表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔理  作者: 新戸kan
あなたとのひびと

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/301

きみにきめた

 出発してから2日目。今日は昨日と様子が違っていた。

 クキョさんがきょろきょろと辺りを見回し、何かを探している。クマさんも同じようにしている。

 まさか、迷った?…なんだぁ、私と一緒!


 しかし、それは間違いだった。

 何故なら私が『ソレ』を最初に見つけてしまったから…。


 地面を這うようにゆっくりと動いているどろどろとした液体。いや液体かどうかも分からないソレは、意思を持つ生き物の様に思えた。ソレが通った後の植物は枯れかかっているかのように萎れていた。


「な、何…?何なの?」

 私はソレを見て後退りする。だが、クキョさんは何故か嬉しそうだった。

「お、出たな。ソイツがマモノだ」

 これがマモノ?!なんかぬるぬるしたものが不気味に動いているけど…。スライ〇みたいな。

 なんでわざわざマモノを見つけたんだろうと思っていると…。

「よし、行け!ナタカ!」

 とか、クキョさんがわけわからないことを言い出した。しかもどこかで見たことあるような指差しをして。


 いやいや、無理でしょ?!武器持ってないし、何より魔力ないし?!

 慌てる私を見て、クキョさんは袋からあるものを取り出した。

「ほら、これ使え」

 私に向かって放り投げられたソレを受け取る。

 これは…、刀!私の。クキョさんが持ってたんだ。

 でも、ぬるぬるしたものを刀で切れるわけが…。


「大丈夫だ!子供でも勝てる相手だ」

「ん。ナタカは、やれば、デキる子」

 そう言いつつ、二人は観戦モードに入る。手を貸してくれる気は全くないらしい。

 こうなったらやるしかないの…?

 私は刀を抜き、構える。スラ〇ムはゆっくりとした動きだがこちらへと向かって来ていた。

 相手の挙動が全然分からない…。かと言って先手を許すのは得策ではない。

 初めて戦う異形のものを前にあれやこれやと考えるも答えは出ず、半ば自棄気味で覚悟を決め、一歩踏み出し斬りかかった!

 しかし、やはりというかス〇イムの魔力で刃が弾かれてしまう。諦めずもう一撃を繰り出そうとしたとき、〇ライムが素早く動き体にまとわりついてきた。

 何とかして体から引き離そうとするが、魔力のせいかそれともその体のせいか、うまくつかめない。心なしか、息苦しくなってきた…。


 こ、このままじゃ、私…。たすけ、て……クキョさ……。




「いやぁあああああああああああああああああ!?」


 私の声が森の中に響き渡る。


「服がぁ、服がぁあああああああああああああ!!!」


 溶かされてるぅうううううううう。嘘っ、このままじゃ森の中で裸に?!

 体を必死に動かし逃れようとするが無理だった…。


「たーーすーーーけーーーてーーーーーーーー(泣)」


 その後、クキョさんが助けてくれたが、謎の光線で隠される部位にしか、服は残ってなかった…。



「ぐすっ、ぐす…。もうおウチ帰る…」

 半べそ状態である。なんで早く助けてくれなかったのとクキョさんを責める。

「いやぁ、やっぱ無理だったか。ハハッ」

 レイセさんの真似をしているが、それが余計に腹が立つ。

「どうずるんでうか…。ふぐ、ふぐがぁああ」

 もうお嫁にいけないかもしれない。

「大丈夫だ!そのためのオマエの荷物だ!」

 そう言って、私の荷物から服を取り出した。

 え?もしかして……まさか、中身は全部…?

「こんなこともあろうかと、ってやつだ」

 いや、絶対嘘だ。計画通りだ。



 後で何故服だけを溶かされたのかクマさんに聞いてみた。

 マモノは魔力で体を維持しているらしく、魔力のこもった服だけを溶かし吸収していたということだ。

 魔力のない私の体には興味ないのね…。

 それと子供でも勝てるという話は本当らしい…。私ェ…。


 ちなみにクマさんは私がぐずっている間、ずっとスライムの死骸をツンツンしていた。



 着替えを済ませ、気持ちを落ち着かせる。気持ちは何とか落ち着いたのだが心に負った傷は癒えなかった。

 そこへクキョさんが近づいてきて私の肩にポンっと手をのせる。謝罪の言葉でも述べるのだろうかと思っていたが、すごくいい笑顔で…。


「次、行くか!」


 その後いろいろなマモノと戦わされました…。



「服が脱がされるぅうううううううううう」



「服だけ燃やされて炭にぃいいいいいい」



「服を食べちゃ、らめぇええええええええええ」



「服が、服がぁああああああああああああ(ム〇カ並感)」


 たくさんの服が見るも無残な姿へと変わっていったのでした。


 本当にお嫁にいけないかもしれない。


画像も張らずに小説ageとな!?

誰かzipでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