ラティス法第一条 パーティーリーダーの命令は、絶対
長い間投稿期間を開けてしまって、申し訳ございませんでした。
「ああ、あの時の新人だね。確かサツマと前に親し気に話してた」
カウンター前にいるラティスが、階段から降りてきたヤマネらに視線を投げる。
「あんたの武器強化の解説、めっちゃ役に立ったぜ、ありがとう。
それよりシャルル。サツマのおっさんが、遭難してるってことでいいんだな」
「ええ、ここから北東に位置するユミル山脈に彼が登った後、音沙汰無しと、ベルディア町から魔導具で伝えられました。
その事について、緊急依頼をギルド側から発足させて頂いております」
ラティスの元まで急いで駆け寄ったヤマネが、頼み込む。
「あたしもこの緊急依頼のパーティーに入っていいか?
サツマのおっさんには、色々お世話になったんだ。頼むよ。もちろん報酬は、いらな・・・・・・いら・・・・・・ちょっとだけでいいっ!!」
力強く懇願するヤマネを前に、ラティスは、仏頂面を保ったまま黙って聴いていた。
「いいよ別に。それに報酬も半々の山分けでいい。
ただし、ラティスの命令には従ってよ。リーダーだから当たり前だよね。ラティスは、Bランク。
お姉さんは・・・・・・?」
少しの間ヤマネは戸惑って、言い淀んで答える。
「え・・・・・・Dっすけど・・・・・・」
ジト目のまま、頬を曲げることも無く、ヤマネを鼻で笑うラティス。
「まぁ、新人ならその程度か。
じゃあ、ますますラティスの言う事は、絶対だよ。
弱い奴は、強い者の言う事聞いた方が、良いに決まっているからね」
「ハ・・・・・・ハハハ。はい」
小動物みたいに可愛げのあるラティスから、横柄な言動を取られたヤマネは、あまりのギャップにより、乾いた笑いしか出させなかった。
(前にタワラさんが、初対面の相手にいきなり強さのランクを聞くのは、失礼って理由、今になって身に染みてわかるぜ)
「じゃあ、シャルルさん。ラティスと・・・・・・え~と?」
「ヤマネ フルボルトです」
「そうそうヤマネだったね。確かにサツマが呼んでた。
この二人で救援の依頼を受けるよ」
ラティスの受理の言葉に、シャルルは微笑みながら今回の依頼について詳細に書かれた羊皮紙と北東に一点だけペケマークが描かれたこの国の地図を提示した。
それらをラティスが預かる。
「では、さっさと片付けてくるよ」
床に沈んでいる、見るからに超重量型の巨大金槌を、軽々と持ち上げて扱うラティス。
「シャルル。行ってきます!!」
受付場から離れるラティス達に、シャルルはニコニコ笑いながら軽く手を振った。
「う~ん・・・・・・俺は一体・・・・・・ぐひゅっ!?」
目覚めて起き上がろうとするコモドの顔面を、ラティスが無表情のまま踏みつけの追い撃ちをかける。
「ヤマネ、これからサツマの奴を救助しに行くのか?」
ギルドの階段側で待っていたタワラが、ヤマネを呼び止める。
「はいっす! 恩人を見捨てるような真似は、したくないっ!」
「ふん、全く元気な奴だな。救援の依頼だからといって、焦ると足を掬われるぞ。
奴は、間は抜けているが、決して弱くない。きっと今頃応援をのんきに待っている所だろう。
助けに行ったはずが、慌てて選択を誤って自分も遭難しましたなんてオチでは、ミイラ取りがミイラに」
「あの、Cランク如きが、ラティスの弟子を引き留めないでくれます?
サツマがいるとこは、ユミル山脈。危険な場所だから悠長な長話をしないに越したことじゃないよね」
不躾なラティスの言葉に、タワラは、明らかに不機嫌になり咳払いをした。
「相変わらずのランク至上主義者だな貴様。まぁいい。貴様がいれば大丈夫だろう。
引き留めて悪かったな。はいこれ」
金属製のカードをラティスに、紙幣の束をヤマネに渡すタワラ。
「ギルドカード? それもヤマネの・・・・・・なんでCランクが持ってるの?
