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断片の断片 <詩>

作者: 壱宮 なごみ
掲載日:2021/01/02

朝日が昇る

しっとりと冷えた白い世界に

ラメが入る


朝日を拝む

まるで世界がリセットされたみたいで

すこし笑う


朝日が滲む

まばたきを重ねた私の網膜は

露とともに


こんなに心が軋むのは

氷柱(つらら)が刺さったせいかしら

かじかむ指を温めようと

不馴れなブラック缶コーヒー


カシミヤがあごをくすぐって

風の中には細やかな(ひかり)

辿れば君がいるのでしょう

甘酒に舌を困らせながら


そっちがいいなとワガママ言って

その指の熱をくれるのでしょう


どーしようかなとイジワル言って

今日のはじまりを想うのでしょう

声をかけてほしい

声を出してほしい

手を握って

手を差し出して

手を伸ばして

ことばだけでも寄り添って


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― 新着の感想 ―
[一言] 深々とした雰囲気の中新年を厳かに迎える。 ほのかに香る恋の匂いが素敵です。
2021/01/03 10:07 退会済み
管理
[良い点] 新年早々の素敵な詩に、心が清められました。 冷たい空気と指先の熱を感じる…… 壱宮さんの詩、やはり素敵。(←心の中で『いい!!!!』しか浮かばないのです)
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