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綱渡りの準備



 バイトをキャンセルした。専門知識を必要とする出来高制の内容で、納期には融通が利いた。

 各種栄養補給の為のサプリメントを大量に買い込む。元々食事にそこまで拘らないタイプだ。カロリーバーと組み合わせればそれで問題ない。

 長期間身体を動かさない事による身体機能の低下を防ぐ為、専門性の高い医療器具を入手した。問題は内臓機能の方までは補えないと言う事。


 最後に、ネットワークサービスのプランに関して担当者と話し合う。グレードダウンの為だ。

 没入型端末は使用時間を監視されている。余りに常軌を逸した長時間ダイヴし続けていると利用が制限される。

 各種ダイヴに関しての安全性が確立されて半世紀程経つ筈だが、これは変わらない。かつては社会問題にもなった内容だからだ。

 しかし遣りようはあった。端末とユーザーのIDをそれぞれ複数準備するだけで誤魔化せる。

 使用実態を把握するのは管理会社にとって非常に大きな手間だった。進んで馬鹿をやる人間の為に人件費を掛けたい会社など存在しない。


 「髪、伸びたな」


 ユウセイはベッドに腰掛けたまま髪を掻き上げた。

 レトロなゲーム雑誌が転がっている。昨今、紙媒体なんてとても流行らないが、こういった大昔の雑誌を所有しているのが一種のステータスになったりもしている。


 「相変わらず馬鹿だぜ、俺も」


 独り言が続く。これは没入型端末に由来する様々な病気……大半はメディアがこじ付け気味になすり付けた病気が殆どだが……それを軽減する為の物である。



 ゲームで俺達は自分以外の誰かになる。そうすると、自分が誰か分からなくなったりもする物だ。

 ゲーム如きに何を、と言う人間も居るが、元々人間の理性や自己認知なんて酷く曖昧だ。

 自分の中の情報を口に出してハッキリさせる。これが中々有効だった。


 裏を返せばユウセイは、少し自分を見失いかけている。しかもその自覚があった。


 「ジョナス、出てくれ」


 コンタクトヴィジョンを起動する。繋ぐ相手はジョナサン・リッジ。

 ほどなくして彼のアバターがぴょこんと姿を現す。四頭身にデフォルメされた金髪の男。


 『ようユウセイ、そろそろ寝る所だったんだ。良いタイミングだな。

  で、“山籠り”の準備は?』

 「ハハハ、万全だぜ」


 ジョナサンは大きな欠伸をしていた。時刻は午後3時前。寝るには微妙な時間だが。


 『お前も中々やるねぇ。山籠りなんて何年ぶりだよ』


 山籠りと言うのは仲間内で使っているスラングのような物だ。

 今正に、ゲームの為に閉じこもる準備をしているユウセイの状態の事を言う。

 昔はそれなりの頻度でやった物だ。今やゲームは市民権を得ている。没入型端末は娯楽は勿論、医療分野や各種訓練でも広く取り入れられている重要な物だ。

 様々なゲームイベント、国際大会、それらの前には山籠り。健康的ではないが、何よりも楽しかった。


 「今更一人用ゲームにここまで入れ込むなんて思って無かった」

 『良いんじゃねぇの? お前は何だかんだやる事やってるし』

 「教授には上手く誤魔化しといてくれよ。一応自己履修届を出しといたけど」

 『わーってるよ。あぁそうだ、ダイヴ関係の項目に“機能訓練の為”って書いとくと審査が甘くなるらしいぜ。最近大学側の制度が変わったんだと』

 「あぁ、やっといた」

 『抜かりねぇな。ログ消しとけよ』

 「それも問題ない」

 『…………』


 ジョナサンのアバターが腕組みして頭を捻る。相変わらずのオーバーアクションだ。


 『ユウセイ、お前ダイヴ症候群じゃないか?』

 「今更だろ。俺達多かれ少なかれ、皆イカれてる。一年とちょっと前にお前が山籠りした時なんて……」

 『今のはジョークじゃないんだぜ』

 「ジョナス?」