そしてなぜラティスに預ける? もうツッコミ所が多すぎてわけわかんないんだけど」
「ヤマネは、重度の金属アレルギーだ。貴様が代わりに預かっておけ。じゃあな」
「おいこんのガキンチョ。あたしの恩人であるタワラさんになんて口聞いてやがんだ。どこ出身だテメェこの野郎。
表出るか? おおっ?」
彼女をぞんざいに扱ったことによって、ヤマネは、ラティスにメンチを切るが、切られてる方の彼女は、どこ吹く風だ。
タワラに 行ってきます と伝えたヤマネは、ラティスと共に、ギルドを後にする。
大通りを進みながら、タワラ達は、会話する。
「都の外に行く前に、持ち物の準備を怠っちゃダメなんだよ。
なんか買わなきゃいけないものある?
ラティスは、できる冒険者だから、弟子がちゃんと冒険の用意ができてるか確かめることも怠らないんだよ」
「ああ、竹のつまようじと昼飯とか買うわ。
ってか、さっきから気になってるけど、弟子ってドユコト・・・・・・?」
首を傾げるラティス。
「弟子は、弟子でしょ? ヤマネは、Dランク、そしてラティスは、Bランク。
ランク下位の者は、常にランク上位の者から戦いを学ぶ。だから、ラティスが師匠でヤマネが弟子」
(あ、こいつ自分より下と判断した冒険者全員に、先輩風を吹かせなきゃ気が済まないタイプだ)
そういえば、魔物の大群が王都に襲撃した際も、この子が、初対面同然のヤマネ相手に武器強化の極意を頼んでも無いのに教えたではないか。 ※【第17話参照】
冒険者ギルドから南に位置する商店通りに寄ったヤマネ達は、それぞれ冒険に必要な物を買い揃えた。
「登山道具は、ベルディア町で買うよ。王都から持っていくとかさばるし、それにあっちの町の方が、登山道具に関しては、ここより質が高く種類が豊富だし」
「へぇ~そうなんすか」
またもや鼻で笑うラティス。
「全く君は、何も知らないんだね。やれやれ、ラティスがいるから安心すると良いよ?」
地味に苛立つヤマネ。
(何様なんだよ。見るからにあたしより若いくせに・・・・・・コイツ本当に強いのか?
ランクはBもある? 偽門番と同等の強さを有しているには、見えないが)
「で? 移動手段は、どうすんの? ラティスは、できるなら馬車に乗って楽したいんですけど」
「徒歩でいいんじゃねぇの。地図で確認するあたりベルディア町は、王都からそんな距離無いし。そもそも交通費が出るの嫌じゃん」
ラティスから地図を取り上げたヤマネが、それを広げて確認しながら提案する。
(魔物を引き寄せるあたしが、辻馬車なんて乗ろうものなら、御者や他の客達も魔物襲撃に巻き込まれるかもしれねぇ)
深く長いため息をついて明らかに嫌な顔をするラティス。
「歩きで~・・・・・・? まあ、今から急げば晩前には、ベルディアに着きそうだし。
それにラティスは、低ランクの後輩に優しいから、ヤマネの案は受け入れるんだよ。感謝してよね。
あとリーダーは、ラティスなんだから勝手に地図使っちゃダメなんだよ」
「ああ、悪い悪い。ん?」
「また君なの!? 毎度毎度無懲りずに許可無く公共の場で落書きするなんて・・・・・・駄目っ!」
「落書きでなく、魔方陣だが・・・・・・」
「魔方陣ならなおさら駄目でしょ! 雑巾を渡すから、さっさと汚した石畳を綺麗にして!」
三角帽を被ってる壮年の男が、羽飾りのバンダナを被った褐色の少女に叱られているのを、ヤマネらが流し見していた。
