ラグビーW杯日本開催ににおける1にわかファンのおばちゃんのねえねえ聞いてよなお話・続くの・・か
負けた~~~~!
おばちゃんの楽しみが~~~~~~!
3-26ノーサイド。日本が負けた・・・。悲しい・・・。
おばちゃんは今日も呆れる長老に上の空でお休みと返事してテレビの前で陣取った。
独り占めだ。
そう、独り占め。ラグビー旦那は、ラグビー部のOB会でラグビー観戦をしている。
旦那が公の場で観戦すると必ず応援するチームが負けるから止めろと止めたが決行しやがった。
地域の運動会の役員で疲れている愛妻をタクシー代わりに使って。
それ見ろ負けたじゃあないか!
日本代表と日本国民に土下座して謝れ下さい。
優勝2回の経験がある南アフリカ。前半から容赦なく全力で当ってくる。
ガツガツと音が聞こえてきそうな当たりは、身長体重のフィジカルで大きく劣る日本に遠慮無く続けられた。
もう汗だくの必死な形相で、前回大会の悪夢が彼等を焚き付けているようだ。
W杯の仮はW杯で返す。
ここまで満身創痍でやってきた日本代表に疲れは隠せない様子。
おばちゃんはやきもきしながら見守った。
先制点が入った瞬間、おばちゃんは負けると思った。
スクラムが押し負けている。松島の足は止められ、リーチは仕事が出来ない。
福岡君に至っては何処にいるんだ?
これは駄目だ。
南アフリカの対日本の策は全てハマっている。全体的に日本は身動きが出来ない。
前半、ボールの保有率は日本が上回っているが、敵陣地内に入っても点を入れるまでの道が全てカットされている。
相手の反則が無ければ前半終了間際にも点が入っていた。
そう、今回の南アフリカは反則などのミスが多かった。それは踏ん張った日本のプレッシャーもあるけれど、大部分は日本が仕出かす『何か』の幻影に南アフリカが自分からハマっていたのでは無いかなと勝手に思っている。おばちゃんだから。
普段ミスをしない選手までミスを犯している。結構な場面で。それもセルフカバーできる地力があるから日本は隙を突くこともさせてもらえないけれど?
特に南アフリカのちっちゃいにーちゃんズのスクラムハーフはやらかしてくれた。
流君にびったりくっついて邪魔してくれるわ、でっかいリーチにタックルかまして邪魔してくれるわその他多数やらかしてくれた。
アイツ反則してくんないかなあ、とぼやくほど際際のプレーでも悉く日本に仕事をさせてくれなかった。
まあ、結果的に予想通り負けちゃったんだよね。
迎えに行ったラグビー旦那は欲を出してなんで中島は顎を上げたんだあれが無ければなんて煩いから、
「スコットランドに勝ったことが最高に嬉しかったて言ってたのに、負けると(南アフリカが今回の大会は優勝すると予想してた=日本が勝てるわけ無い)何でとぐちぐち言うから、勝てないと分かってたはずなのになんで欲を出すかな」と突っついた。
「それよりも、ノーサイドで相手を讃えたら、次に勝つためのデータをこの先へ繋ぐために精査するのが建設的なんじゃ無い?」
とダメ出ししたら、しゅんとしてた酔っ払い。
ゲームが終わったらノーサイドじゃーん。
精々仕事頑張って嫁を花園まで連れてけ?サンウルブスの試合を観せてやるって言ったよね?聞いたよこの耳で!連休明けからしっかり働いてくれたまえ。
これで4強が揃った。順当でも予想外でもあるけれど、予想外の一因は日本代表が作ったんだぜと、皆学校や職場で言ってくれると良いな。
おばちゃんでも楽しめるスポーツ・ラグビー!
学校の廊下で遊んで注意されたり、父ちゃんにパスを強請ったりする子がいるって聞いたら、泣くおっちゃんたちがいるんだよ。
知らなかった女子~ズが興味を持ってくれた。かっこいい人が他国のチームに居た。それだけでもいい。
興味を持ってテレビを見たり、スタジアムに行ったりしてくれたら、漏れなく暑苦しいおっちゃんたちの噎び嬉し泣きが見られます。知らんけど。要らんけど。
ただ、青年よ。改めて言うけれど、ラグビー観戦に有り得ない程清楚系のオシャレをした、ルール解説をしても愛想の受け答えに終始する女子に脈は無いよ?初デートにスポーツに興味の無い女子をラグビー観戦に連れてくるのは無謀だと思う。
結婚前のおばちゃんが全く野球に興味ないのにいきなり球場に連れて行かれた。熱く語る相手は、自分の好きな野球を好きになって欲しい一念だったのだろうが、逆効果だったと言わざるを得ない。
未だにおばちゃんは野球が好きでは無い。
何故なら、天敵の実兄が巨人好きだから。
スポーツ観戦自体も時間拘束が長くて嫌だったが、ラグビーに関しては全く関係なかった。
ラグビーにはドラマがある。
ラグビーにはそれに関わった人々の人生がある。
萌えるじゃなくて燃える!
ノーサイドの後、レメキが子供達を抱えて泣いていた。
全てを犠牲にと言う言葉にはこの子達も含まれている。
でも彼等彼女たちはパパが好きだ。
リーチの娘ちゃんは、ポスター(?)撮影の時にパパに近づくメイクさんを遠ざけたくて間に入ってパパのユニフォームのパンツの裾を直している。パパが大好きだ。
家に居ないパパを大好きでいられるようにしてくれているのはママ達だ。
彼女たちは夫の留守を守るだけでは無いそれはそれは大変な大仕事を成し遂げていた。
今回の大会。MVPはママ達と、大会を支えた全ての日本人が受け取るべきだとおばちゃんは思う。
被災しても続けたボランティア。台風の後も会場を徹夜で復旧した2000人の関係者。
各国の選手をサポートした地域の方々。
カメラのフレームの外にいる人達に拍手を!
釜石で中止になったカナダ戦を再び招待しようと言う動きがあるとか無いとか?もしあるのならば、是非見に行きたい。きっと再びドラマが見られると思うから。
これから、残り3試合。3決入れたら4試合かな?閉会式までがW杯です。
観るぞ~~~~~!
まだまだ終わってませんよ?
閉会式までがW杯です(笑い)
こんなおばちゃんの駄文でラグビーが好きにならなくても、興味を持ってくれる人がいれば良いなあ。
読んでいただき感謝感激!