 『お前、悪い所だぞそれ。お前は時々リアルもロールプレイで乗り切ろうとするからな』

 「理性的な演技と言ってくれ」

 『まぁ良い。お前の人生だ。何が大事かはお前が決める事だもんな。

  安心しとけ、俺達の鋼鉄のルールだ。お前がマジでくたばりそうになったらお前の家の端末をぶっ壊しに行ってやる』

 「頼もしいなオイ。その時はバックアップを取ってからにしてくれよ」

 『あぁ任せろ。お前の大事なエロ本とかは特に丁重に扱うからな。

  ……山籠りが終わったらレポートを提出したまえユウセイ君。

  特に私は身長150のボインちゃんと175のボンッキュッボンのお姉様に興味深々だ。良いね?』

 「よく覚えてるな、ジョナス」


 ゲラゲラ笑うジョナサンと、ブレイクダンスを披露する彼のアバター。

 ユウセイも腹を抱えて笑い、コンVを切断した。


 「ゲームか。……ゲームだな」


 ユウセイはベッドの上、足を投げ出して掌を見詰める。

 壁に凭れ掛かった背中が妙に熱い。何かに不安を感じているのか。


 ジョナサン、もしもの時は頼んだぜ。


 イオは意図的に口端を吊り上げ、歯を剥き出しにした。獣のような笑い方だった。


 「楽しもうぜ、イオ・200……!」



――



 ――シタルスキア統一歴266年。6月17日、PM02:33分

 ――カラフ大陸東部、オクサヌーン・シーサイドストリート


 作戦ID、イオ・200



 プラチナブロンドの美女が目の前で腕組みしている。

 背まで届く長髪だ。それを一纏めにしている。身体の線は細く、指も綺麗な物で、軍服は着ているがとても似合っていなかった。


 見覚えがある。誰だったか。


 「イオ軍曹、もう直ぐ広報チームのスタイリストが着く。貴方のメイクが終わる頃にはカメラマンの準備も出来る筈よ。

  海を背景に一枚。巡洋艦“クリップス”を背景に一枚。後はオクサヌーン脱出前の市民と一緒に一枚。

  貴方が協力的であればあっという間に終わるわ」


 イオは頭を振った。

 オクサヌーンは正念場の筈だ。前回、シンクレアが主導した大規模反攻作戦でかなりの時間を稼いだ筈だが、ウィードランがその程度でへこたれる筈も無い。


 まだこんな事をやっているのか、カラフ方面軍は。


 「(ゴブレット、オクサヌーンはどうなってる?)」

 『オクサヌーンは現在小康状態にあります。

  カラフ方面軍は民間人の脱出の最終段階、ウィードランは軍の再編成の為に時間を必要としています』

 「(カラフ・ウィルスに関しては)」

 『目立った情報はありません。

  サロル・バンカーから回収したデータは関係者やスポンサー等の情報が抹消されていました。

  追跡は可能ですが、膨大なリソースと時間が必要です』


 それはリーパーがやるだろう。

 イオは舌打ちした。気合を入れてダイヴしてみたら肩透かしを食らった。


 「また貴方はそういう態度を取る」

 「……?」

 「男って皆そうね。命を懸けて戦っているから、自分は偉いと勘違いしてる。

  命令を無視しても、私の事を鼻で笑って陰口を叩いても、それが当たり前って顔をしてる」

 「男だけが命を懸けてる訳じゃ無い。アンタの良く分からんヒステリーに巻き込まないでくれ」

 「随分なお言葉で。軍曹、貴方も軍人だったら私の階級章に敬意を払ったらどう?」


 プラチナブロンドの美女は中尉の階級章を指し示した。

 イオのアバターが勝手に動いて見事な敬礼をしてみせる。それがまた、彼女には気に入らなかったようだ。


 「最悪ね。貴方みたいな生意気な年下、泣かせてやりたくなるわ」

 「アンタの主義主張や、どういう感想を持っているかに興味は無い。

  早く仕事を終わらせろ」

 「準備が整うまで待っていなさいよ」

 「スタッフ! そこのお前!」


 イオは中尉を無視して機材を準備しているスタッフを呼んだ。