(マーロンのおっさんとコヨーテさんだ。今は急いでいるから無視しとこ。ってか、何やらかしたんだあのおっさん)
それから少し経って、ヤマネ達は王都の城壁正門まで進む。
ラティスは、城壁内側の番兵に都を出る理由を話した。
正門を潜るヤマネら。ラティスが黒のアフロを見つけて動揺する。
「ボンバーバンボー!? 何でSランクであろうボンバーバンボーが、門番と並んで見張りをしているの!?」
彼女の声を聞いてこちらに振り返り笑顔で対応するボンバーバンボー。
「おうラティスか、それにヤマネも。あんたにいたっては、依頼から帰ったばかりなのにまたすぐ出かけるのか? 以外にも仕事熱心でせっかち屋な所は、お揃いなんだなお前ら」
「ラティスの質問には、ちゃんと答えて!」
「悪ぃ悪ぃ。タワラに頼まれたんだよ。何か知らんが近々王都にモンスターが襲来するかもしれねぇってことで、王都の防衛をしてる」
動揺から困惑へと態度を変えるラティス。口をパクパク開閉に繰り返していた。
「Cランク如きの依頼にボンバーバンボーが従ってるって・・・・・・一体どんな袖の下を渡されたの? まさか・・・・・・脅されて? いや、ありえない。ブレイゾン騎士長やフランクさんと肩を並べるはずのボンバーバンボーが下位から脅かされることは、ありえな」
「ランクが上だからって、何でもかんでもそいつの上位互換だと思うなよ。思いあがるなよ」
早口にまくし立てるラティスを、彼が叱る。
「言っておくがタワラは、確かに魔術の火力だけ見れば、オレより低い・・・・・・それは、確かだ。
だが! 先見の明は、あいつの方が絶対に優れている! オレは、バカだからよ。
だからオレは、あいつからの依頼を受けた方が良いと思ったんだ。
都が危ないとあれば、ほっとけねぇしな。
お前は、前にランク下位の者は、ランク上位の者から学べって格言みたいに言うけどな・・・・・・逆もまた然りなんだよっ。ってか、みんな誰しも得意不得意があんだよ。だからこそみんなが力を合わせて不得意部分を補わなきゃいけねえ。
じゃねぇと、何時まで経っても得意分野すらも最大限以上発揮できないっ。わかったかガキがっ!!」
「「オオッー!!」」
ボンバーバンボーの長い演説に、ヤマネと番兵が感心して拍手をし、当のラティスは、顔を青ざめ俯く。
いつもの彼女なら、その話は、自分の意見とは反する詭弁だと断ずるだろう。
しかしその話をした相手こそが、自分の目指している指針そのものならば?
彼女は、自論と彼の意見がどっちが正しいか脳内でせめぎ合ったせいで、心労が溜まってしまったのだ。
力なく項垂れているラティスにヤマネは気づき、彼女の頭を優しく撫でた。
ボンバーバンボーもラティスの様子に気付き、ボリューム満点の髪を掻く。
(やべっ! 言い過ぎた・・・・・・子ども相手に何ムキになってんだオレ)
「行こうラティス。あたしだけじゃきっとサツマのおっさんを助けられねぇ・・・・・・あんたの力が必要だ。な?」
ヤマネの言葉に、ラティスは弱く頷く。
ボンバーバンボーに簡単な別れの挨拶を述べたヤマネは、ラティスと共に目的地へと急ぐ。
晴天の元、草原にて整地された道を進む二人。
後ろを振り返っても広大な王都が見当たらないタイミングから、ヤマネが違和感を徐々にだが生じてきたのだ。
(都からけっこう離れたが、そろそろ魔物とか襲来してもおかしくねぇぞ?)
