うと

「そうみたいだね、まずは呪いをお祓いしてから話を聞こうか」


 本殿でお祓いをしたもらうとお祓いしてもらった部屋に大量の糸くずが散乱していたのでした。

「うわ、気持ち悪いなこれ」

「ずいぶんと強力な呪いですね、何があったんですか?」 

 ノゾムは神主さんに最近起こったことを説明すると

「どうやら君たちに呪いをかけたものが君たちの間近にいるようだね、君たち気を付けた方がいいよ」

 神主さんに言われるが

「どう、気をつけた方がいいのでしょうか」

 除霊など素人の高校生に聞かれ神主さんは

「それならこのお守りを持っているといいよ。決して手放してはいけないよ」

お守りを渡されふたりは帰路についたのでした。


「クスクスクス。ノゾム君もコウジ君も可愛いな~。

おびえている顔もいいなあ~。 特にノゾム君のあの目最高ね」


 次の日ノゾムの家で

 家の前にパトカー止まりけたたましいサイレン音が響いていたのでした。

そこには眼球をえぐられそこに大量の糸くずと裁縫で作られた目が押し込められ息絶えたノゾムの姿があったのでした。

 警察は検死をして何があったか?誰がやったか調査をしたがまったく糸口がつかめない状態でした。


「クスクスクス。 やっぱりノゾム君の本物の目は綺麗だな~」

 ノゾムの眼球が装着された人形を見てミナはそれを見つめてクスクス笑っているのでした。

「次はどの人形を可愛がろうかなあ~」


6月4日 第二話の主人公の名前を変えました。

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