 胸にカメラを掛けている。これで十分だろう。


 「構えてくれ」

 「え?」

 「カメラだ。構えろ」

 「あ、はぁ」

 「ちょっと軍曹?」


 そのスタッフは存外素直にイオに従った。中尉が眉を吊り上げる。

 その手を掴んで無理矢理並ばせる。


 「い、痛いわ、離して」

 「中尉殿、今オクサヌーンで“戦うつもりがない”と公言してるのはアンタくらいだ」

 「何よ、何の話?」

 「他のスタッフを見ろ。広報チームのアシスタントですら武器を携帯してる。

  拳銃一つ身に帯びてないのはアンタだけだ。泥まみれになってトカゲと撃ち合うなんて、自分には関係が無いと思ってるんだろう」


 中尉はイオを振り払おうとするが、フィジカルのステータスが違い過ぎる。


 「これで構わない、撮ってくれ」

 「ちょ、止めなさい。撮影は中止よ!」

 「中尉、陰口がなんだとか言っていたな。

  ……誰もアンタを認めはしないだろうよ」


 結局、そのスタッフはイオに言われるまま二枚、撮影を行った。


 一枚目は睨み合うイオと中尉。二枚目は中尉に張り手を食らわせられるイオ。

 イオは殴られた頬を気にもせず踵を返す。


 「これで良いな。車を借りるぞ」

 「良い訳無いでしょう!」

 「後は好きにやってくれ」

 「イオ軍曹!」


 半ば強奪するような形で広報チームの車を借りる。


 しかし何処へ向かえば良いのかは分からない。行動の指針が必要だ。

 今はイベント進行はどうなってる?


 「ゴブレット、車を動かしてくれ」

 『了解。何処へ向かいましょう』

 「何処へ向かえば良い? 今すべき事は?」

 『クルーク・マッギャバンに不審な動きがあります』

 「ならそこだ」



――



 謎のボロ屋だ。どういった伝手で此処が準備されたのかは知らない。元は図書館だったのだろうか。

 周辺と比べて明らかに古い造りでしかも薄暗い。近くにあるのは大昔の資料室くらいでお化け屋敷と言われてもしっくりくる。


 市民の多くが脱出した今使う者の居なくなった建築物の一つであり、それらは軍が順次接収、防衛拠点化を進めている。

 ここもその内の一つだが、戦術的に無意味と判断された箇所だそうだ。


 前を歩くカーライルは何だかばつが悪そうだった。


 「あーその、軍曹」

 「何だ伍長」

 「軍曹を案内して良いとは、言われてないんですよ」

 「だろうな。怒っていたからな、少尉は」


 カーライル達工兵三人組はオクサヌーンに到着してからも原隊復帰や再編成命令を受けなかった。

 理由は複数ある。カーライルが感染者である事。3552やイオと深く関わっている事。

 誰も、面倒なリスクを負いたがらない。そしていつしか誰もその事を気にしなくなった。


 それを良い事に今でも3552の支援部隊として振舞っている。良い奴等だった、カーライル達三羽烏は。


 乗り掛かった舟を降りる事も出来ただろうに。


 「まぁ、先に伝えて置きたい事は……。

  俺としては、少尉が間違った判断をしてるとは思わないって事です。

  ついでに言えば、俺が気付いた時にはもう全て遅かった」

 「ふぅん?」


 カーライルの案内で辿り着いた図書館管理室には金属のプレートが打ち付けられていて、そこにはクルーク少尉の筆跡と思われる殴り書きがあった。



 ――サロモア及びカラフ方面軍、若年者戦術勉強会 本部



 「サロモア?」

 「義勇兵団ですよ、アウダーの。

  サロモアレミガン義勇兵。カラフ大陸失陥の危機に、軍に志願した若年層の寄せ集めです。立場としちゃ少年兵と大差ない」

 「何故こんなタイミングでカラフに渡って来た?」

 「お偉方の面子と体裁の為でしょうな。カラフはもう持ち堪えられませんが、それでも見殺しにしたとあっちゃ言い訳が出来ない。アウダー方面軍は内容はともかく、カラフに援軍を送る義務があった。その内の一つがサロモアです。