悲しいかな。冒険者と魔物・盗賊の遭遇頻度は、例外有れど一日に一回以下、多くて二・三回程度なのだが、タロットから祟りをかけられている彼女にとっては、四六時中会敵することが、常識となってしまっている。
「なんかさ・・・・・・中々魔物とか来ねぇな。あたし達街ん外にいんのに」
目元を拳でこするラティスは、不機嫌そうに返答する。
「何? つまらない冗談はノーセンキューなんですよ。まだ出かけて全然進んでいないのにそうほいほいモンスターと出会うわけない。
それに、強い騎士や冒険者がたくさん集まる王都の近くまでわざわざくるような魔物は、バカしかいない・・・・・・その上ボンバーバンb」
「そう、ボンバーバンボーさんがニンゲンの集落前に陣取っていますから、中々ワタクシ、近づけないでいましたが・・・・・・目的の一人であるヤマネさんからお越しいただけるとは」
上空からの聞き慣れぬ声に、すぐさま臨戦態勢を取って空を仰ぐヤマネ達。
彼女達の視線先には、純白の羽毛を纏った痩せ型のドラゴンが高く飛んで、こちらを見下ろしていた。
(白いドラゴン・・・・・・デモクリじいさんが言ってた賢いタイプのドラゴンだな。
わざわざ奇襲もかけずにこちらに話しかけるんなら、あっちの狙いは一つ)
ヤマネは身体強化魔術の詠唱をしながら、自身の右背後辺りに勢いよく振り返りながら牙の剣を薙いだ。
ストゥムからもらったウィードタイガーの牙の剣。
「わざと相手の意識を上に向かせて、別の隊が下方から仕掛けるつもりだろ!!
あたしでも察せたぜ?」
ヤマネから見て左背後辺りの地面が勢いよく隆起した。
そこから現れたのは、合成獣より一回り巨躯なモグラだ。
彼女の予測は、見事当たったが攻撃は、残念な事に空振りした。
「勘が鈍ったかな・・・・・・?」
赤面しながらモグラの腹めがけて剣を突き立てるヤマネ。
刺突に成功した彼女だが、奴の体は丈夫らしく、致命傷になっていない。
「硬いな・・・・・・待てよ? お前王都侵攻の時の奴か!? 【18話参照】」
ヤマネの予測通りに、この個体は、彼女に倒された巨大モグラだ。死んだ後にタロットから強化されたせいで、ヤマネの刺突に耐えることができたのだ。
裂傷を負ってしまったそいつは、痛みに悶えながら再び彼女を丸呑みしようとする。
奴の捕食スピードは、前と比べてダントツに速くなっていた。ヤマネが対応できない速度程に。
(やっべ・・・・・・。これは避けきれな)
「モグラ退治は、やっぱり槌に限るね」
ヤマネの目の前が、巨大モグラの口内で広がったタイミングで、そいつの側頭部を、容赦なくメタルハンマーで叩き潰すラティス。
攻撃を受けた巨大モグラは、グロテクスなミンチ肉になって草原を汚した。
仲間の凄惨な最期を見た賢竜が、ドン引きする。
強い血の臭いを、ダイレクトに受けたヤマネは、吐き気を催しながらラティスに さんきゅー と感謝を述べた。
(やはり、一番厄介なのは、同胞を大量に葬った銀髪の少女ですか。しかしその得物にも弱点は、あるのです!!)
「なんとも強力な武器ですね。しかし残念ながら持ち上げて振るうのも難しそうな大きい近接武器にとって、私みたいに高所飛行できる相手には、相性が幾分か悪いようですが」
ドラゴンの挑発を聞いているラティスは、見せつける様に軽やかに何度も自分の得物を素振りする。
「ねえラティスを・・・・・・高位冒険者舐めているのです? 地の利が少し不利になっただけで手も足も出なくなる程度なら、Bランクなんてたどり着ける訳ないっ!!」
呪文も唱えず自身の身体を強化したラティスは、そのドラゴンの至近距離までジャンプしてみせた。
そのまま彼女は、持っているメタルハンマーを頭上まで振りかぶり、そして思いっきり奴の鼻頭を狙って振り下ろそうとする。
文字通り鈍器が目と鼻の先まで迫られたドラゴンだが、余裕の態度を崩さない。
「ちなみにそれの弱点は、重くて扱いづらいだけでは、無いですよ?