  ……それに、若いのが国家に身を捧げる様は、良いプロパガンダになる」

 「ムカつく話だ。少尉との繋がりは?」

 「さぁ? サロモアの指揮官はクルーク少尉の親戚筋だとか何とかで。

  自分も詳しくは」


 カーライルは管理室の扉をノックする。


 「少尉、カーライルです。軍曹をご案内しました」

 『……良いぞ、入れ』


 扉が開かれる。そう広くも無い部屋だが椅子や机は高級品だった。

 そして所狭しと置かれている機材。何処から手に入れたのか、どれもこれも打痕、修繕の痕跡等があり、見るからに中古品だ。


 そして管理者デスクに踏ん反り返っているクルーク・マッギャバン。その周囲を取り巻く少年兵達。

 パックス、ショーティ、シェリル。いつもの面子だ。

 パックスが「見つかっちゃった」とばかりに天を仰いだ。


 「ようこそ軍曹、3552の新たなアジトへ」


 クルークは人形の如き美貌を意地悪く歪ませながら金の癖毛を弄んでいる。


 「まぁ、良い頃合いだと思っていたのだ、軍曹。そろそろここを教えてやらなければと」

 「ふん? 少尉、ここは何のための場所だ?

  アンタがおままごとで満足する訳が無いのは知っている。馬鹿正直に戦術のお勉強をしている訳じゃないだろう」

 「なに、貴官が自身に出来る事に邁進しているように、私も私に出来る事をしているだけだ」

 「つまり?」


 少尉は口元で手を組み、勿体ぶっている。逆光が影を作り彼女の表情を隠す。


 「ここ、若年者戦術勉強会本部は詰まる所……通信基地さ。

  各地の少年兵部隊と密に連絡を取る為の」

 「……成程」

 「軍曹、貴官は港を奪い返し、船を用意した。どのようなコネクションを用いたのか知らないが世論に働きかける政治家まで。

  だが結局、それだけでは間に合わない」


 イオは手近な椅子を引き、どかりと座り込む。クルークのご高説を拝聴する為だ。


 「カラフ大陸撤退の最終段階だ。前回の反攻作戦は確かに時間を稼いだが、混乱も齎した。

  オクサヌーン司令部の運営能力は限界を迎えている」

 「そうは見えなかった」

 「現場の将校達が必死に踏み止まっているだけだ。だが補給の滞りや誤配は当たり前、もう何日間も命令が更新されない前線部隊すらある。

  その中で多くの少年兵部隊は捨て置かれている」

 「3552もって訳か?」

 「その通り。

  一時期はあれほどちやほやされた我々だが、人々が飽きればそんな物だ。

  だが我々は以前より自由に行動できるようになった」


 自慢げに言うクルーク。ちらりと横のカーライルを見遣れば肩を竦めていた。


 小声でこそこそ言うカーライル。


 「実際、大したモンです。我らのお姫様は。

  特別カリキュラムを受けた強化兵ってのは伊達じゃない」

 「聞こえているぞ伍長。私はお姫様呼ばわりは好きではない」


 カーライルは背筋を伸ばした。


 「はっ! 失礼致しました!」

 「兎に角」


 クルークはデスクに足を乗せて腕組みして見せる。


 「少年兵部隊などハイキングクラブと変わりはない。自分達で撤退を判断する知識や経験は無いし、上位部隊の命令を無視する勇気も無いだろう。

  我々が上手いやり方を教えてやるのさ。ユアリス准将には内緒で。

  戦術勉強会なんて名前は、その為の隠れ蓑だ」


 ふーむ、とイオは唸った。

 出来る物かな、そんなに上手く。クルーク・マッギャバンにそれ程の手管やコネクションが隠されていたとは。


 「よく……出来たな、そんな事が」


 ゲーム内のイベントを考察し過ぎても無駄か。