金属でしょうそれ」
「・・・・・・!? ラティス!!」
空を向いているヤマネが叫んだ。たった今ドラゴンを葬ろうとしているラティスの巨大金槌が、彼女ごと見えない力で明後日の方向・・・・・・南の山の麓目掛けて強力・高速で引っ張られたからだ。
ハンマーから手を離せば、この場から脱することは無かっただろうが、当の彼女は、虚を突かれてしまったせいで、その判断すらできなかったのだ。
ドラゴンが、飛ばされたラティスを見送った後に、冷ややかな視線でヤマネを見下ろす。見据える。
「分断成功!」
次に奴は、天に向かって咆哮を繰り出した。
あまりの音量に、ヤマネは呪文を詠唱しながら自分の耳を塞ぐ。
(デモクリのじいさんが言ってたな。ドラゴンの咆哮は、威嚇だけでなく・・・・・・)
彼女達のいる草原近くの丘の陰から、多種多様なドラゴン(ワイバーンなどの亜種も含む)の群れが、茂みの奥からは毒蜂と毒蛾の大群が現れたのだ。
それと同時に、ヤマネを中心とするように広範囲に白煙が現れて舞う。
(伏兵を呼ぶためのものなんだって・・・・・・っ!!)
天空の高層には、ドラゴンらが、中層には虫らが陣取って旋回している。
ワイバーン「おいなんだあの餌!? 翼を携え、驚異的な肺活量を誇る我々を前に、雲隠れだと・・・・・・?
笑わせてくれる。こんな小細工など一気に吹き飛ばしてくれよう」
嘲笑ったワイバーンの個体が、勢いよく深呼吸しようとする。
「待って! 迂闊な行動を控えて下さい!!」
賢竜の制止を、奴は無視した。
「風属性魔術『竜巻』」
煙の奥から、術名が聞こえたかと思えば、白煙の上空に渦巻く強い風が吹き荒れた。
その魔力の暴風は、中層に舞う毒虫らをドラゴンらが旋回している上部めがけて巻き上げて吹き飛ばす。
ワイバーンは、おもいっきり息を吸い込んだため、こちらに流れ込んできた大量の毒虫を誤って飲んでしまったのだ。
猛毒を摂取してしまった奴は、喉と胃の激痛に眩暈に苦しんで咳き込んだ。
他のドラゴンの個体も、毒蛾らの鱗粉が辺りに舞い散っているので、標的であるヤマネめがけてうかつに近づけないでいる。
「ゲホッゲホッ!! よくも舐めた真似をしてくれやがったなあああぁあああああっ!!
あの餌がぁああっ!!」
激高したワイバーンは、その両目を血走らせながら両翼を力強くはためかせた。
先程の竜巻よりも倍近い風量と威力を有する突風が降り注ぎ、鱗粉と白煙を晴らしたのだ。
そこから、ヤマネの姿は、・・・・・・見えなかった。
「なんだぁっ!? 何時の間に煙の外から脱したんだぁあっ? 女神の奴からは、餌は、空間移動系の魔術は、使えないって言ったはずだよな。 ってことは、カメレオンみたいに迷彩の術でも使ったのか?」
早口にまくし立てるワイバーンに、賢竜は、 落ち着いて下さい となだめる。
「難しく考えないでください。貴方の求める答えは、単純ではっきり分かりやすいところにぶら下がってますよ」
「インテリだからって、わいらをバカにすんなよ。答えってなんだ!!」
焦るワイバーンに、賢竜は、目で教える。
奴の視線先には、巨大モグラの死体とそいつが先程掘った大穴があった。
※もちろん白煙の上空に発生した竜巻は、ヤマネが発動した魔術です。