 或いはこれが、ゴブレットがクルークに期待する理由の一つなのかも知れない。


 「私がオクサヌーンで遊んでいた訳で無い事は知っているだろう?

  メディア相手にニコニコと手を振っていたのは無駄では無かった」

 「降参だ少尉。俺の負けだ。アンタは……大した指揮官だ」

 「今更気付いたのか? 軍曹」

 「勘弁してくれ。それで、俺は何をすれば良い」


 ふっふーん、と少尉は鼻高々なままで言った。


 「何も無い。貴官は暫く黙って見ていればいいのだ。我々の手並みを」

 「……嫌われたモンだな」


 言いながらイオは立ち上がる。これまた肩透かしを食らった気分だ。

 激しいドンパチがあるかと思ったが、このままじゃ折角の“山籠り”の準備が無駄になる。


 フリーミッションに勤しむか。そう思っているとクルークが途端に慌て始める。


 「お、おい。待て、誤解するな。貴官を嫌う筈がない」

 「そうか、そりゃ安心だ。俺が必要になったら呼んでくれ」


 シェリルがクルークに耳打ちする。小声で話しているつもりだろうが丸聞こえだ。

 多分にからかいの含まれた声音。明らかにクルークで遊んでいる。


 「隊長、軍曹が怒っちゃったわよ」

 「そんなつもりは無かった」


 ショーティが真剣な様子でシェリルに加勢する。


 「分かってるよ。ほらっ、早く引き留めろって」

 「あー、あー、思い出した、思い出したぞ軍曹。ちょっとした仕事がある」

 「ハハハ、大した事じゃないなら、トカゲ狩りを優先するさ」


 カーライルが肘で突っついてくる。


 「大人げない。からかうのも大概に」

 「ん……む……」

 「すまない、“ちょっとした”と言うのは過小な表現だった。

  我々の同志となってくれた少年兵達を励ます為、貴官には私の構築した秘密回線を使って彼等と話して貰いたい。

  何せ貴官は……我々のヒーローだからな」


 おほん、とわざとらしく咳払いするクルーク。


 聡明な少女だが対人関係の経験が少ないのはこれまでのコミュニケーションで把握している。

 天才肌でもあるせいか人の感情の機微に疎い。面白みのあるキャラクターだ。


 パックスがクルークを補助するように言い募った。


 「えぇと、軍曹。なんて言うか……。

  俺達には軍曹や伍長達が居てくれました。でも他の奴らはそうじゃなかった。

  軍曹とちょっとでも話せたら、アイツらもまだ諦めないでいられると思うんです」


 イオは思わず苦笑した。


 「これじゃ俺が駄々をこねてるみたいだな。

  分かった、コマンダー。詳細な作戦指示をくれ」


 クルーク達少年兵は、シェリルを除いて安心したようににこりと笑った。


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― 新着の感想 ―
[一言] リアルとゲームの境目が不穏になってきた所で、本気でゲームをやるって選択肢取ってきたのは熱い 大抵そのまま巻き込まれがちだけど、不穏さも飲み込んでゲームとして割り切って覚悟決めるのは良い
[気になる点] シェリルってミシェルの誤字でしたっけ?どこかでそんな感想のやり取りを見たような…。 この話には4箇所残っています。
[良い点] 名前付きになった中尉がモブじゃなくちゃんと人格設定されてるとこ ちゃんとお花畑じゃなく戦場にいること認識できればいいね [気になる点] シェリルが笑わない理由が気になります [一言] ジョ…
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